このページでは、魚のさわらを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
さわらのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはさわらの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 161 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 3.5 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.1 | g | 多い |
脂質 | 9.7 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> さわら 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、さわらがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
さわらはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:サントリー
さわらとは?どんな食材?
さわらとは、魚の一種であり、深海に生息する美味しい食材です。
さわらの特徴
さわらは、体が細長く、銀色の光沢があります。身はやわらかく、繊維が細かく詰まっているため、食べやすい食材として知られています。
さわらの味と食べ方
さわらの特徴的な味は、淡白でありながらも濃厚でコクがあります。脂肪分が多く、まろやかな風味が楽しめます。
さわらは、さまざまな調理方法で楽しむことができます。刺身や寿司、塩焼き、煮付け、蒸し物など、さまざまな料理に利用されています。また、さわらの身は崩れにくく、煮崩れしにくいため、煮物や炒め物にも適しています。
さわらの栄養価
さわらは、たんぱく質や不飽和脂肪酸、ビタミンDなどの栄養素が豊富に含まれています。特に、EPAやDHAといったオメガ3脂肪酸が多く含まれており、血液の循環や脳の健康に良い影響を与えるとされています。
さわらは、ヘルシーな食材としても知られており、低カロリーでありながら栄養価が高いため、健康的な食生活を送りたい方におすすめです。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はさわらがダイエットにどう役立つか説明します!
さわらはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:サントリー
1. タンパク質が豊富
「さわら」は可食部100gあたりに20.1gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は身体の組織や筋肉の修復に必要な栄養素であり、健康的な食事には欠かせません。特に運動をしている方や筋力をつけたい方にとっては、タンパク質の摂取は非常に重要です。さわらのタンパク質は豊富なので、健康的な食事に役立ちます。
2. 糖質が低い
「さわら」は可食部100gあたりに3.5gの糖質を含んでおり、糖質の摂取量が少ない食材です。糖質はエネルギー源となる栄養素ですが、過剰に摂取すると血糖値の上昇や肥満の原因となることがあります。さわらの糖質は低いため、糖質制限を行っている方や血糖値を気にされている方にとっては適した食材と言えます。
3. 脂質が普通
「さわら」は可食部100gあたりに9.7gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源となるだけでなく、ビタミンの吸収や細胞の構成要素としても重要な役割を果たしています。ただし、脂質の摂取量が過剰になると肥満や生活習慣病のリスクが高まることがあります。さわらの脂質は普通の量であり、バランスの取れた食事に役立つと言えます。
おすすめ:さわらのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
さわらに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キッコーマン
1. カリウムとリンの含有量が多い
「さわら」は可食部100gあたり、カリウムが490 mg、リンが220 mg含まれています。カリウムは体内の細胞内液のバランスを保ち、神経や筋肉の正常な機能に関与しています。また、リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、エネルギー代謝や細胞内の信号伝達にも関与しています。
2. ナトリウムの含有量が普通
「さわら」にはナトリウムが65 mg含まれており、普通の量と言えます。過剰なナトリウム摂取は高血圧や心臓病のリスクを増加させる可能性があります。そのため、バランスの取れた食事を心がける必要があります。
3. 銅とマンガンの含有量が低い
「さわら」には銅が0.03 mg、マンガンが0.01 mg含まれていますが、どちらも低い量です。銅は酵素の働きや骨の形成に関与しており、マンガンは抗酸化作用や骨の健康維持に必要です。ただし、「さわら」はこれらの栄養素を多く含む食材ではないため、他の食材との組み合わせを考えることが重要です。
さわらに含まれるビタミンを解説!
