このページでは、魚のさんまを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
さんまのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはさんまの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 287 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 4.4 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.1 | g | 多い |
脂質 | 25.6 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.4 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> さんま 皮つき 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、さんまがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
さんまはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キリン
さんまとは?どんな食材?
さんまは、日本の代表的な魚の一つです。秋になると水揚げされることが多く、その鮮やかな姿と美味しい味わいで人気を集めています。日本料理においても重要な食材の一つであり、様々な料理に使われます。
さんまの特徴
さんまは、細長い体形を持ち、銀色の鱗が美しい特徴です。また、鮮やかな赤い色をした腹部が特徴的で、その姿は非常に魅力的です。さんまは海水と淡水の両方で生息し、特に日本の近海でよく見られます。
さんまの味わい
さんまは脂がのっており、その脂の乗り方が絶妙です。脂がのったさんまは、焼いたり煮たりすると香ばしさと旨みが引き立ちます。また、さんまの身はやわらかく、食べ応えがあります。そのまま食べるだけでなく、刺身や寿司のネタとしても使われることもあります。
まとめ
さんまは、日本の代表的な魚であり、秋に水揚げされることが多い食材です。その鮮やかな姿と美味しい味わいは、多くの人々に愛されています。脂がのったさんまは香ばしさと旨みがあり、やわらかい身は食べ応えがあります。日本料理においても重要な食材であり、様々な料理に使われます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はさんまがダイエットにどう役立つか説明します!
さんまはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
「さんま」の栄養データに基づく健康的な食事への役立ち
1. タンパク質の豊富さ
「さんま」は100gあたり18.1gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は私たちの体の成長や修復に必要な栄養素であり、筋肉の形成や免疫機能の維持にも関与しています。タンパク質は食事の満足感を高め、食事の間食を減らす助けにもなります。そのため、「さんま」を摂取することは、健康的な食事においてタンパク質摂取量を増やす一助となります。
2. 糖質の低さ
「さんま」は100gあたり4.4gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として重要ですが、過剰な摂取は血糖値の上昇や肥満のリスクを引き起こすことがあります。そのため、糖質制限を意識した食事をする人にとって、「さんま」は適している食材と言えます。また、糖質の低さから、糖尿病の管理やダイエット中の人にも適した食材となります。
3. 脂質のバランス
「さんま」は100gあたり25.6gの脂質を含んでいます。脂質は私たちの体に必要な栄養素であり、エネルギー源やビタミンの吸収にも関与しています。しかし、過剰な脂質摂取は肥満や動脈硬化のリスクを高めることがあります。しかし、「さんま」の脂質はバランスが取れており、健康的な食事において適度な脂質摂取をサポートしてくれます。
以上の栄養データから、「さんま」はタンパク質の豊富さ、糖質の低さ、脂質のバランスという3つの側面で健康的な食事に役立つ食材と言えます。タンパク質の摂取や糖質制限、適度な脂質摂取を意識した食事を目指す方にとって、積極的に「さんま」を取り入れることをおすすめします。
おすすめ:さんまのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
さんまに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キッコーマン
1. リンと鉄が多い
「さんま」は可食部100gあたりにリン180mgと鉄1.4mgを含んでいます。リンは体内の酵素や骨の形成に重要な役割を果たし、鉄は赤血球の形成に必要な栄養素です。このように「さんま」にはリンと鉄が豊富に含まれており、健康な骨や血液を維持するために役立ちます。
2. ヨウ素とセレンが多い
「さんま」にはヨウ素22μgとセレン32μgが含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、セレンは抗酸化作用を持ち、免疫機能の維持に関与しています。このように「さんま」にはヨウ素とセレンが豊富に含まれており、甲状腺や免疫機能の健康をサポートします。
3. ナトリウムとカリウムが普通
「さんま」にはナトリウム140mgとカリウム200mgが含まれており、どちらも普通の量です。ナトリウムは体液のバランスを調整するために必要な栄養素であり、カリウムは神経や筋肉の正常な機能を維持するために重要です。このように「さんま」には適切な量のナトリウムとカリウムが含まれており、体内のバランスを保つのに役立ちます。
さんまに含まれるビタミンを解説!
