このページでは、魚のくろあわびを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
くろあわびのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはくろあわびの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 76 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 3.6 | g | |
└糖質 | 7.2 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 14.3 | g | 多い |
脂質 | 0.8 | g | 低い |
食塩相当量 | 1.1 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<貝類> あわび くろあわび 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、くろあわびがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
くろあわびはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
くろあわびとは?どんな食材?
「くろあわび」とは、美味で高級な魚の一つです。その特徴は、黒く艶やかな外見と、豊かな旨味を持っていることです。日本料理の世界で高く評価され、贅沢な料理に欠かせない存在となっています。
くろあわびの特徴1:黒く艶やかな外見
くろあわびは、その名前の通り、黒い色合いが特徴的です。その表面は艶やかで、まるで宝石のような輝きを放っています。この美しい外見は、料理の見た目にも華やかさを与え、食卓を彩ります。
くろあわびの特徴2:豊かな旨味
くろあわびは、その味わいの深さで知られています。口に入れると、独特の甘みとコクが広がります。また、脂ののった部分は、口の中でとろけるような食感を楽しむことができます。その豊かな旨味は、一度食べたら忘れられない味わいとなるでしょう。
くろあわびの特徴3:高級な魚の一つ
くろあわびは、その希少性と美味しさから、高級な魚として評価されています。そのため、一般的には高価な食材となっており、特別な日やお祝いの席などにふさわしい存在です。その贅沢な味わいは、特別な場面をより一層華やかに演出してくれるでしょう。
以上のように、くろあわびは黒く艶やかな外見と豊かな旨味を持つ高級な魚です。その美味しさと希少性から、特別な場面での料理に最適な食材と言えるでしょう。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はくろあわびがダイエットにどう役立つか説明します!
くろあわびはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
「くろあわび」の栄養データ
「くろあわび」は、可食部100gあたりに以下の栄養素が含まれています。
1. カロリーがやや低い
「くろあわび」は、可食部100gあたりで76kcalのカロリーを含んでいます。カロリーがやや低いため、ダイエット中や健康を意識している方にとって、食事のバランスを考えた上で取り入れやすい食材と言えます。
2. タンパク質が多い
「くろあわび」には、可食部100gあたりで14.3gのタンパク質が含まれています。タンパク質は、体の組織や筋肉の修復・再生に重要な栄養素です。特に運動をしている方や筋力をつけたい方にとっては、タンパク質の摂取は欠かせません。その点で「くろあわび」は、タンパク質を多く含む食材として役立つでしょう。
3. 塩分が普通
「くろあわび」は、可食部100gあたりで1.1gの塩分を含んでいます。塩分の摂り過ぎは、高血圧や体調不良の原因となることがあります。そのため、塩分の摂取量には注意が必要です。しかし、「くろあわび」の塩分量は普通であり、適度な範囲内に収まっています。バランスの取れた食事を心がけたい方にとっては、塩分制限をしながらも「くろあわび」を取り入れることができるでしょう。
以上のように、「くろあわび」はカロリーがやや低く、タンパク質が多く含まれており、塩分も普通の範囲内に収まっています。これらの特徴から、健康的な食事に役立つ食材と言えます。ただし、個々の栄養素だけでなく、食材のバランスや調理方法にも注意しながら摂取することが重要です。
おすすめ:くろあわびのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
くろあわびに含まれる無機質の栄養を解説!
1. ミネラル豊富な食材
「くろあわび」は、ナトリウム、マグネシウム、鉄、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなど、様々なミネラルを含んでいます。特にマグネシウムやヨウ素、セレン、クロム、モリブデンは豊富に含まれており、健康維持に役立つ栄養素として注目されています。
2. ナトリウムが多い
「くろあわび」はナトリウムの含有量が多い食材です。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達に関与していますが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが増える可能性があります。そのため、ナトリウムの摂取量には注意が必要です。
3. 亜鉛や銅が含まれていない
「くろあわび」には亜鉛や銅が含まれていません。亜鉛は免疫力や皮膚の健康に関与し、銅は酵素の働きや骨の形成に必要な栄養素です。これらの栄養素は他の食材から摂取する必要がありますので、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
以上のように、「くろあわび」はミネラル豊富な食材であり、特にナトリウムの摂取量には注意が必要です。また、亜鉛や銅は含まれていないため、他の食材との組み合わせを考えることも大切です。健康を考えた食事のバランスに取り入れることで、より効果的な栄養摂取が期待できます。
くろあわびに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「くろあわび」に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチンなどがあります。ただし、レチノールとα-カロテンは含まれていません。一方、β-カロテンは17 μg含まれており、他の魚に比べて多いです。また、β-カロテン当量やレチノール活性当量も1 μgと普通の量です。
2. ビタミンEの特徴
「くろあわび」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールのみが0.3 mg含まれています。他のβ-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。また、ビタミンB1やビタミンB2、ナイアシンなど他のビタミンも含まれており、特にビタミンB1は0.15 mgと多いです。
3. その他のビタミン含有量の特徴
「くろあわび」にはビタミンB6が0.02 mgと低い量しか含まれていませんが、ビタミンB12やパントテン酸、ビオチンなどは多く含まれています。ビタミンCも1 mg含まれており、普通の量です。ただし、ビタミンD、ビタミンK、葉酸は含まれていません。
最後に、くろあわびの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「くろあわび」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 76 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 3.6 | g | |
└糖質 | 7.2 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 14.3 | g | 多い |
脂質 | 0.8 | g | 低い |
「くろあわび」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 55 | % | 特になし |
水分 | 79.5 | g | 普通 |
有機酸 | 0.1 | g | 多い |
灰分 | 1.7 | g | 普通 |
コレステロール | 110 | mg | 多い |
食塩相当量 | 1.1 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「くろあわび」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 430 | mg | 多い |
カリウム | 160 | mg | 普通 |
カルシウム | 25 | mg | 普通 |
マグネシウム | 69 | mg | 多い |
リン | 82 | mg | 普通 |
鉄 | 2.2 | mg | 多い |
亜鉛 | - | mg | 無し |
銅 | - | mg | 無し |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 200 | μg | 多い |
セレン | 8 | μg | 多い |
クロム | 6 | μg | 多い |
モリブデン | 15 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 17 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 17 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.09 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 0.4 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 2.44 | mg | 多い |
ビオチン | 1.2 | μg | 普通 |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
廃棄部位: 貝殻及び内蔵
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。