このページでは、魚の牡蠣を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
牡蠣のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは牡蠣の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 58 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 4.9 | g | |
└糖質 | 6.7 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 6.9 | g | 普通 |
脂質 | 2.2 | g | 普通 |
食塩相当量 | 1.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<貝類> かき 養殖 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、牡蠣がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
牡蠣はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ヤマサ
牡蠣とは?どんな食材?
牡蠣は、海に生息する二枚貝の一種であり、食材として広く利用されています。その特徴的な外見と風味から、多くの人々に愛されています。
牡蠣の特徴
牡蠣は、貝殻の内側に身を持ち、貝殻を閉じることで身を守ることができます。貝殻は厚く、堅固であり、身を守るための重要な役割を果たしています。また、牡蠣の身は、ふんわりとした食感と豊かな旨味を持っており、独特の風味があります。
牡蠣の栄養価
牡蠣は、栄養価が非常に高い食材として知られています。特に、タンパク質や亜鉛、ビタミンB12などの栄養素が豊富に含まれており、健康に良い影響を与えると言われています。亜鉛は免疫力の向上に役立ち、ビタミンB12は神経機能の維持に必要な栄養素です。
以上、牡蠣の特徴と栄養価について説明しました。牡蠣は、その独特の風味と栄養価の高さから、多くの人々に愛されています。ぜひ、牡蠣を食べる機会があれば、その美味しさと健康に良い効果を堪能してみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は牡蠣がダイエットにどう役立つか説明します!
牡蠣はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
1. 低カロリーであること
牡蠣は可食部100gあたりのカロリーが58kcalと非常に低いです。低カロリーな食材は、ダイエットや体重管理をしている方にとっては嬉しい存在です。牡蠣を食べることで、満腹感を得ながらカロリー摂取を抑えることができます。
2. 糖質が低いこと
牡蠣に含まれる糖質は可食部100gあたり6.7gと低いです。糖質を制限したい方や糖尿病の方にとっては、牡蠣は適した食材と言えます。糖質の摂取量を気にすることなく、美味しく食べることができます。
3. タンパク質が豊富であること
牡蠣は可食部100gあたり6.9gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に必要な栄養素であり、健康的な食事には欠かせません。牡蠣を摂取することで、必要なタンパク質を効率的に摂ることができます。
以上のように、牡蠣は低カロリーであり、糖質が低く、タンパク質が豊富な食材です。これらの特徴から、ダイエットや糖質制限をしている方にとっては理想的な食材と言えます。健康的な食事を目指す方にとって、牡蠣は有用な食材と言えるでしょう。
おすすめ:牡蠣のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
牡蠣に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:ヤマサ
牡蠣の特徴
牡蠣は栄養価が非常に豊富な食材です。以下に、牡蠣の特徴を3つご紹介いたします。
1. ミネラルが豊富
牡蠣は、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラルが豊富に含まれています。特に、カルシウムやマグネシウムは多く含まれており、骨や筋肉の健康維持に役立ちます。また、鉄は貧血予防にも効果的です。
2. 亜鉛やセレンが多い
牡蠣には、亜鉛やセレンといった必須ミネラルも多く含まれています。亜鉛は免疫力の向上や傷の治りを促進し、セレンは抗酸化作用があります。これらの栄養素は、体の健康維持に重要な役割を果たしています。
3. ヨウ素が豊富
牡蠣には、ヨウ素も多く含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、代謝や成長に関与しています。ヨウ素の摂取は、甲状腺の正常な機能を維持するために重要です。
以上のように、牡蠣はミネラルや必須ミネラル、ヨウ素が豊富に含まれている食材です。これらの栄養素は、体の健康維持や免疫力向上に役立つと言われています。日常の食事に取り入れることで、バランスの取れた栄養摂取が可能となります。
牡蠣に含まれるビタミンを解説!
引用元:ヒガシマル
牡蠣に含まれるビタミンの特徴
牡蠣に含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンAの豊富な含有量
牡蠣にはビタミンAが豊富に含まれています。具体的には、レチノールが24 μg、α-カロテンが1 μgという量が含まれています。これらの量は一般的な食品と比較して非常に多いです。ビタミンAは視力の維持や免疫機能の向上に重要な役割を果たしており、牡蠣を摂取することでこれらの効果を得ることができます。
2. ビタミンDの豊富な含有量
牡蠣にはビタミンDも多く含まれています。100gあたり0.1 μgのビタミンDが含まれており、一般的な食品と比較しても多いと言えます。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨や歯の健康を維持するために必要な栄養素です。牡蠣を摂取することで、ビタミンDを効果的に摂取することができます。
3. ビタミンB12の多い含有量
牡蠣にはビタミンB12も豊富に含まれています。100gあたり23 μgのビタミンB12が含まれており、一般的な食品と比較しても非常に多いです。ビタミンB12は赤血球の生成や神経系の正常な機能に重要な役割を果たしており、不足すると貧血や神経障害などの健康問題が起こる可能性があります。牡蠣を摂取することで、ビタミンB12を効果的に摂取することができます。
以上、牡蠣に含まれるビタミンの特徴を3つに絞って論じました。ビタミンA、ビタミンD、ビタミンB12の含有量が牡蠣には豊富に含まれており、これらのビタミンを効果的に摂取することができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は牡蠣の使用例としてレシピをご紹介します。
牡蠣を使ったレシピ20選!