引用元:ニッスイ
ビタミンA
「さんま」に含まれるビタミンAは、レチノールの形で16 μg含まれています。レチノールは目の健康を保つために必要な栄養素であり、さんまには多く含まれています。
ビタミンD
「さんま」にはビタミンDも多く含まれており、可食部100gあたり16 μg含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける役割があり、骨の健康に欠かせない栄養素です。
ビタミンE
「さんま」にはビタミンEの一種であるα-トコフェロールが1.7 mg含まれています。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の老化を防ぐ効果があります。さんまはビタミンEを多く含んでいるため、健康維持に役立つ食材と言えます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はさんまの使用例としてレシピをご紹介します。
さんまを使ったレシピ20選!
#1 さんまのベトナム風ハーブサラダ
さんま、こしょう、クレソン、ディル、香菜、ミント、オリーブオイル、飾り用(クラッシュピーナッツ、ミント、バジル各適量)
焼いたさんまとハーブを合わせた酸味があるサラダのレシピ。ヌックマムはベトナムの魚醤で、しょっつるやナンプラーで代用可能。…
レシピを見る#2 揚げさんまと野菜の盛り合わせ
さんま、さつまいも、しし唐辛子、大根、上新粉、揚げ油、料理酒、しょうゆ、みりん、等
さんまと野菜を活用したアレンジレシピ。味付けにはしょうゆ、みりんといった基本の調味料を活用することで、やさしい和風の味わいに。…
レシピを見る#3 さんまの炊き込みご飯
さんま、だし汁(かつおだし)、しょうゆ、料理酒、青ねぎ(小口切り)、すだち(あれば)
さんまを使用した炊き込みご飯のレシピ。お米とさんまを一緒に炊き上げるのではなく、焼いたさんまを使うため、香ばしさも引き立ちます。…
レシピを見る#4 さんまとれんこんのバルサミコ酢炒め
さんま、れんこん、オリーブ油、バルサミコ酢、しょうゆ
バルサミコ酢で脂がのったさんまをさっぱりいただけるレシピ。さんまはくずさないようにして炒めると仕上がりがきれいです。…
レシピを見る#5 焼きさんま
さんま、大根(すりおろし)、しょうゆ、すだち
さんまを使った大根おろしたっぷりのさっぱりした焼き魚レシピ。何も難しいことはありません。…
レシピを見る#6 さんまのオーブン焼き ローズマリー風味
さんま、ローズマリー、オリーブ油、レモン、ミニトマト(なくても可)
さんまとローズマリーを使った、主菜にぴったりの塩焼きのレシピ。ローズマリーが香り、おしゃれな雰囲気に。…
レシピを見る#7 さんまととろろのマヨ焼き
さんまかば焼き(缶詰)、長いも、キユーピーマヨネーズ
さんまの蒲焼にすった長芋とマヨネーズをかけて焼き上げるレシピ。甘辛いさんまの蒲焼と、ふわふわに焼き上がったとろろマヨが絶妙にマッチする一品です。…
レシピを見る#8 さんまのカルパッチョ
さんま(刺し身用)、サニーレタス、プチトマト、青ねぎ、しょうゆ、オリーブオイル
新鮮なさんまのお刺身が手に入ったら是非作りたいレシピ。さんまは良質な脂やタンパク質に加え、ビタミンやミネラルなど栄養満点な食材。…
レシピを見る#9 さんまのハーブグリル
さんま、ローズマリー、タイム、にんにく、オリーブオイル
さんまの洋風のレシピ。さんまとにんにくとハーブの組み合わせはワインのおつまみにもピッタリです。…
レシピを見る#10 さんまと野菜の煮つけ
さんま、なす、ピーマン、サラダ油、すりごま(白)、かつおだし、しょうゆ、みりん、しょうが(薄切り)、等
さんまと野菜を合わせた、さっぱりとした味わいの煮つけのレシピ。くたくたに煮てだしを吸った野菜は、噛むと旨味がジュワっと広がります。…
レシピを見る#11 しめさんまのサラダ
さんま(刺身用)、リーフレタス、水菜、ミニトマト、小ねぎ、レモン、めんつゆ、レモン汁、オリーブ油、等
刺身用さんまをつかったサラダのレシピ。酢じめしたさんまを、たっぷりの野菜と一緒にいただくサラダです。…
レシピを見る#12 さんまのレタス巻きサラダ
さんま、小麦粉、サニーレタス、貝割大根、ミニトマト、こしょう、カレー粉、サラダ油、キユーピーディフェ、等
さんまのフライを使ったサラダのレシピ。カレー風味に仕上げたさんまのフライは「キユーピー ディフェ」とケチャップを混ぜたオーロラソースとの相性バツグン。…
レシピを見る#14 さんま蒲焼の焼きおむすび
さんま蒲焼」、ごはん、青ねぎ、しょうが、白ごま、しょうゆ、しょうが汁
市販のさんまの蒲焼きの缶詰を使用したおむすびレシピ。汁気を切ったさんまの蒲焼きをおにぎりにに貼り付け魚焼きグリルで焼きます。…
レシピを見る#15 爽やかで滋味深い"さんまの生姜煮"
さんま、生姜、実山椒、醤油、砂糖
さんまを甘辛く煮込んだ、生姜煮のレシピ。山椒を加えているので、こってりした味の中にさわやかな風味が感じられて、どんどん食べ進んでしまいます。…
