このページではナイルティラピアのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ナイルティラピアのカロリーは124kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ナイルティラピアの可食部100gあたりのカロリーは、124kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中859位です。これは多い順にすると上位53%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでナイルティラピアのカロリーを評価すると、296件中134位です。これは上位から45%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 124Kcal |
全体での評価 | 859位 / 1592件中(上位53%…平均的) |
「魚」ジャンル内での評価 | 134位 / 296件中(上位45%…平均的) |
ナイルティラピアはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜナイルティラピアのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
ナイルティラピアのカロリーは平均的な理由
ナイルティラピアは、可食部100gあたり124kcalのカロリーを含んでおり、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参照しながら説明します。
糖質
ナイルティラピアは、可食部100gあたり3.7gの糖質を含んでいます。この数値は「かなり低い」と評価されます。糖質はエネルギー源となるため、低い糖質量はカロリーを抑える効果があります。
食物繊維
ナイルティラピアには、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助け、満腹感を与えるため、含まれていないことでカロリーが低くなります。
タンパク質
ナイルティラピアは、可食部100gあたり19.8gのタンパク質を含んでいます。この数値は「多い」と評価されます。タンパク質は筋肉の構成要素であり、体の成長や修復に不可欠です。タンパク質はカロリーとしてもエネルギー源となるため、多いタンパク質量はカロリーを増やす要因となります。
脂質
ナイルティラピアは、可食部100gあたり5.3gの脂質を含んでいます。この数値は「普通」と評価されます。脂質はエネルギー源となるため、適度な量が必要です。ナイルティラピアの脂質量は平均的であり、カロリーに大きな影響を与えることはありません。
以上の栄養データから、ナイルティラピアのカロリーは平均的であると評価されます。糖質と脂質の量が適度であり、タンパク質の量も豊富です。これらの要素がバランスよく含まれているため、カロリーも平均的な値となっています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ナイルティラピア」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.7g | 4 | 14.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 19.8g | 4 | 79.2kcal |
脂質 | 5.3g | 9 | 47.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ナイルティラピア」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、79.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ナイルティラピアは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ナイルティラピアは、低糖質ダイエットに使える?
ナイルティラピアという魚は、糖質量が3.7gと比較的低いです。そのため、低糖質ダイエットを実践している方にとって、ナイルティラピアは少し効果的な食材と言えます。
ナイルティラピアの糖質量
ナイルティラピアは、糖質量が3.7gと非常に低いです。糖質制限を行っている方にとっては、この低い糖質量は非常に魅力的な要素となるでしょう。糖質を摂り過ぎると血糖値が上昇し、体重の増加や健康への悪影響を引き起こす可能性がありますが、ナイルティラピアはその心配が少ない食材と言えます。
ナイルティラピアの栄養価
ナイルティラピアは、低糖質だけでなく、栄養価も高い魚です。タンパク質やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、健康的な食事に適しています。また、脂肪分も比較的少ないため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
ナイルティラピアの調理方法
ナイルティラピアは、さまざまな調理方法で美味しく食べることができます。蒸し焼きやグリル、煮込み料理など、自分の好みに合わせて調理することができます。また、ナイルティラピアは白身魚のため、さっぱりとした味わいが特徴です。そのため、さまざまな料理に合わせやすく、飽きることなく楽しむことができます。
まとめ
ナイルティラピアは、低糖質ダイエットを実践している方にとって、少し効果的な食材と言えます。糖質量が3.7gと低く、栄養価も高いため、健康的な食事に適しています。また、さまざまな調理方法で美味しく食べることができるため、飽きることなく楽しむことができます。ナイルティラピアを上手に取り入れて、低糖質ダイエットをサポートしましょう。
ナイルティラピアは、低脂質ダイエットに使える!?
ナイルティラピアは、低脂質ダイエットに使える?
ナイルティラピアは、魚の中でも低脂質な部類に入ります。しかし、低脂質ダイエットにおいては、他の魚種と比べるとあまり適していないと言えます。
ナイルティラピアの脂質量
ナイルティラピアは、100gあたりの脂質量が5.3gとなっています。一般的な魚と比べると、確かに脂質の量は控えめです。しかし、低脂質ダイエットを目指す場合には、さらに脂質を抑えた魚を選ぶことが望ましいです。
他の低脂質魚と比べて
例えば、白身魚の中でも低脂質な代表的な魚としては、ヒラメやカレイが挙げられます。これらの魚は、ナイルティラピアよりもさらに脂質が少なく、低脂質ダイエットに適しています。
ナイルティラピアの栄養価
ただし、ナイルティラピアは脂質が少ないだけでなく、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素も豊富に含まれています。そのため、バランスの良い食事に取り入れることは健康に良い選択です。
まとめ
ナイルティラピアは低脂質ダイエットにどちらかと言えば不向きですが、脂質の量は控えめです。低脂質ダイエットを目指す場合には、他の脂質が少ない魚を選ぶことが望ましいです。ただし、ナイルティラピアは栄養価が高く、バランスの良い食事に取り入れることで健康に貢献することができます。
最後に、ナイルティラピアの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ナイルティラピア」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 124 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 19.8 | g | 多い |
脂質 | 5.3 | g | 普通 |
「ナイルティラピア」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 73.5 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | 59 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ナイルティラピア」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 60 | mg | 普通 |
カリウム | 370 | mg | 多い |
カルシウム | 29 | mg | 普通 |
マグネシウム | 24 | mg | 普通 |
リン | 180 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 3 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | 11.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.9 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.20 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.1 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.67 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 2.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.08 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
別名: いずみだい、ちかだい、テラピア/切り身/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 55 %、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。