このページではからすみのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
からすみのカロリーは353kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ニッスイ
からすみの可食部100gあたりのカロリーは、353kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中217位です。これは多い順にすると上位13%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでからすみのカロリーを評価すると、296件中4位です。これは上位から1%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 353Kcal |
全体での評価 | 217位 / 1592件中(上位13%…高い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 4位 / 296件中(上位1%…高い) |
からすみはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜからすみのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:dancyu
「からすみ」のカロリーが高い理由
「からすみ」は、可食部100gあたり353kcalのカロリーがあります。これは他の食材と比較して「高い」と評価されています。
糖質と食物繊維の含有量
「からすみ」は、可食部100gあたり14.3gの糖質を含んでいます。糖質の含有量は「普通」とされています。一方で、食物繊維は含まれておらず、「無し」となっています。
タンパク質と脂質の含有量
「からすみ」には、可食部100gあたり40.4gのタンパク質が含まれています。このタンパク質の含有量は「多い」と評価されています。また、脂質の含有量も多く、可食部100gあたり28.9g含まれています。
以上の栄養データから、「からすみ」のカロリーが高い理由は、主にタンパク質と脂質の含有量が多いことによるものと考えられます。タンパク質と脂質はエネルギー源となるため、それらの含有量が多いことがカロリーの高さにつながっています。また、糖質の含有量も一般的な範囲内ですが、食物繊維は含まれていないため、食物繊維のカロリー低減効果は期待できません。
「からすみ」は美味しさや食感のために人気のある食材ですが、カロリーの高さには注意が必要です。バランスの取れた食事を心掛ける際には、カロリーの高い食材の摂取量には注意が必要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「からすみ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 14.3g | 4 | 57.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 40.4g | 4 | 161.6kcal |
脂質 | 28.9g | 9 | 260.1kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「からすみ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、260.1kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
からすみは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:dancyu
からすみは、低糖質ダイエットに使える?
私たちが日常的に食べている食品の中には、糖質が含まれているものが多くあります。糖質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は肥満や生活習慣病の原因となることもあります。そのため、糖質を制限する低糖質ダイエットが注目されています。
からすみの糖質量は14.3g
魚の中でも特に高級な食材として知られる「からすみ」は、糖質量が14.3gとされています。この数字を見ると、低糖質ダイエットには不向きな食品のように思えます。
からすみは低糖質ダイエットに不向き
からすみは、糖質量が比較的高いため、低糖質ダイエットには不向きな食品と言えます。低糖質ダイエットでは、糖質の摂取量を制限することが目的ですが、からすみを多量に摂取すると、糖質の摂取量が増えてしまいます。
また、からすみは塩分も多く含まれており、塩分の摂り過ぎは高血圧や腎臓の負担増加の原因となります。低糖質ダイエットは健康を意識したダイエット方法であり、塩分の摂り過ぎは健康に悪影響を与える可能性があります。
低糖質ダイエットにおすすめの食品
低糖質ダイエットを実践する際には、からすみのような糖質量の多い食品は避けることが望ましいです。代わりに、鶏肉や魚の刺身、野菜など、糖質量の少ない食品を積極的に摂取することがおすすめです。これらの食品は健康にも良く、低糖質ダイエットにも適しています。
まとめ
からすみは、糖質量が14.3gと比較的高いため、低糖質ダイエットには不向きな食品です。低糖質ダイエットを実践する際には、糖質量の少ない食品を選ぶことが重要です。鶏肉や魚の刺身、野菜などを積極的に摂取し、健康的なダイエットを心掛けましょう。
からすみは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ニッスイ
からすみは、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも特に高級品として知られる「からすみ」。その美味しさと独特な食感から、多くの人々に愛されています。しかし、低脂質ダイエットを目指す方にとっては、からすみは避けるべき食材とされています。なぜなら、からすみには高い脂質が含まれているからです。
からすみの脂質量は28.9g
からすみの脂質量は、100gあたり28.9gとされています。これは魚の中でもかなり高い数値です。脂質は、エネルギー源として重要な栄養素ではありますが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。
低脂質ダイエットに向かない理由
低脂質ダイエットを行う際には、脂質の摂取量を制限することが重要です。そのため、からすみは避けるべき食材とされています。脂質量の高さから、からすみを摂取することで、ダイエットにおいて望ましい結果を得ることは難しいでしょう。
代替品としての選択肢
からすみが低脂質ダイエットに向かないとわかった場合、代替品として他の魚介類を選ぶことができます。例えば、カニやエビ、イカなどは低脂質でありながら、たんぱく質やビタミンなどの栄養素も豊富に含まれています。これらの食材を上手に活用することで、バランスの取れた低脂質ダイエットを実践することができます。
まとめ
からすみは、低脂質ダイエットには向かない食材と言えます。その脂質量の高さから、摂りすぎると健康リスクが高まる可能性があります。代わりに、低脂質で栄養価の高い魚介類を選ぶことで、健康的なダイエットを実践することができます。自分の目標に合わせた食材の選択を心掛け、バランスの良い食事を摂ることが大切です。
最後に、からすみの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「からすみ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 353 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 14.3 | g | 普通 |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 40.4 | g | 多い |
脂質 | 28.9 | g | 多い |
「からすみ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 25.9 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 4.5 | g | 多い |
コレステロール | 860 | mg | 多い |
食塩相当量 | 3.6 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「からすみ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1400 | mg | 多い |
カリウム | 170 | mg | 普通 |
カルシウム | 9 | mg | 低い |
マグネシウム | 23 | mg | 普通 |
リン | 530 | mg | 多い |
鉄 | 1.5 | mg | 多い |
亜鉛 | 9.3 | mg | 多い |
銅 | 0.19 | mg | 多い |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 350 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 8 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 8 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 350 | μg | 多い |
ビタミンD | 33.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 9.7 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 7 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.93 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.7 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.26 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 28.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 5.17 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 10 | mg | 多い |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。