引用元:キッコーマン
「さわら」のビタミン含有量の特徴
「さわら」に含まれるビタミンの特徴を以下にまとめます。
1. ビタミンAはレチノール活性当量が12 μgで、普通の量です。他のビタミンAの形態(α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量)は0 μgで、含まれていません。
2. ビタミンDは7 μg含まれており、多い量です。ビタミンDは骨の健康に重要な役割を果たすため、十分な量を摂取することが推奨されています。
3. ビタミンEはα-トコフェロールが0.3 mg含まれており、普通の量です。他の形態(β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロール)は0 mgで、含まれていません。
その他のビタミンB群に関しては、ビタミンB1は0.09 mg(普通の量)、ビタミンB2は0.35 mg(多い量)、ナイアシンは9.5 mg(多い量)、ビタミンB6は0.4 mg(多い量)、ビタミンB12は5.3 μg(多い量)、パントテン酸は1.16 mg(多い量)含まれています。
ただし、ビタミンK・葉酸・ビオチン・ビタミンCは含まれていないことに注意してください。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はさわらの使用例としてレシピをご紹介します。
さわらを使ったレシピ20選!
#1 さわらのポン酢バター焼き
さわら、ピーマン、こしょう、小麦粉、サラダ油、バター、ポン酢
春が旬のさわらを使った一風変わったレシピ。ポン酢にバターを合わせることでソースが絡みやすくなるのはもちろん、酸味がマイルドになるので酸味の苦手な方でも楽しめます。…
レシピを見る#2 さわらとチーズの春巻き
さわら、白ねぎ、プロセスチーズ、春巻きの皮、こしょう、水溶き小麦粉、揚げ油
下味がさわらの旨味をひき立たせる、チーズを使った「春巻き」レシピ。パリッとした薄い衣の中から、満足感のあるさわらとチーズの組み合わせが嬉しい一品です。…
レシピを見る#3 さわらの菜種焼き
さわら(切り身)、三つ葉、しょうゆ、みりん、砂糖
さわらの菜種焼きのレシピ。いり卵と三つ葉をさわらにのせて焼いた一品。…
レシピを見る#4 さわらのバターしょうゆ焼き
さわら(切り身)、小麦粉、バター、グリーンアスパラガス、しょうゆ、みりん
さわらを使った主菜になるバターしょうゆ焼きのレシピ。さわらに塩をふり、しばらく置いて臭みをとるのがポイント。…
レシピを見る#5 さわらのわかめあんかけ
さわら、わかめ(乾燥)、小麦粉、サラダ油、鶏ガラスープの素、しょうゆ、こしょう、水溶き片栗粉、貝割れ大根、等
鶏ガラベースのあんかけが、サワラによく絡らんでいます。こおばしく焼き上げられたサワラは、あんかけと相性が抜群です。…
レシピを見る#6 さわらの辛みそチーズ焼き
さわら、みそ、トウバンジャン、ピザ用チーズ、春キャベツ、パプリカ(赤)
ピリッとした辛さにチーズの濃厚さがクセになる、さわらを使った辛みそチーズ焼きのレシピ。しっかりとした味付けに仕上げたさわらにキャベツの甘みがよく合います。…
レシピを見る#7 さわらと春野菜のレモンソース煮
さわら、春キャベツ、新たまねぎ、スナップえんどう、レモン、サラダ油、顆粒コンソメ、豆乳
春の食材をふんだんに使ったクリーム煮のレシピ。食べ応えを感じやすく大きめに春野菜をカットするのがポイント。…
レシピを見る#8 さわらのかす漬け
さわら、はじかみ、板かす、熱湯、砂糖、みりん
かす漬けをさわらに活用したレシピ。かす漬けに3〜4日要するので、平日忙しい方は休日に仕込んでおけば、あとは焼くだけでワンランク美味しいお魚が食べれるのでおすすめです。…
レシピを見る#9 さわらのオーブン焼き カレークリームソース添え
さわら、こしょう、新じゃがいも、ブロッコリー、ミニトマト、パン粉、オリーブ油、たまねぎ、カレー粉、等
さわらを活用したオーブン焼きのレシピ。じゃがいもを並べて旨味をしっかりと染みこませています。…
レシピを見る#10 さわらの青じそ牡蠣だし焼き
さわら(切り身)、だし醤油、青じそ、トマト、すだち、溶き卵、片栗粉、ごま油
さわらを使ったおかずレシピ。牡蠣だし醤油で下味をつけることがポイントです。…
レシピを見る#11 オーブンでお手軽さわら味噌マヨネーズ焼きのレシピ
サワラ、味噌、マヨネーズ、醤油、山椒
オーブンで焼くさわらのレシピ。味噌にマヨネーズを加えることで、コクがプラスされ味に深みが出ます。…
レシピを見る#12 さわらの幽庵焼き
さわら(切り身)、ゆず(またはレモンの輪切り)、しょうゆ、みりん、料理酒
柑橘系の爽やかな味が楽しめるさわらの幽庵焼きのレシピ。春が旬のさわらは赤身魚ので癖がなくDHAやEPAが豊富なので子供にもおすすめな魚です。…
レシピを見る#13 さわらの焼き浸し
さわら、グリーンアスパラガス、ズッキーニ(緑、黄)、エリンギ、バター、小麦粉、サラダ油、白すりごま、菜の花、等
さわらの焼き浸しのレシピ。焼く前にさわらに小麦粉をまぶすと、焼き上がりがカリカリに。…
