このページでは、魚のまながつおを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
まながつおのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはまながつおの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 161 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 4.4 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.1 | g | 多い |
脂質 | 10.9 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.4 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> まながつお 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、まながつおがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
まながつおはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キッコーマン
まながつおとは?どんな食材?
「まながつお」とは、魚の一種であり、主に日本で食べられている高級な食材です。その名前は「真魚(まな)」と「鰹(がつお)」を組み合わせたものであり、日本料理の中でも重要な役割を果たしています。
まながつおの特徴
まながつおは、その特徴的な赤身が特徴であり、脂がのっていて非常に美味しいとされています。身は繊維質であり、一般的には刺身や寿司のネタとして使用されることが多いです。また、まながつおは非常に栄養価が高く、タウリンやビタミンB群、DHAなどの栄養素を豊富に含んでいます。
まながつおの調理方法
まながつおの調理方法は様々ありますが、一般的には刺身や寿司ネタとして生で食べることが一番一般的です。また、まながつおの身は繊維質であるため、薄くスライスして食べることが多いです。その他にも、まながつおの身を焼いたり、煮たりすることもあります。どのような調理方法を選んでも、まながつおの美味しさを引き立てることができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はまながつおがダイエットにどう役立つか説明します!
まながつおはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
まながつおの栄養データ
まながつおの栄養データを見ると、以下のような特徴があります。
1. タンパク質が多い
まながつおは、可食部100gあたり17.1gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は身体の成長や修復に必要な栄養素であり、筋肉や骨の形成にも関与しています。まながつおのタンパク質量は多く、健康的な食事においてタンパク質の摂取量を確保するのに役立つでしょう。
2. 糖質がかなり低い
まながつおには、可食部100gあたり4.4gの糖質が含まれています。糖質はエネルギー源となる栄養素ですが、過剰な摂取は血糖値の上昇や肥満のリスクを引き起こすことがあります。まながつおは糖質がかなり低いため、糖質制限を行っている方や低糖質の食事を心掛けている方に適した食材と言えます。
3. 脂質が普通
まながつおには、可食部100gあたり10.9gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、摂り過ぎると肥満や動脈硬化のリスクが高まることがあります。まながつおの脂質量は普通であり、バランスの取れた食事において適度な脂質摂取をサポートすることができます。
以上のように、まながつおはタンパク質が多く、糖質がかなり低い、脂質も普通であるという特徴があります。これらの栄養データから見ると、まながつおは健康的な食事に役立つ食材として選ばれることができます。
おすすめ:まながつおのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
まながつおに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. カリウムとリンの含有量が多い
「まながつお」は可食部100gあたり、カリウム370 mgとリン190 mgを含んでいます。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓の機能や血圧の調節にも関与しています。また、リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、エネルギー代謝や細胞の機能にも関与しています。このように、「まながつお」はカリウムとリンの豊富な食材として、健康な体を維持する上で重要な役割を果たしています。
2. ナトリウムの含有量が普通
「まながつお」は可食部100gあたり、ナトリウム160 mgを含んでいます。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達物質の働きに関与していますが、摂り過ぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。そのため、ナトリウムの含有量が普通である「まながつお」は、バランスの取れた食事を心がける上で適切な選択肢と言えます。
3. 鉄や亜鉛の含有量が低い
「まながつお」は可食部100gあたり、鉄0.3 mgと亜鉛0.5 mgを含んでいます。鉄は血液中の酸素運搬に関与し、亜鉛は免疫機能の維持やタンパク質の合成に必要な栄養素です。しかし、「まながつお」にはこれらの栄養素が少なく含まれているため、鉄や亜鉛を十分に摂取するためには他の食材との組み合わせや補完が必要です。
以上のように、「まながつお」はカリウムとリンの含有量が多く、ナトリウムの含有量が普通である一方で、鉄や亜鉛の含有量が低いという特徴を持っています。健康な体作りやバランスの取れた食事を考える上で、これらの栄養データを参考にすることが重要です。
まながつおに含まれるビタミンを解説!