レシピを見る#16 さんまのオイルパスタ
焼きさんま(市販品)、にんにく、トマト、ペンネ、オリーブ油、粗挽き黒こしょう、刻みねぎ
さんまを使ったパスタのレシピ。トマトもいれているオリーブオイルパスタなのでさっぱりとした味わいですが、ペンネがモチモチとした食感なので満足感のあるレシピになっています。…
レシピを見る#17 さんまのつみれのゆずあん仕立て
さんま(おろしたもの)、片栗粉、ゆず(皮)、ねぎ(白髪ねぎ)、青じそ(みじん切り)、ねぎ(みじん切り)、しょうが(しぼり汁)、赤みそ、かつおだし、等
青じそが入ったさんまのつみれとゆずあんを掛け合わせたレシピ。ゆず風味のあんが食欲をそそります。…
レシピを見る#18 さんま蒲焼の水ぎょうざ
さんま蒲焼」、セロリ、長ねぎ(白い部分)、こしょう、ぎょうざの皮、長ねぎ(青い部分)、黒酢、ラー油
さんま蒲焼の缶詰とセロリを使った、簡単にできる水ぎょうざのレシピ。具材にさんま蒲焼を使うことで、手間がなく時短で作れます。…
レシピを見る#19 さんまの焼きびたしゆず風味
さんま、しょうゆ、みりん、ゆず(皮・せん切り)
さんまを使った焼きびたしのレシピ。ゆずの皮を千切りにして、爽やかな風味の良い仕上がりです。…
レシピを見る#20 さんまのイタリアン風ピカタ
さんま(三枚卸し)、トマト、パルメザンチーズ、バジルソース(市販品)、小麦粉、こしょう、オリーブ油
肉や魚に小麦粉を混ぜて作るまろやかな卵液にたっぷり浸して、オリーブオイルで焼き上げるイタリア伝統料理のピカタ。油で揚げていないのに、衣が重ね焼きをしたようにふんわりボリュームアップする不思議な料理。…
レシピを見る最後に、さんまの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「さんま」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 287 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 4.4 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.1 | g | 多い |
脂質 | 25.6 | g | 多い |
「さんま」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 55.6 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | 68 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.4 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「さんま」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 140 | mg | 普通 |
カリウム | 200 | mg | 普通 |
カルシウム | 28 | mg | 普通 |
マグネシウム | 28 | mg | 普通 |
リン | 180 | mg | 多い |
鉄 | 1.4 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.12 | mg | 普通 |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 22 | μg | 多い |
セレン | 32 | μg | 多い |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 16 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 16 | μg | 普通 |
ビタミンD | 16.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.7 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.28 | mg | 多い |
ナイアシン | 7.4 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.54 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 16.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.74 | mg | 多い |
ビオチン | 7.4 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: さいら/三枚におろしたもの/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 35 %、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。