このページではなまこのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
なまこのカロリーは22kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:DELISH KITCHEN
なまこの可食部100gあたりのカロリーは、22kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1444位です。これは多い順にすると上位90%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「かなり低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでなまこのカロリーを評価すると、296件中295位です。これは上位から99%に位置するカロリーで、評価は同じく「かなり低い」となります。
カロリー | 22Kcal |
全体での評価 | 1444位 / 1592件中(上位90%…かなり低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 295位 / 296件中(上位99%…かなり低い) |
なまこはカロリーがかなり低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜなまこのカロリーはかなり低いの?なにが含まれているの?
引用元:白ごはん.com
なまこのカロリーはかなり低い理由
なまこのカロリーは、可食部100gあたり22kcalと非常に低い値とされています。この低いカロリーの理由について、以下の栄養データを参考に解説します。
糖質がかなり低い
なまこの糖質は1.7gと非常に少ないです。糖質はエネルギー源となるため、糖質の量が多い食材はカロリーも高くなります。しかし、なまこは糖質が少ないため、カロリーも低くなっているのです。
食物繊維は無し
なまこには食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助ける役割があり、満腹感を与えるためにカロリーを抑える効果があります。しかし、なまこには食物繊維がほとんど含まれていないため、カロリーも低いのです。
タンパク質が低い
なまこのタンパク質は4.6gと低いです。タンパク質は筋肉や組織の形成に必要な栄養素であり、エネルギー源としても使われます。タンパク質の量が多い食材はカロリーも高くなりますが、なまこはタンパク質が少ないためカロリーも低くなっているのです。
脂質が低い
なまこの脂質は0.3gと低いです。脂質はエネルギー源となるだけでなく、体温調節や栄養素の吸収にも関与しています。脂質の量が多い食材はカロリーも高くなりますが、なまこは脂質が少ないためカロリーも低くなっているのです。
以上のように、なまこは糖質、食物繊維、タンパク質、脂質の量が少ないため、カロリーもかなり低くなっています。健康やダイエットを意識している方にとって、なまこは低カロリーな食材として選ばれることでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「なまこ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 1.7g | 4 | 6.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 4.6g | 4 | 18.4kcal |
脂質 | 0.3g | 9 | 2.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「なまこ」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、18.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
なまこは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
なまこは、低糖質ダイエットに使える?
魚の一種である「なまこ」は、糖質量が1.7gと非常に低いため、低糖質ダイエットに特に効果的な食材と言われています。
なまこの糖質量
なまこは、糖質量が1.7gと非常に低いです。糖質量が少ないため、低糖質ダイエットを行っている方にとっては理想的な食材と言えます。
なまこの特徴
なまこには、他の魚とは異なる特徴があります。まず、なまこの身はゼラチン質を多く含んでおり、食物繊維も豊富です。これにより、満腹感を得ることができ、食欲を抑える効果が期待できます。
また、なまこには低カロリーでありながら、タンパク質も豊富に含まれています。タンパク質は筋肉を形成するために必要な栄養素であり、ダイエット中にも積極的に摂取することが推奨されています。
なまこの調理方法
なまこは、さっと茹でるだけで簡単に調理することができます。茹でたなまこは、そのまま食べるだけでも美味しくいただけますが、お好みでポン酢や醤油をかけて食べることもできます。
また、なまこは煮物や炒め物にも使うことができます。野菜と一緒に炒めることで、さらに栄養価を高めることができます。
まとめ
なまこは、糖質量が1.7gと非常に低く、低糖質ダイエットに特に効果的な食材です。また、なまこにはゼラチン質や食物繊維、タンパク質などが豊富に含まれており、満腹感を得ることができるだけでなく、筋肉を形成するためにも役立ちます。
調理方法も簡単で、さっと茹でるだけで美味しくいただけます。さらに、煮物や炒め物にも使うことができ、バリエーション豊かな料理を楽しむことができます。
なまこは、低糖質ダイエットを行っている方にとっておすすめの食材です。ぜひ、バランスの取れた食事に取り入れてみてください。
なまこは、低脂質ダイエットに使える!?
なまこは、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも、なまこは低脂質であることが知られています。その脂質量は0.3gと非常に少なく、低脂質ダイエットに特に効果的な食材と言えるでしょう。
なまこの脂質量はわずか0.3g
なまこは、その特異な姿や食感から一部の人々には好まれないかもしれませんが、栄養価は非常に高いです。特に注目すべきは、その低脂質な特性です。なまこの脂質量はわずか0.3gであり、他の魚と比較しても非常に低い値です。
低脂質ダイエットに特に効果的
低脂質ダイエットは、健康的な体重管理や生活習慣病の予防に効果的です。脂質はエネルギー源として重要な役割を果たしていますが、摂りすぎると体重増加や動脈硬化のリスクが高まります。そのため、脂質の摂取量を抑えることは重要です。
なまこは低脂質なため、低脂質ダイエットに特に効果的な食材と言えます。脂質を気にせずに食べることができるため、ダイエット中でも満足感を得ながら健康的な食事を摂ることができます。
なまこの他の栄養素も充実
なまこには、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。たんぱく質やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、バランスの取れた食事に欠かせない要素となっています。
また、なまこにはコラーゲンも含まれており、美肌効果や関節の健康維持にも役立つとされています。そのため、美容や健康にも配慮した食事を心がける人にとって、なまこは理想的な食材と言えるでしょう。
まとめ
なまこは低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。その脂質量はわずか0.3gであり、他の魚と比較しても非常に低い値です。低脂質ダイエットは健康的な体重管理や生活習慣病の予防に効果的であり、なまこはその実践に適した食材です。また、なまこには他の栄養素も充実しており、美容や健康にも配慮した食事に適しています。なまこを上手に取り入れながら、健康的な生活を送りましょう。
最後に、なまこの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「なまこ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 22 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 0.5 | g | |
└糖質 | 1.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 4.6 | g | 低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「なまこ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 20 | % | 特になし |
水分 | 92.2 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.4 | g | 多い |
コレステロール | 1 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 1.7 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「なまこ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 680 | mg | 多い |
カリウム | 54 | mg | 低い |
カルシウム | 72 | mg | 多い |
マグネシウム | 160 | mg | 多い |
リン | 25 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 78 | μg | 多い |
セレン | 37 | μg | 多い |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 3 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 5 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 5 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 2.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.71 | mg | 多い |
ビオチン | 2.6 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
廃棄部位: 内臓等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。