#1 牡蠣の蒸し煮
ブロッコリー、れんこん、にんじん、パプリカ(赤黄)、しめじ、牡蠣
冬に旬を迎える牡蠣、生で食べたりフライにしたりしていただくのも美味しいですが、体が冷える時期に、沢山の野菜と共に蒸し煮にするとからだがあったまるでしょう。牡蠣の他にたらやエビなども入れると更に旨みが強くなると思います。…
レシピを見る#2 牡蠣と白菜のカキうま炒め
かき(むき身)、薄力粉、白菜、しめじ、サラダ油、しょうゆ、みりん
牡蛎のうま味が詰まった炒め物のレシピ。牡蛎のむき身と「キッコーマンいつでも新鮮旨みあふれる牡蠣しょうゆ」のうま味で、白菜やシメジを美味しく仕上げることができます。…
レシピを見る#3 牡蠣と豆乳クリームソースのクリーミーグラタン
牡蠣(むき身、加熱用)、白菜、玉ねぎ、えのきだけ、オリーブオイル、ピザ用チーズ、パン粉、薄力粉、バター、等
牡蠣を使った和風仕立てのグラタンレシピ。牡蠣のうま味が優しいクリームソースで味わえます。…
レシピを見る#4 豚肉ともやしの牡蠣だし醤油焼きそば
豚バラ薄切り肉、にら、中華蒸し麺、だし醤油、サラダ油、もやし、こしょう
豚バラともやしを使った、シンプルな醤油焼きそばのレシピ。焼きそばの麺は牡蠣醤油をまぶし、具材と炒め合わせる前に両面こんがりと焼き色をつけておくのがポイント。…
レシピを見る#5 牡蠣のジョン
牡蠣、ごま油、小麦粉、溶き卵、糸唐辛子、ポン酢、白すりごま
ポン酢とすりごまのタレで食べるエスニック風な牡蠣のレシピ。溶き卵をたっぷり絡めて焼くのがポイント。…
レシピを見る#6 旨味たっぷりで目にも鮮やかな"牡蠣と春菊のパスタ"
パスタ、牡蠣、春菊、コラトゥーラ、オリーブオイル
ほろ苦い春菊とうま味たっぷりの牡蠣を合わせたパスタのレシピ。春菊はペースト上にしてパスタにからめます。…
レシピを見る#7 春菊と牡蠣の豆乳味噌グラタン
春菊、牡蠣、玉ねぎ、ピザ用チーズ、みそ、バター、豆乳、生クリーム、小麦粉、等
春菊と牡蠣を使ったグラタンレシピ。具材を豆乳ベースのホワイトソースで和えグラタンにします。…
レシピを見る#8 ぶりとほうれん草の牡蠣だし醤油炒め
ぶり(切り身)、片栗粉、ほうれん草、だし醤油、サラダ油
ぶりとほうれん草を使った、主菜になる醤油炒めのレシピ。ぶりの切り身と茹でたほうれん草を「ヒガシマル醤油 牡蠣だし醤油」で炒め合わせます。…
レシピを見る#9 さわらの青じそ牡蠣だし焼き
さわら(切り身)、だし醤油、青じそ、トマト、すだち、溶き卵、片栗粉、ごま油
さわらを使ったおかずレシピ。牡蠣だし醤油で下味をつけることがポイントです。…
レシピを見る#10 ごちそう食感 牡蠣のソテー
かき(むき身)、薄力粉、サラダ油、キッコーマンウルトラソースごちそう食感、ほうれん草(ゆで)
「キッコーマンウルトラソース ごちそう食感」を使った、手軽に作れる牡蠣のソテーのレシピ。牡蠣は旨味を逃さないように、小麦粉をはたいてからソテーします。…
レシピを見る#11 濃厚な旨味と軽やかな香りが楽しめる"牡蠣と大根の柚香蒸し寿司"
牡蠣、生姜、醤油、みりん、大根、砂糖、昆布、米酢、柚子、等
牡蠣と柚子を使ってつくる「蒸し寿司」のレシピ。大根の甘酢漬けと牡蠣の濃厚な旨味が相性抜群です。…
レシピを見る#12 レンジで!コーンとツナのだしたまぶっかけゴマサラダうどん(旨みあふれる牡蠣しょうゆ使用)
ツナ缶、レタス、きゅうり、プチトマト、うどん(冷凍)、温泉卵、コーン(北海道産)、マヨネーズ、すりごま(白)、等
ツナとコーンを使ったサラダうどんのレシピ。冷凍うどんを使うことで、一切火を使わずに作ることができるお手軽な一品です。…
レシピを見る#13 牡蠣のすき焼
牡蠣、長ねぎ、しいたけ、焼き豆腐、えのき、にんじん、春菊
牡蠣で作るすき焼きのレシピ。牛肉のすき焼きに食べ飽きた方、市販のすき焼きの素が余っているが活用方法に悩んでいる方におすすめです。…
レシピを見る#14 牡蠣だし明太子チャーハン
温かいごはん、だし醤油、ごま油、明太子、万能ねぎ(小口切り)
味付けに牡蠣だししょう油を使ったお手軽チャーハンのレシピ。牡蠣だしと明太子の組み合わせはまちがいなし。…
レシピを見る#15 コク旨牡蠣すき
かき(むき身)、牛肉(薄切り)、白菜、春菊、ごぼう、生しいたけ、ねぎ、しらたき、木綿豆腐、等
手作りの割り下で作る牡蠣入りすき焼きのレシピ。しょうゆと砂糖を使ったオーソドックスなすき焼きにたっぷりと牡蠣を加えて作ります。…
レシピを見る#16 牡蠣と菜の花のホイル包み
菜の花、牡蠣、かぶ、レモン輪切り、バター
「ヤマサまる生Wおろしポン酢」を活用した上品レシピ。ほろ苦くて独特な香りの菜の花を牡蠣と一緒に包み焼きすることで、牡蠣の旨味が広がります。…
レシピを見る#17 サクサク牡蠣フライ
