このページでは、魚のまふぐを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
まふぐのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはまふぐの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 78 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 3.5 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.9 | g | 多い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> (ふぐ類) まふぐ 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、まふぐがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
まふぐはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
まふぐとは?どんな食材?
「まふぐ」とは、特別な食材として知られる魚の一種です。その特徴的な食べ方や希少性から、高級料理として広く認知されています。
まふぐの特徴
まふぐは、日本海や太平洋沿岸などで生息する魚であり、体長は約30cmから60cmほどです。特徴的なのは、体表にある棘状の鱗で、まるでトゲのように見えることです。この鱗には毒があり、食べる際には専門の調理師が毒を取り除く必要があります。
まふぐの食べ方
まふぐは、主に刺身やてっちり、鍋料理などで食べられます。刺身として食べる場合は、薄くスライスされたまふぐの身を、特製のたれと一緒に食べることが一般的です。また、てっちりや鍋料理では、まふぐの身や内臓を出汁として使用し、野菜や豆腐と一緒に煮込んで食べることが一般的です。
まふぐの希少性と価格
まふぐは、その希少性から高価な食材として知られています。特に、毒を取り除くための技術や知識を持つ調理師の数が限られているため、まふぐ料理を提供できる店舗も限られています。そのため、まふぐ料理は一般的に高級な料理とされ、価格も比較的高めです。しかし、その独特の味わいや食感から、多くの人々に愛されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はまふぐがダイエットにどう役立つか説明します!
まふぐはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであること
まふぐは可食部100gあたり78kcalと、やや低いカロリーです。低カロリーの食材を選ぶことは、ダイエットや健康的な食事において重要です。まふぐを適切な量で摂取することで、カロリー摂取量を抑えつつ、満足感を得ることができます。
2. 高タンパク質であること
まふぐは可食部100gあたり18.9gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の細胞や組織の修復や再生に欠かせない栄養素です。まふぐの高タンパク質は、筋肉の形成や免疫力の向上に役立ちます。健康的な食事には、十分なタンパク質摂取が必要です。
3. 低脂質であること
まふぐは可食部100gあたり0.4gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は健康リスクにつながることもあります。まふぐの低脂質は、脂質摂取を抑えるための選択肢として役立ちます。健康的な食事には、バランスの取れた脂質摂取が求められます。
以上のように、まふぐは低カロリーでありながら高タンパク質であり、さらに低脂質な食材です。これらの特徴により、まふぐは健康的な食事において重要な役割を果たすことができます。適切な量でまふぐを摂取することで、カロリー摂取を抑えつつ、タンパク質を十分に摂取することができます。また、低脂質なまふぐは、脂質摂取を抑えるための選択肢としても利用できます。
おすすめ:まふぐのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
まふぐに含まれる無機質の栄養を解説!
1. カリウムが多い
まふぐは可食部100gあたりに470 mgのカリウムを含んでいます。カリウムは体内の水分バランスを調整したり、神経や筋肉の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。まふぐを摂取することで、カリウムの摂取量を増やすことができます。
2. リンが多い
まふぐは可食部100gあたりに260 mgのリンを含んでいます。リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、エネルギー代謝や細胞の機能にも関与しています。まふぐを摂取することで、リンの摂取量を増やすことができます。
3. ナトリウムが普通
まふぐは可食部100gあたりに83 mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは体内の水分バランスや血圧の調節に関与していますが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。まふぐはナトリウム含有量が普通であるため、適度な摂取量を守ることが重要です。
以上のように、まふぐはカリウムやリンが多く含まれており、ナトリウムの含有量は普通です。これらの栄養素をバランスよく摂取することで、健康な体を維持することができます。ただし、まふぐを摂取する際には適切な調理法や摂取量に気をつけることが必要です。
まふぐに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「まふぐ」に含まれるビタミンAは、レチノール活性当量で7 μgと普通の量です。レチノールは、視力の維持や免疫機能の向上に関与しており、適量摂取することが重要です。しかし、「まふぐ」にはα-カロテンやβ-カロテン、β-クリプトキサンチンなどのプロビタミンAは含まれていません。
2. ビタミンDの特徴
「まふぐ」にはビタミンDが多く含まれています。可食部100gあたりのビタミンDの含有量は6 μgで、他の魚と比べても多いです。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨の健康を維持するために必要な栄養素です。
3. ビタミンB群の特徴
「まふぐ」にはビタミンB群も豊富に含まれています。ビタミンB1は0.04 mg、ビタミンB2は0.17 mg、ナイアシンは7 mg、ビタミンB6は0.5 mg、ビタミンB12は3 μg、パントテン酸は0.23 mgという量が含まれています。これらのビタミンB群はエネルギー代謝に関与し、神経系の正常な機能をサポートします。
最後に、まふぐの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「まふぐ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 78 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 3.5 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.9 | g | 多い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
「まふぐ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 79.3 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.4 | g | 普通 |
コレステロール | 55 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「まふぐ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 83 | mg | 普通 |
カリウム | 470 | mg | 多い |
カルシウム | 5 | mg | 低い |
マグネシウム | 24 | mg | 普通 |
リン | 260 | mg | 多い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 1.5 | mg | 多い |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 7 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 7 | μg | 普通 |
ビタミンD | 6 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.17 | mg | 多い |
ナイアシン | 7.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.50 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 3.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.23 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
切り身(皮なし)/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 75 %、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、皮、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。