引用元:NHKきょうの料理
「まながつお」のビタミン含有量の特徴
1. ビタミンAの特徴
- レチノール含有量は90 μgで、多いです。
- α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は含まれておらず、無しです。
- レチノール活性当量は90 μgで、多いです。
2. ビタミンDの特徴
- 含有量は5 μgで、多いです。
3. ビタミンEの特徴
- α-トコフェロール含有量は1.4 mgで、多いです。
- β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれておらず、無しです。
その他のビタミン含有量のデータは以下の通りです。
- ビタミンB1: 0.22 mg(多い)
- ビタミンB2: 0.13 mg(普通)
- ナイアシン: 3.6 mg(多い)
- ビタミンB6: 0.3 mg(多い)
- ビタミンB12: 1.4 μg(多い)
- パントテン酸: 1.37 mg(多い)
- ビタミンC: 1 mg(普通)
なお、ビタミンK、葉酸、ビオチンは含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はまながつおの使用例としてレシピをご紹介します。
まながつおを使ったレシピ7選!
#1 まながつおのつけ焼き
まながつお(60gくらいの切り身)、青ねぎ、しょうが(甘酢漬け)、砂糖、みりん、しょうゆ
まながつおをみりん、しょうゆ、酒でつけこんで焼く和風の魚料理です。まながつおは西日本ではメジャーな魚。…
レシピを見る#2 まながつおの幽庵蒸し
まながつお(1切れ80g程度)、ねぎ、生しいたけ、昆布、しょうが(すりおろし汁)、みりん、しょうゆ、ゆず(輪切り)
下味をつけたかつおの切り身を蒸すレシピ。「幽庵地(柑橘類の輪切りを使った調味液)」に漬け込んだまながつおを、昆布の上にのせて蒸しあげます。…
レシピを見る#3 まながつおのみそ漬け
まながつお、白みそ、みりん、酢どりしょうが
このレシピは、まながつおを使った白みそ漬けの料理です。まながつおに塩をふって冷蔵庫で一晩寝かせ、漬け床を作って漬け込みます。…
レシピを見る#4 まながつおの野菜あんかけ
まながつお、干しえび、たまねぎ、ズッキーニ、ピーマン、じゃがいも、セロリ、ねぎ、生とうがらし、等
このレシピはまながつおを使った野菜あんかけ料理です。まながつおをパリパリに仕上げることがポイントで、ゴージャスな仕上がりでおもてなしにぴったりです。…
レシピを見る#5 まながつおのみそ漬け
まながつお、みそ、みりん、生椎茸
まながつおを手作りのみそ床で漬けたレシピ。みそ床は1度作れば3回ほど使うことができ、まながつお以外にかじきまぐろやぶり、さば、さわらなど魚を変えて楽しめます。…
レシピを見る#6 まながつおのみそ幽庵焼き豚肉の豆板醤ロースト
まながつお、白みそ(西京みそ)、はちみつ、みりん、しょうゆ、かぶ、甘酢《酢、柚子の皮のせん切り、豚肩ロース肉(塊)、等
魚と豚肉の食卓の主役になる焼き物のレシピ。まながつおは白みそやはちみつと一緒に密封袋に入れ、豚肉は豆板醤、にんにく、生姜と一緒にした漬け汁に3~4日漬け込みます。…
レシピを見る#7 魚のみそだれソテー
まながつお、昆布茶、わけぎ、小麦粉、ごま油、しょうゆ
このレシピはまながつおを使った魚のみそだれソテーです。まながつおには脂がのってくるとくせが出てくるので、白みそだれで抑えます。…
レシピを見る最後に、まながつおの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「まながつお」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 161 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 4.4 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.1 | g | 多い |
脂質 | 10.9 | g | 普通 |
「まながつお」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 40 | % | 特になし |
水分 | 70.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | 70 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.4 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「まながつお」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 160 | mg | 普通 |
カリウム | 370 | mg | 多い |
カルシウム | 21 | mg | 普通 |
マグネシウム | 25 | mg | 普通 |
リン | 190 | mg | 多い |
鉄 | 0.3 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 90 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 90 | μg | 多い |
ビタミンD | 5 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.22 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.13 | mg | 普通 |
ナイアシン | 3.6 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.30 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.4 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.37 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。