このページでは、魚のむつを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
むつのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはむつの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 175 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 3.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 16.7 | g | 多い |
脂質 | 12.6 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> むつ 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、むつがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
むつはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
むつとは?どんな食材?
むつは、日本の海に生息する魚の一種です。その姿は細長く、銀色の鱗が美しく輝きます。身は白くて柔らかく、独特の風味があります。
むつの特徴
むつは、冷たい海の水域で生息しています。そのため、身には脂が多く含まれており、口の中でとろけるような食感が楽しめます。また、淡白な味わいでありながら、独特の旨味も感じられます。
むつの調理方法
むつは、さまざまな調理方法で楽しむことができます。刺身や寿司にすると、新鮮な味わいが引き立ちます。また、焼き物や煮物にすると、脂の旨味がより一層引き出されます。さらに、むつの身は柔らかいため、唐揚げや天ぷらにしても美味しくいただけます。
むつの栄養価
むつには、豊富な栄養素が含まれています。特に、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸が豊富であり、血液の循環を促進し、心臓の健康をサポートします。さらに、タンパク質やビタミンB群も含まれており、体の健康維持に役立ちます。
まとめ
むつは、日本の海に生息する魚であり、その身は白くて柔らかく、独特の風味があります。脂が多く含まれているため、口の中でとろけるような食感を楽しむことができます。さまざまな調理方法で楽しむことができ、刺身や焼き物、煮物など様々な料理に活用できます。栄養価も高く、DHAやEPA、タンパク質、ビタミンB群などが豊富に含まれています。健康維持にも役立つ食材と言えます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はむつがダイエットにどう役立つか説明します!
むつはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低糖質でダイエットに適している
「むつ」は糖質が3.2gとかなり低いため、糖質制限を行っている方やダイエット中の方にとって良い食材です。低糖質の食材を摂取することで血糖値の急上昇を抑えることができ、脂肪の燃焼を促進する効果も期待できます。
2. 高タンパク質で筋肉の合成をサポートする
「むつ」はタンパク質が16.7g含まれており、多い量と言えます。タンパク質は筋肉の合成に必要な栄養素であり、筋肉量を増やすためには十分な摂取が重要です。特に運動や筋トレを行っている方にとって、「むつ」は筋肉の合成をサポートする役割を果たします。
3. 心臓病予防に効果的なオメガ3脂肪酸を含む
「むつ」には脂質が12.6g含まれており、多い量と言えます。しかし、この脂質には心臓病予防に効果的なオメガ3脂肪酸が含まれています。オメガ3脂肪酸は血液をサラサラにし、動脈硬化や血栓の発生を抑える効果があります。心臓病や脳卒中のリスクを減らすためには、適度な量の脂質を摂取することが重要です。
以上のように、「むつ」は低糖質でダイエットに適している、高タンパク質で筋肉の合成をサポートする、心臓病予防に効果的なオメガ3脂肪酸を含むという健康効果が期待できる食材です。バランスの良い食事に取り入れることで、健康を維持するための一助となるでしょう。
おすすめ:むつのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
むつに含まれる無機質の栄養を解説!
「むつ」の特徴
「むつ」は、以下のような栄養データを持っています。
1. カリウムが多い
「むつ」には、可食部100gあたり390 mgのカリウムが含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。
2. リンが多い
「むつ」には、可食部100gあたり180 mgのリンが含まれています。リンは骨や歯の形成に重要な役割を果たし、エネルギー代謝や細胞の構成要素としても必要な栄養素です。
3. ヨウ素やセレンなどの無機質が含まれていない
「むつ」には、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなどの無機質が含まれていません。これらの無機質は体内で僅かな量しか必要とされないものですが、バランスの良い食事を摂るためには他の食材から摂取する必要があります。
むつに含まれるビタミンを解説!
「むつ」のビタミン含有量の特徴
1. ビタミンAの含有量は多くないですが、レチノール活性当量が普通程度含まれています。
- レチノールは、視力の維持や免疫力の向上に関与しており、普通の量が含まれています。
2. ビタミンDの含有量は多いです。
- ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進し、骨の健康をサポートします。むつには多くのビタミンDが含まれています。
3. ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB12の含有量が多いです。
- ビタミンB群は、エネルギー代謝に関与し、神経系の正常な機能を維持する重要な栄養素です。むつにはこれらのビタミンが多く含まれています。
最後に、むつの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「むつ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 175 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 3.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 16.7 | g | 多い |
脂質 | 12.6 | g | 多い |
「むつ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 69.7 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | 59 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「むつ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 85 | mg | 普通 |
カリウム | 390 | mg | 多い |
カルシウム | 25 | mg | 普通 |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 180 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 8 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 8 | μg | 普通 |
ビタミンD | 4 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.9 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.16 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.4 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.10 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 1.9 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.31 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
切り身/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 50 %、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。