このページではきちじのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
きちじのカロリーは238kcal(100gあたり)!これってどうなの?
きちじの可食部100gあたりのカロリーは、238kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中491位です。これは多い順にすると上位30%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのできちじのカロリーを評価すると、296件中48位です。これは上位から16%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 238Kcal |
全体での評価 | 491位 / 1592件中(上位30%…平均的) |
「魚」ジャンル内での評価 | 48位 / 296件中(上位16%…高い) |
きちじはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜきちじのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
「きちじ」のカロリーは平均的な理由
「きちじ」は、魚の一種であり、そのカロリーは可食部100gあたり238kcalです。このカロリーは他の食材と比較して「平均的」と評価されています。なぜなら、以下の栄養データを見るとわかるように、「きちじ」はバランスの取れた栄養素を含んでいるからです。
糖質がかなり低い
「きちじ」の糖質は可食部100gあたり3.6gであり、かなり低い値です。糖質が低いことは、ダイエットや血糖値の管理において好ましい特徴です。糖質制限を行っている方や糖尿病の方にとっては、特に適した食材と言えるでしょう。
食物繊維が無し
「きちじ」には可食部100gあたり食物繊維が0g含まれていません。食物繊維は腸内環境を整えるために重要な栄養素であり、便秘の予防にも役立ちます。そのため、「きちじ」は食物繊維を摂取するための主要な食材ではありません。食物繊維を意識して摂取する必要がある場合は、他の食材と組み合わせることをおすすめします。
タンパク質が多い
「きちじ」のタンパク質は可食部100gあたり13.6g含まれており、多い値です。タンパク質は体の組織や筋肉の構成要素となる重要な栄養素です。特に運動をしている方や筋力をつけたい方にとっては、十分なタンパク質摂取が必要です。その点で、「きちじ」は良質なタンパク質源となるでしょう。
脂質が多い
「きちじ」の脂質は可食部100gあたり21.7g含まれており、多い値です。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。脂質の摂取量は個人の体調や生活習慣に合わせて調整する必要があります。適度な量で摂取することが大切です。
以上の栄養データを考慮すると、「きちじ」のカロリーが平均的である理由が明らかになります。バランスの取れた栄養素を含み、糖質が低く、タンパク質が多い一方で、食物繊維は含まれていません。脂質の摂取量には注意が必要ですが、適度な量で摂取することで健康的な食事に貢献するでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「きちじ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.6g | 4 | 14.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 13.6g | 4 | 54.4kcal |
脂質 | 21.7g | 9 | 195.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「きちじ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、195.3kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
きちじは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
きちじは、低糖質ダイエットに使える?
低糖質ダイエットは、最近注目を浴びている健康法の一つです。糖質を制限することで血糖値の上昇を抑え、脂肪燃焼を促進するとされています。そこで、魚の中でも特に注目されている「きちじ」について、その糖質量と効果についてご紹介します。
きちじの糖質量は3.6g
まず、きちじの糖質量についてですが、100gあたり3.6gと非常に低いです。これは、低糖質ダイエットを実践する上で非常に優れた食材と言えます。糖質を制限することが目的のダイエットでは、糖質の摂取量を抑えることが重要ですので、きちじはその点で非常に有効です。
きちじはダイエットに効果的
きちじは、糖質量が低いだけでなく、タンパク質も豊富に含まれています。タンパク質は、筋肉の合成や修復に必要な栄養素であり、ダイエット中には特に重要です。また、きちじにはビタミンやミネラルも豊富に含まれており、栄養バランスも良いです。
さらに、きちじにはEPAやDHAといった必須脂肪酸も含まれています。これらの脂肪酸は、脳の働きや血液の循環に関係しており、健康維持にも役立ちます。また、脂肪燃焼を促進する効果もあるため、ダイエットにも効果的と言えます。
まとめ
きちじは、低糖質ダイエットにおいて非常に有効な食材です。糖質量が低く、タンパク質や必須脂肪酸も豊富に含まれており、栄養バランスも良いです。さらに、脂肪燃焼を促進する効果もあるため、ダイエットに取り入れる価値があります。ただし、個々の体質や目標によって、食材の選択は異なる場合もありますので、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
きちじは、低脂質ダイエットに使える!?
きちじは低脂質ダイエットに不向き
「きちじ」は、魚の一種であり、多くの人々に親しまれています。その美味しさと栄養価の高さから、健康意識の高い人たちにもよく選ばれる食材です。しかし、低脂質ダイエットを目指す方にとっては、注意が必要な食材と言わざるを得ません。
きちじの脂質含有量
きちじの脂質含有量は、なんと21.7gもあります。低脂質ダイエットを行う際には、1日の脂質摂取量を制限する必要がありますが、この量はかなりの割合を占めてしまいます。そのため、きちじを摂取することで、脂質摂取量が制限を超えてしまう可能性が高いのです。
低脂質ダイエットに不向きな理由
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取を制限することで、体重を減らすことを目指すものです。脂質は高カロリーなため、摂取量を減らすことでエネルギー摂取量も減らせます。しかし、きちじの脂質含有量が高いため、摂取することで逆に脂質摂取量が増えてしまい、ダイエット効果が得られにくくなるのです。
代替の食材としての選択肢
低脂質ダイエットを行う際には、きちじの代わりに他の魚を選ぶことをおすすめします。例えば、さばやまぐろなどは、脂質含有量がきちじよりも低く、ダイエットに適しています。また、鶏胸肉や豆腐などの低脂肪の食材も積極的に摂取することで、バランスの良い低脂質ダイエットを実践することができます。
まとめ
きちじは、美味しく栄養価の高い食材である一方で、低脂質ダイエットには不向きな食材です。その脂質含有量が高いため、摂取することで脂質摂取量が制限を超えてしまう可能性があります。低脂質ダイエットを目指す方は、きちじの代わりに他の魚や低脂肪の食材を選ぶことをおすすめします。バランスの良い食事を心掛けながら、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、きちじの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「きちじ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 238 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 3.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.6 | g | 多い |
脂質 | 21.7 | g | 多い |
「きちじ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 63.9 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | 74 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「きちじ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 75 | mg | 普通 |
カリウム | 250 | mg | 普通 |
カルシウム | 32 | mg | 普通 |
マグネシウム | 32 | mg | 普通 |
リン | 130 | mg | 普通 |
鉄 | 0.3 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 84 | μg | 多い |
セレン | 58 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 65 | μg | 多い |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 65 | μg | 多い |
ビタミンD | 4 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.03 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.07 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.8 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 1.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.20 | mg | 普通 |
ビオチン | 0.8 | μg | 普通 |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
別名: きんきん、きんき/三枚におろしたもの/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 60 %、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。