このページではめばるのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
めばるのカロリーは100kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キリン
めばるの可食部100gあたりのカロリーは、100kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中964位です。これは多い順にすると上位60%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでめばるのカロリーを評価すると、296件中176位です。これは上位から59%に位置するカロリーで、評価は同じく「やや低い」となります。
カロリー | 100Kcal |
全体での評価 | 964位 / 1592件中(上位60%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 176位 / 296件中(上位59%…やや低い) |
めばるはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜめばるのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
引用元:ニッスイ
「めばる」のカロリーがやや低い理由
「めばる」は、可食部100gあたりのカロリーが100kcalであり、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。その理由は、以下の栄養データによるものです。
糖質がかなり低い
「めばる」の可食部100gあたりの糖質は3.2gであり、「かなり低い」と評価されています。糖質はエネルギー源となるため、糖質が少ないことによりカロリーが低くなっています。
食物繊維が無し
「めばる」の可食部100gあたりの食物繊維は0gであり、「無し」と評価されています。食物繊維は消化を助ける役割や満腹感を与える効果がありますが、その分カロリーも含まれるため、食物繊維が少ないことによりカロリーが低くなっています。
タンパク質が多い
「めばる」の可食部100gあたりのタンパク質は18.1gであり、「多い」と評価されています。タンパク質は筋肉の構成要素となるため、エネルギー源としてのカロリーが少なくなります。
脂質が普通
「めばる」の可食部100gあたりの脂質は3.5gであり、「普通」と評価されています。脂質はエネルギー源となるため、脂質が少ないことによりカロリーが低くなっています。
以上のように、「めばる」のカロリーがやや低いのは、糖質が少なく食物繊維が無いこと、タンパク質が多いこと、脂質が普通であることが要因となっています。これらの特徴により、健康的な食事に適しており、カロリーコントロールにも役立つ食材と言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「めばる」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.2g | 4 | 12.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 18.1g | 4 | 72.4kcal |
脂質 | 3.5g | 9 | 31.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「めばる」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、72.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
めばるは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
めばるは、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも、特に低糖質な食材として注目されているのが「めばる」です。めばるは、糖質量が3.2gと非常に低く、ダイエット中の方にとっては嬉しい食材と言えるでしょう。
めばるの糖質量は3.2g
めばるは、魚の中でも低糖質な部類に入ります。糖質量はたったの3.2gであり、糖質制限を行っている方にとっては非常に魅力的な食材となります。糖質制限ダイエットは、血糖値の上昇を抑えることで脂肪の燃焼を促進し、ダイエット効果を高めるとされています。そのため、めばるは低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えるでしょう。
めばるの栄養価も高い
めばるは、低糖質だけでなく栄養価も非常に高い食材です。たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれており、健康的な食事に欠かせない要素を備えています。また、めばるにはEPAやDHAなどの不飽和脂肪酸も含まれており、脂肪の代謝を促進してくれる効果も期待できます。
めばるの調理方法にも注意
めばるを低糖質ダイエットに活用するためには、調理方法にも注意が必要です。揚げ物やバターソテーなどの油を多く使用する調理法は避け、蒸しや焼きなどのヘルシーな調理法を選びましょう。また、調味料にも糖質が含まれていることがあるため、糖質制限中の方は控えめに使用するようにしましょう。
低糖質ダイエットを行っている方にとって、めばるは少し効果的な食材と言えます。糖質量が3.2gと低く、栄養価も高いため、健康的なダイエットをサポートしてくれるでしょう。ただし、調理方法や調味料の使用には注意が必要です。バランスの取れた食事と適度な運動と併せて、めばるを取り入れて理想のボディを目指しましょう。
めばるは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:NHKきょうの料理
めばるは、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも、低脂質であるとされる「めばる」について、その脂質の量を調査しました。結果として、めばるの脂質は3.5gということがわかりました。
めばるは低脂質ダイエットにどちらかというと不向き
めばるは、低脂質ダイエットに使えると言われることもありますが、実際の脂質の量を考えると、どちらかというと不向きと言えるでしょう。
脂質の量は控えめ
しかし、めばるの脂質の量は他の魚に比べると控えめです。一般的に、低脂質ダイエットでは、1食あたりの脂質摂取量を5g以下に抑えることが推奨されています。その点から見ると、めばるは低脂質ダイエットには適していると言えます。
バランスの取れた食事が大切
ただし、低脂質ダイエットを行う際には、単に脂質の量だけを気にするのではなく、バランスの取れた食事を心掛けることが重要です。たとえば、めばるを食べる際には、野菜や炭水化物も一緒に摂ることで、栄養バランスを保つことができます。
適量を守ることがポイント
また、低脂質ダイエットを行う場合には、適量を守ることも大切です。めばるを適度な量で摂ることで、必要な栄養を摂取しつつ、脂質摂取量を抑えることができます。
まとめ
めばるは低脂質ダイエットに使えると言えるかどうかは、人それぞれの食事スタイルや目標によって異なります。脂質の量は控えめではありますが、バランスの取れた食事を心掛け、適量を守ることがポイントです。低脂質ダイエットを成功させるためには、個々の体調や生活習慣に合わせた食事プランを作ることが重要です。
最後に、めばるの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「めばる」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 100 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 3.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.1 | g | 多い |
脂質 | 3.5 | g | 普通 |
「めばる」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 55 | % | 特になし |
水分 | 77.2 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | 75 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「めばる」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 75 | mg | 普通 |
カリウム | 350 | mg | 多い |
カルシウム | 80 | mg | 多い |
マグネシウム | 27 | mg | 普通 |
リン | 200 | mg | 多い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 11 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 11 | μg | 普通 |
ビタミンD | 1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.17 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.11 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 1.5 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.37 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。