レシピを見る#14 さわらの中華風ムニエル 黒酢あんかけ
さわら、おろししょうが、小麦粉、サラダ油、たけのこ、にんじん、きぬさや、しいたけ、黒酢、等
野菜をたっぷり加えた黒酢あんでいただく中華風ムニエルのレシピ。こんがり焼いたさわらと、さっぱりした黒酢あんの組み合わせが好相性。…
レシピを見る#15 さわらとたけのこ、れんこんの甘酢照り焼き
さわら、れんこん、たけのこ、しいたけ、獅子唐辛子、片栗粉、サラダ油、めんつゆ、はちみつ、等
さわらと野菜を使った照り焼きのレシピ。照り焼きのたれを甘酢あんにアレンジした和食の一品。…
レシピを見る#16 さわらのチーズパン粉焼き
さわら、こしょう、小麦粉、溶き卵、パン粉、粉チーズ、パセリのみじん切り、粗挽き黒こしょう、サラダ油、等
チーズを入れたパン粉で焼くことで魚特有の臭さもなくなり、魚嫌いの方でも安心して食べれる味付になりました。フライパンでの揚げ焼ではなくフライの様にたっぷりの油で揚げても食べ応え十分なフライです。…
レシピを見る#17 さわらのソテー
ブロッコリー、ねぎ、サラダ油、さわら(切り身)、しょうゆ、みりん、料理酒
さわらに甘辛いたれを絡めた照り焼きのレシピ。淡泊でやわらかいさわらに、甘辛いたれを絡めた、コクのある一品です。…
レシピを見る#18 オーブンで焼くだけさわらのみそチーズ焼きのレシピ
サワラ、味噌、みりん、砂糖、ピザ用チーズ
お魚の独特のにおいも気にならない、さわらの味噌チーズ焼きのレシピ。味噌とチーズの香りが高く、魚の匂いが気になる方でも大丈夫です。…
レシピを見る#19 さわらのごま風味焼き
さわら(切り身)、いりごま(白)、青じそ、しょうゆ、みりん、かぶ(小)、梅干し
さわらの切り身を活かしたごま風味焼きのレシピ。調味料に漬け込んだ鰆を焼くだけの簡単レシピなので、初心者さんでも安心です。…
レシピを見る#20 春野菜とさわらのグリルサラダ香味野菜ドレッシング
キャベツ、にんじん、スナップえんどう、さわら、塩こしょう、小麦粉、サラダ油、長ねぎ、生姜のみじん切り、等
香味野菜ドレッシングで食べるグリルサラダのレシピ。魚や野菜をフライパンで香ばしく焼いたサラダです。…
レシピを見る最後に、さわらの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「さわら」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 161 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 3.5 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.1 | g | 多い |
脂質 | 9.7 | g | 普通 |
「さわら」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 68.6 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.5 | g | 普通 |
コレステロール | 60 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「さわら」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 65 | mg | 普通 |
カリウム | 490 | mg | 多い |
カルシウム | 13 | mg | 普通 |
マグネシウム | 32 | mg | 普通 |
リン | 220 | mg | 多い |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.0 | mg | 普通 |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 12 | μg | 多い |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 12 | μg | 普通 |
ビタミンD | 7 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.35 | mg | 多い |
ナイアシン | 9.5 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.40 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 5.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.16 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
切り身/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 30 %、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。