このページではごまさばのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ごまさばのカロリーは131kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ニッスイ
ごまさばの可食部100gあたりのカロリーは、131kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中824位です。これは多い順にすると上位51%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでごまさばのカロリーを評価すると、296件中128位です。これは上位から43%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 131Kcal |
全体での評価 | 824位 / 1592件中(上位51%…平均的) |
「魚」ジャンル内での評価 | 128位 / 296件中(上位43%…平均的) |
ごまさばはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜごまさばのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
「ごまさば」のカロリーは平均的な理由
「ごまさば」は、可食部100gあたり131kcalのカロリーを持ち、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。この評価がなされる理由について、以下の栄養データを参考に考察してみましょう。
糖質:かなり低い
「ごまさば」は可食部100gあたり4.5gの糖質を含んでいます。この値は他の食材と比較してかなり低いと言えます。糖質が低い食材は、血糖値の急激な上昇を抑える効果があります。また、糖質制限を行っている方にも適している食材とされています。
食物繊維:無し
「ごまさば」には可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は便通を促進し、腸内環境を整える効果があります。そのため、食物繊維が少ない食材は、腸内環境の改善にはあまり効果が期待できません。
タンパク質:多い
「ごまさば」は可食部100gあたり23gのタンパク質を含んでいます。この値は他の食材と比較して多いと言えます。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に重要な栄養素であり、食事において適切な量を摂取することが必要です。その点で、「ごまさば」はタンパク質を豊富に含む食材と言えます。
脂質:普通
「ごまさば」は可食部100gあたり5.1gの脂質を含んでいます。この値は他の食材と比較して普通と言えます。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。そのため、適度な脂質摂取が求められます。
以上の栄養データを考慮すると、「ごまさば」のカロリーが平均的と評価される理由が明らかになります。糖質が低く、タンパク質が多く含まれている一方で、食物繊維は無く脂質は普通というバランスの取れた栄養素の組み合わせが、「ごまさば」のカロリーを平均的と位置付ける要素となっています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ごまさば」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.5g | 4 | 18kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 23.0g | 4 | 92kcal |
脂質 | 5.1g | 9 | 45.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ごまさば」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、92kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ごまさばは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ごまさばは、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも特に健康に良いとされる「ごまさば」。その糖質量はたったの4.5gと、低糖質ダイエットには最適な食材と言えます。ごまさばは、そのまま食べても美味しいですし、さまざまな料理にも活用することができます。その効果的な使い方についてご紹介します。
ごまさばの糖質量はたったの4.5g
ごまさばは、糖質量がたったの4.5gと非常に低いです。これは、低糖質ダイエットを実践している方にとっては朗報ですね。糖質制限をしていると、ごはんやパンなどの主食を控える必要がありますが、ごまさばを摂取することで、おいしさを味わいながらも糖質摂取量を抑えることができます。
ごまさばは栄養価も高い
ごまさばは、糖質だけでなく、栄養価も非常に高い食材です。特に、EPAやDHAといった不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、脳や心臓の健康に良いとされています。また、ビタミンB12や鉄分も豊富に含まれており、貧血予防や疲労回復にも効果的です。低糖質ダイエットをする際には、栄養バランスも考慮しなければなりませんが、ごまさばは栄養価も高いため、安心して摂取することができます。
ごまさばの効果的な使い方
ごまさばは、そのまま食べても美味しいですが、さまざまな料理にも活用することができます。例えば、サラダやおにぎり、お刺身として食べることもできますし、煮物や焼き物にしても美味しくいただけます。また、ごまさばは加熱調理しても栄養価が損なわれにくいため、煮干しや鯖缶と比べても栄養価が高いと言えます。
まとめ
ごまさばは、糖質量がたったの4.5gと低糖質ダイエットには最適な食材です。また、栄養価も高く、EPAやDHA、ビタミンB12、鉄分などが豊富に含まれています。そのまま食べるだけでなく、さまざまな料理に活用することもできます。低糖質ダイエットを実践している方には、ぜひごまさばを取り入れてみてください。健康的なダイエットをサポートしてくれることでしょう。
ごまさばは、低脂質ダイエットに使える!?
ごまさばは、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも、ごまさばは低脂質であることが知られています。脂質の量はたったの5.1gということで、低脂質ダイエットには向いていると言えるでしょう。
ごまさばは低脂質ダイエットに不向き?
しかし、ごまさばは低脂質ダイエットにどちらかというと不向きとも言えます。なぜなら、ごまさばには他の魚に比べて多くのカロリーが含まれているからです。脂質の量が控えめであっても、カロリーが高いとダイエットには向かないことがあります。
ごまさばの栄養価
ごまさばには、タウリンやDHA、EPAなどの栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は、脂質の代謝を促進したり、血液の循環を改善したりする効果があります。また、ごまさばにはたんぱく質やビタミンB群も含まれており、健康維持に役立つと言われています。
ごまさばを食べる際の注意点
ごまさばを低脂質ダイエットに取り入れる際には、以下の点に注意する必要があります。
まず、ごまさばを調理する際には、油を使わずに焼くか蒸すなどの調理方法を選ぶことが重要です。また、ごまさばを食べる際には、ごま油やマヨネーズなどの高脂質な調味料を使用しないようにしましょう。
さらに、ごまさばを食べる量にも注意が必要です。適量を守ることで、脂質の摂取量をコントロールすることができます。
まとめ
ごまさばは低脂質ダイエットにどちらかというと不向きと言えますが、脂質の量は控えめです。そのため、適切な調理方法や量を守ることで、ごまさばを取り入れた健康的な食事を楽しむことができます。ごまさばに含まれる栄養素も豊富なので、バランスの取れた食事に取り入れることをおすすめします。
最後に、ごまさばの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ごまさば」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 131 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 4.5 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 23.0 | g | 多い |
脂質 | 5.1 | g | 普通 |
「ごまさば」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 50 | % | 特になし |
水分 | 70.7 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 59 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ごまさば」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 66 | mg | 普通 |
カリウム | 420 | mg | 多い |
カルシウム | 12 | mg | 普通 |
マグネシウム | 33 | mg | 多い |
リン | 260 | mg | 多い |
鉄 | 1.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.1 | mg | 多い |
銅 | 0.13 | mg | 多い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 8 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 8 | μg | 普通 |
ビタミンD | 4.3 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 4 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.17 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.28 | mg | 多い |
ナイアシン | 15.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.65 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 13.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.72 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚おろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。