このページではにぎすのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
にぎすのカロリーは84kcal(100gあたり)!これってどうなの?
にぎすの可食部100gあたりのカロリーは、84kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1040位です。これは多い順にすると上位65%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでにぎすのカロリーを評価すると、296件中217位です。これは上位から73%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 84Kcal |
全体での評価 | 1040位 / 1592件中(上位65%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 217位 / 296件中(上位73%…低い) |
にぎすはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜにぎすのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
にぎすのカロリーはやや低い理由
にぎすのカロリーは、可食部100gあたり84kcalと、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。この理由について、以下の栄養データを参考に説明します。
糖質がかなり低い
にぎすは、可食部100gあたり3.6gの糖質を含んでいます。この数値は「かなり低い」と評価されており、他の食材に比べて糖質の摂取量が少ないことがわかります。糖質はエネルギー源となりますが、過剰な摂取は血糖値の上昇や肥満の原因となることがあります。にぎすの低い糖質量は、カロリーを抑える一因となっています。
食物繊維は無し
にぎすには可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助け、便通を促進する効果があります。しかし、食物繊維は糖質や脂質と比べてカロリーをほとんど含まないため、にぎすの低いカロリーには直接的な関係はありません。
タンパク質が多い
にぎすは、可食部100gあたり18.7gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉や骨の形成に必要な栄養素であり、身体の構成要素として重要な役割を果たしています。タンパク質はエネルギー源としても利用されますが、糖質や脂質と比べて1gあたりのカロリーが低いため、にぎすのカロリーを抑える一因となっています。
脂質が低い
にぎすには可食部100gあたり1.2gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まることがあります。にぎすの低い脂質量は、カロリーを抑える一因となっています。
以上のように、にぎすのカロリーがやや低い理由は、糖質や脂質の量が少ないこと、タンパク質の量が多いことにあります。これらの栄養データを考慮すると、にぎすはカロリーコントロールを意識している方にとって適した食材と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「にぎす」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.6g | 4 | 14.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 18.7g | 4 | 74.8kcal |
脂質 | 1.2g | 9 | 10.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「にぎす」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、74.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
にぎすは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
にぎすは、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも、特に「にぎす」という魚は、低糖質ダイエットに少し効果的な食材として知られています。にぎすは、糖質量が3.6gと比較的低いため、糖質制限を行っている方にとっては適した食材と言えるでしょう。
にぎすの糖質量は3.6g
にぎすは、1切れあたりの糖質量が3.6gと非常に低いです。これは、低糖質ダイエットを行っている方々にとっては望ましい数字です。糖質制限を行うことで、血糖値の急激な上昇を抑えることができ、ダイエット効果を高めることができます。
にぎすは栄養価も高い
にぎすは、低糖質だけでなく、栄養価も非常に高い食材です。特に、良質なタンパク質やビタミンD、ビタミンB12、カルシウムなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や筋肉の形成に重要な役割を果たします。低糖質ダイエットを行っている方々にとっては、バランスの取れた栄養摂取が重要ですので、にぎすは理想的な食材と言えるでしょう。
にぎすの調理方法にも注意が必要
にぎすを低糖質ダイエットに活用するためには、調理方法にも注意が必要です。油で揚げたり、砂糖を使ったタレで調理したりすると、糖質量が増えてしまいます。できるだけシンプルな調理方法を選び、味付けには低糖質の調味料を使用することがポイントです。
まとめ
にぎすは、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。糖質量が3.6gと比較的低く、栄養価も高いため、バランスの取れた食事を実現することができます。ただし、調理方法には注意が必要であり、シンプルな調理方法を選び、低糖質の調味料を使用することが重要です。にぎすを上手に取り入れて、健康的な低糖質ダイエットを実践しましょう。
にぎすは、低脂質ダイエットに使える!?
にぎすは、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも、にぎすは低脂質な食材として知られています。その低脂質成分は、わずか1.2gと非常に少ないため、ダイエットに効果的な食材として取り入れることができます。
にぎすの低脂質成分
にぎすには、1.2gという低脂質成分が含まれています。この低脂質成分は、脂肪の摂取を抑えるために重要な役割を果たします。脂肪の摂取を適切にコントロールすることは、ダイエットにおいて非常に重要な要素です。
にぎすの栄養価
にぎすには、低脂質だけでなく、他の栄養素も豊富に含まれています。たんぱく質やビタミン、ミネラルなど、体に必要な栄養素がバランスよく含まれています。これらの栄養素は、ダイエット中の体に必要なエネルギーを補給するだけでなく、健康維持にも役立ちます。
にぎすのダイエット効果
にぎすは、低脂質成分を含むため、ダイエットに効果的な食材と言えます。低脂質の食材を摂取することで、脂肪の摂取量を減らすことができます。さらに、にぎすに含まれる栄養素が、健康的な体を維持するために必要なエネルギーを補給してくれます。
にぎすの摂取方法
にぎすは、さまざまな料理に使うことができます。刺身や寿司、煮物など、自分の好みに合わせて調理することができます。また、にぎすは魚の中でも比較的手に入りやすい食材ですので、日常的に摂取することができます。
まとめ
にぎすは、低脂質ダイエットに効果的な食材と言えます。1.2gという低脂質成分を含むにぎすは、脂肪の摂取を抑えるために役立ちます。さらに、他の栄養素も豊富に含まれており、健康的な体を維持するためにも適しています。にぎすを上手に活用して、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、にぎすの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「にぎす」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 84 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 3.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.7 | g | 多い |
脂質 | 1.2 | g | 低い |
「にぎす」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 45 | % | 特になし |
水分 | 78.5 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.5 | g | 普通 |
コレステロール | 120 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.5 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「にぎす」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 190 | mg | 普通 |
カリウム | 320 | mg | 普通 |
カルシウム | 70 | mg | 多い |
マグネシウム | 27 | mg | 普通 |
リン | 220 | mg | 多い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 75 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 75 | μg | 多い |
ビタミンD | Tr | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.5 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.12 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.26 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.5 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 3.4 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.77 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。