牡蠣(加熱用)、小麦粉、溶き卵、生パン粉、揚げ油、タルタルソース、ゆで玉子(みじん切り)、きゅうりのピクルス(みじん切り)、玉ねぎ(みじん切り)、等
旨みが中から溢れ出す、牡蠣フライのレシピ。外はサクッと中からは旨みがじゅわーと溢れ出だす、牡蠣好きにはたまらない一品です。…
レシピを見る#18 たたきオクラと豚しゃぶのだしたまぶっかけうどん(旨みあふれる牡蠣しょうゆ使用)
うどん(冷凍)、オクラ、豚ロース肉(薄切り・しゃぶしゃぶ用)、温泉卵、天かす、ごま油、しょうゆ
みじん切りにしたオクラが麺によく絡み、のど越しの良いサラッといただける夏にぴったりのレシピ。牡蠣醤油が深いコクと香りをプラスしてくれます。…
レシピを見る#19 牡蠣とエリンギのバターしょうゆのっけ丼
ごはん、牡蠣(加熱用)、エリンギ、ニンニク、小麦粉、サラダ油、しょうゆ、バター、ホウレンソウ、等
バターしょうゆとにんにくチップの味わいが白ごはんにベストマッチ、ぷりっとした牡蠣の旨味とエリンギのコリコリ食感がくせになる丼です。一皿でごはん、海の幸、野菜がもりもりと食べられ、お腹も気持ちも満足のいく一品です。…
レシピを見る#20 たらと豆腐の牡蠣だし醤油蒸し
たら(切り身)、木綿豆腐、白ねぎ、だし醤油、ごま油
たらや木綿豆腐を使った和風おかずレシピ。下準備した具材を耐熱皿に並べて電子レンジにかけるだけなので簡単に作れます。…
レシピを見る最後に、牡蠣の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「牡蠣」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 58 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 4.9 | g | |
└糖質 | 6.7 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 6.9 | g | 普通 |
脂質 | 2.2 | g | 普通 |
「牡蠣」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 75 | % | 特になし |
水分 | 85.0 | g | 多い |
有機酸 | 0.1 | g | 多い |
灰分 | 2.1 | g | 多い |
コレステロール | 38 | mg | 多い |
食塩相当量 | 1.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「牡蠣」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 460 | mg | 多い |
カリウム | 190 | mg | 普通 |
カルシウム | 84 | mg | 多い |
マグネシウム | 65 | mg | 多い |
リン | 100 | mg | 普通 |
鉄 | 2.1 | mg | 多い |
亜鉛 | 14.0 | mg | 多い |
銅 | 1.04 | mg | 多い |
マンガン | 0.39 | mg | 多い |
ヨウ素 | 67 | μg | 多い |
セレン | 46 | μg | 多い |
クロム | 3 | μg | 多い |
モリブデン | 4 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 24 | μg | 多い |
└α-カロテン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン | 6 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 6 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 24 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.3 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 0 | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.14 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 23.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.54 | mg | 普通 |
ビオチン | 4.8 | μg | 多い |
ビタミンC | 3 | mg | 多い |
試料: まがき/廃棄部位: 貝殻
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。