このページではニジマスのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ニジマスのカロリーは201kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:Eレシピ
ニジマスの可食部100gあたりのカロリーは、201kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中612位です。これは多い順にすると上位38%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでニジマスのカロリーを評価すると、296件中70位です。これは上位から23%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 201Kcal |
全体での評価 | 612位 / 1592件中(上位38%…平均的) |
「魚」ジャンル内での評価 | 70位 / 296件中(上位23%…高い) |
ニジマスはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜニジマスのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
なぜニジマスのカロリーは平均的なのか?
ニジマスのカロリーは、可食部100gあたり201kcalで、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。この評価がなされる理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
高タンパク質であり、脂質も多い
ニジマスは、可食部100gあたり21.4gのタンパク質を含んでいます。これは他の食材と比較して非常に多い量です。タンパク質は体の構成要素として重要な役割を果たし、筋肉や組織の成長や修復に関与します。また、タンパク質はエネルギー源としても利用されるため、カロリーの供給源としても重要です。
さらに、ニジマスには可食部100gあたり14.2gの脂質が含まれています。脂質もエネルギー源として活用されるほか、脂溶性ビタミンの吸収にも関与します。脂質は食事の味や食感を良くする役割も果たしており、食事の満足感を高めることができます。
糖質は低く、食物繊維は無し
ニジマスには可食部100gあたり5.2gの糖質が含まれています。糖質はエネルギー源として利用されますが、過剰摂取は健康に悪影響を与えることがあります。ニジマスの糖質量は他の食材と比較してかなり低いため、糖質制限を行っている方にも適した食材と言えます。
一方、ニジマスには可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に役立ちますが、ニジマスはその点ではあまり優れていないと言えます。
まとめ
ニジマスのカロリーは平均的と評価される理由は、高タンパク質であり、脂質も多いからです。また、糖質は低く、食物繊維は含まれていません。これらの栄養データから見ると、ニジマスはバランスの良い食材と言えるでしょう。健康的な食事に取り入れる際には、適切な調理方法や付け合わせを考えることも大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ニジマス」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.2g | 4 | 20.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 21.4g | 4 | 85.6kcal |
脂質 | 14.2g | 9 | 127.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ニジマス」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、127.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ニジマスは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Eレシピ
ニジマスは、低糖質ダイエットに使える?
ニジマスは、魚の中でも糖質量が比較的低いとされています。その糖質量は、たった5.2gと非常に少ないのです。このことから、ニジマスは低糖質ダイエットに少し効果的な食材として利用することができるかもしれません。
低糖質ダイエットは、糖質を制限することで血糖値の上昇を抑え、脂肪の燃焼を促進するとされています。糖質を摂りすぎると、余分なエネルギーとして脂肪に蓄積されてしまうため、糖質の摂取を抑えることはダイエットには欠かせません。
ニジマスは、他の魚と比べて糖質量が低いため、低糖質ダイエットにおいて適した食材と言えるでしょう。また、ニジマスはタンパク質も豊富に含まれており、ダイエット中に必要な栄養素を摂取することができます。
さらに、ニジマスは脂肪も比較的少ない魚の一つです。脂肪は摂取量を制限する必要があるため、低脂肪食材を選ぶことも重要です。ニジマスは低脂肪でありながらも、風味や食感が豊かで美味しいため、飽きずに続けることができます。
ただし、ニジマスを食べる際には調理方法にも注意が必要です。揚げ物やバターソテーなど、脂っこい調理方法は避けるべきです。代わりに、蒸し焼きやグリルなどのヘルシーな調理法を選ぶことが大切です。
まとめ
ニジマスは、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。糖質量が5.2gと低く、タンパク質も豊富に含まれています。また、脂肪も比較的少ないため、低脂肪食材としても適しています。ただし、調理方法には注意が必要であり、脂っこい調理法は避けるべきです。ニジマスを上手に取り入れながら、健康的なダイエットを実践しましょう。
ニジマスは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:Eレシピ
ニジマスは、低脂質ダイエットに使える?
ニジマスは、美味しさと栄養価の高さから、多くの人々に親しまれている魚の一つです。しかし、低脂質ダイエットを考えている方にとっては、ニジマスは避けるべき魚とされています。その理由について詳しくご説明いたします。
ニジマスの脂質含有量
ニジマスの脂質含有量は、100gあたり14.2gとされています。これは、魚の中では比較的高い値です。低脂質ダイエットでは、脂質摂取量を制限することが重要ですが、ニジマスを摂取することで、その目標を達成することは難しいでしょう。
ニジマスの脂質の種類
さらに、ニジマスの脂質の種類も問題とされています。ニジマスに含まれる脂質は、主に不飽和脂肪酸で構成されています。不飽和脂肪酸は、体に必要な栄養素ではありますが、摂りすぎると逆に体に悪影響を及ぼす可能性があります。特に、心臓病や高血圧のリスクが高まるとされています。
代替の魚種
低脂質ダイエットを考えている方は、ニジマスの代わりに、より低脂質な魚を選ぶことをおすすめします。例えば、ヒラメやカレイなどは、脂質含有量が低く、さらに豊富なタンパク質を含んでいます。これらの魚を適切な調理方法で食べることで、健康的なダイエットをサポートすることができます。
まとめ
ニジマスは、美味しさや栄養価の高さから人気のある魚ですが、低脂質ダイエットには不向きとされています。その脂質含有量や脂質の種類から、摂りすぎると健康リスクがあることが指摘されています。低脂質ダイエットを目指す方は、ニジマスの代わりにより低脂質な魚を選ぶことをおすすめします。健康的なダイエットを実現するために、バランスの取れた食事を心がけましょう。
最後に、ニジマスの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ニジマス」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 201 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 5.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 21.4 | g | 多い |
脂質 | 14.2 | g | 多い |
「ニジマス」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 63.0 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 69 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ニジマス」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 64 | mg | 普通 |
カリウム | 390 | mg | 多い |
カルシウム | 13 | mg | 普通 |
マグネシウム | 28 | mg | 普通 |
リン | 250 | mg | 多い |
鉄 | 0.3 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 4 | μg | 多い |
セレン | 22 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | (0) | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 57 | μg | 多い |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 57 | μg | 多い |
ビタミンD | 11.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 5.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 1.1 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.17 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 6.8 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.45 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 5.2 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.78 | mg | 多い |
ビオチン | 5.4 | μg | 多い |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
別名: スチールヘッドトラウト、サーモントラウト/切り身
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。