このページではくろあわびのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
くろあわびのカロリーは76kcal(100gあたり)!これってどうなの?
くろあわびの可食部100gあたりのカロリーは、76kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1108位です。これは多い順にすると上位69%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでくろあわびのカロリーを評価すると、296件中247位です。これは上位から83%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 76Kcal |
全体での評価 | 1108位 / 1592件中(上位69%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 247位 / 296件中(上位83%…低い) |
くろあわびはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜくろあわびのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
くろあわびのカロリーはなぜやや低いのか?
くろあわびは、可食部100gあたり76kcalのカロリーを持ち、「やや低い」と評価されています。その理由を以下の栄養データから考察してみましょう。
糖質が低い
くろあわびは、可食部100gあたり7.2gの糖質を含んでいます。この数値は「低い」と評価されており、他の食材と比較しても糖質の摂取量が少ないことがわかります。糖質が低いため、カロリーの面でも影響が出ていると考えられます。
食物繊維が無し
くろあわびには食物繊維が含まれていません。食物繊維は、消化を助けたり便通を促進する役割を果たすため、一般的には健康に良いとされています。しかし、食物繊維が無いことにより、くろあわびのカロリーがやや低くなっている可能性があります。
タンパク質が多い
くろあわびは、可食部100gあたり14.3gのタンパク質を含んでいます。この数値は「多い」と評価されており、他の食材と比較してもタンパク質の摂取量が豊富であることがわかります。タンパク質は、体の組織や筋肉の形成に必要な栄養素であり、エネルギーを供給する役割も果たします。タンパク質の摂取量が多いため、他の栄養素のカロリーに影響を及ぼしている可能性があります。
脂質が低い
くろあわびは、可食部100gあたり0.8gの脂質を含んでいます。この数値は「低い」と評価されており、他の食材と比較しても脂質の摂取量が少ないことがわかります。脂質は、エネルギー源として重要な栄養素ですが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼすことがあります。脂質の摂取量が低いため、くろあわびのカロリーもやや低くなっていると考えられます。
以上の栄養データから、くろあわびのカロリーがやや低い理由を考察することができました。糖質や脂質の摂取量が少なく、タンパク質の摂取量が多いことが影響していると考えられます。ただし、食物繊維が無いことによる影響も考慮する必要があります。くろあわびは、カロリーがやや低いため、ダイエットや健康管理に適した食材として選ばれることができるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「くろあわび」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 7.2g | 4 | 28.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 14.3g | 4 | 57.2kcal |
脂質 | 0.8g | 9 | 7.2kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「くろあわび」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、57.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
くろあわびは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
くろあわびは、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも、くろあわびは糖質量が7.2gと比較的低いです。しかし、くろあわびは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きな食材と言えます。
くろあわびの糖質量は控えめ
くろあわびは、糖質量が7.2gということで、他の魚に比べると控えめな部類に入ります。糖質制限をしている方にとっては、くろあわびは選択肢の一つとなるかもしれません。
くろあわびのタンパク質と栄養素
くろあわびには、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素も含まれています。タンパク質はダイエットにおいて重要な役割を果たすため、くろあわびは栄養バランスを考えた食事に取り入れることができます。
くろあわびの脂質とカロリー
一方で、くろあわびには脂質も含まれています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎるとカロリー過多になる可能性があります。ダイエット中の方は、くろあわびの摂取量には注意が必要です。
くろあわびの調理方法
くろあわびは、焼き物や煮物、刺身などさまざまな調理方法で楽しむことができます。調理方法によっては、余分な脂質を取り除くこともできますので、ダイエット中の方は調理方法にも気を配りましょう。
低糖質ダイエットにおすすめの食材
低糖質ダイエットを行う際には、くろあわび以外にもさまざまな食材がおすすめです。例えば、鶏むね肉や魚の刺身、野菜などが挙げられます。これらの食材をバランスよく摂取することで、健康的な低糖質ダイエットを実践することができます。
まとめ
くろあわびは、糖質量が7.2gと比較的低い食材ですが、低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きです。しかし、タンパク質や栄養素も含まれており、栄養バランスを考えた食事に取り入れることができます。ダイエット中の方は、摂取量や調理方法に注意しながら、くろあわびを楽しんでください。低糖質ダイエットには、くろあわび以外にもさまざまな食材がおすすめですので、バランスよく摂取することを心がけましょう。
くろあわびは、低脂質ダイエットに使える!?
くろあわびは、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも、くろあわびは低脂質であることが知られています。その脂質量は0.8gと非常に少なく、低脂質ダイエットに特に効果的な食材とされています。
くろあわびの特徴
くろあわびは、その特徴的な黒い体色からその名が付けられました。日本では、特に北海道や東北地方でよく水揚げされる魚です。
このくろあわびは、脂肪が少ないことが特徴です。脂質量が0.8gと非常に低いため、ダイエット中の方にとっては理想的な食材と言えるでしょう。
低脂質ダイエットに効果的な理由
くろあわびが低脂質ダイエットに特に効果的な理由は、その脂質量の少なさにあります。
脂質は、体内に摂取されたエネルギーを蓄える役割を持っています。しかし、摂りすぎると脂肪として蓄積されてしまい、体重増加の原因となります。
低脂質ダイエットでは、脂質の摂取を抑えることが重要です。くろあわびはその脂質量が非常に少ないため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
くろあわびの栄養価
くろあわびには、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。
まず、たんぱく質が豊富に含まれています。たんぱく質は筋肉の合成に必要な栄養素であり、ダイエット中の方にとって重要な栄養素です。
また、ビタミンやミネラルもバランスよく含まれています。これらの栄養素は、健康維持や免疫力向上に役立ちます。
まとめ
くろあわびは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。その脂質量が0.8gと非常に少なく、ダイエット中でも安心して摂取することができます。
また、くろあわびにはたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素も含まれており、健康維持や免疫力向上にも役立ちます。
低脂質ダイエットを目指す方には、くろあわびを積極的に取り入れることをおすすめします。美味しく食べながら、健康的なダイエットを実現しましょう。
最後に、くろあわびの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「くろあわび」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 76 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 3.6 | g | |
└糖質 | 7.2 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 14.3 | g | 多い |
脂質 | 0.8 | g | 低い |
「くろあわび」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 55 | % | 特になし |
水分 | 79.5 | g | 普通 |
有機酸 | 0.1 | g | 多い |
灰分 | 1.7 | g | 普通 |
コレステロール | 110 | mg | 多い |
食塩相当量 | 1.1 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「くろあわび」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 430 | mg | 多い |
カリウム | 160 | mg | 普通 |
カルシウム | 25 | mg | 普通 |
マグネシウム | 69 | mg | 多い |
リン | 82 | mg | 普通 |
鉄 | 2.2 | mg | 多い |
亜鉛 | - | mg | 無し |
銅 | - | mg | 無し |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 200 | μg | 多い |
セレン | 8 | μg | 多い |
クロム | 6 | μg | 多い |
モリブデン | 15 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 17 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 17 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.09 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.4 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 2.44 | mg | 多い |
ビオチン | 1.2 | μg | 普通 |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
廃棄部位: 貝殻及び内蔵
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。