このページではいわなのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
いわなのカロリーは101kcal(100gあたり)!これってどうなの?
いわなの可食部100gあたりのカロリーは、101kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中957位です。これは多い順にすると上位60%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでいわなのカロリーを評価すると、296件中174位です。これは上位から58%に位置するカロリーで、評価は同じく「やや低い」となります。
カロリー | 101Kcal |
全体での評価 | 957位 / 1592件中(上位60%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 174位 / 296件中(上位58%…やや低い) |
いわなはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜいわなのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
「いわな」のカロリーはやや低い理由
「いわな」のカロリーは可食部100gあたり101kcalで、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。その理由を以下の栄養データから説明いたします。
糖質の低さ
「いわな」に含まれる糖質は0.9gで、「かなり低い」と評価されています。糖質はエネルギー源となるため、糖質の量が少ないほどカロリーも低くなります。そのため、「いわな」の糖質の低さがカロリーのやや低さにつながっていると考えられます。
食物繊維の不足
「いわな」には食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化吸収を遅らせる効果があり、満腹感を得ることができます。そのため、食物繊維が不足している「いわな」は、他の食材と比較してカロリーがやや低いと評価されていると考えられます。
タンパク質の多さ
「いわな」には19gのタンパク質が含まれており、「多い」と評価されています。タンパク質は筋肉や細胞の修復に必要な栄養素であり、エネルギー源としても利用されます。タンパク質の量が多いほど、カロリーも高くなります。そのため、「いわな」のタンパク質の多さがカロリーのやや低さに寄与していると考えられます。
脂質の普通さ
「いわな」に含まれる脂質は3.6gで、「普通」と評価されています。脂質はエネルギー源となるだけでなく、栄養素の吸収にも関与します。脂質の量が多いほどカロリーも高くなりますが、脂質の量が少なすぎると栄養不足のリスクがあります。そのため、「いわな」の脂質の量は適度であり、カロリーのやや低さに影響を与えていないと考えられます。
以上のように、「いわな」のカロリーがやや低い理由は、糖質の低さ、食物繊維の不足、タンパク質の多さ、脂質の普通さなどの要素が組み合わさっていると考えられます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「いわな」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 0.9g | 4 | 3.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 19.0g | 4 | 76kcal |
脂質 | 3.6g | 9 | 32.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「いわな」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、76kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
いわなは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
いわなは、低糖質ダイエットに使える?
「いわなは低糖質ダイエットに特に効果的」と言われていますが、その理由をご紹介いたします。
いわなの糖質量は0.9g
まず、いわなの糖質量は0.9gと非常に低いです。低糖質ダイエットでは、摂取する糖質量を制限することが重要です。糖質を摂りすぎると、血糖値の急上昇や脂肪の蓄積につながりますが、いわなはその心配が少ないのです。
いわなに含まれる栄養素
また、いわなにはたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素も豊富に含まれています。低糖質ダイエットでは、糖質を制限する一方で、栄養バランスを保つことも大切です。いわなを摂取することで、必要な栄養素を摂りながら、糖質摂取量を抑えることができます。
いわなの調理方法
いわなは、刺身や焼き魚など、さまざまな調理方法で楽しむことができます。糖質を制限するダイエットでは、食事のバリエーションが大切です。いわなを使った料理は、飽きずに続けることができます。
まとめ
いわなは、低糖質ダイエットにおいて特に効果的な食材です。糖質量が低く、栄養素も豊富に含まれているため、バランスの取れた食事を摂ることができます。さらに、いわなの調理方法も豊富で、飽きずに食べ続けることができます。低糖質ダイエットを成功させたい方には、ぜひいわなを取り入れてみてください。
いわなは、低脂質ダイエットに使える!?
いわなは、低脂質ダイエットに使える?
いわなは、低脂質が3.6gでした。
いわなは、低脂質ダイエットにどちらかというと不向きだが、脂質の量は控えめと言えます。
いわなは、美味しく食べられる魚の一つですが、低脂質ダイエットに適しているかどうかは疑問です。低脂質ダイエットでは、脂肪摂取を制限することが目的ですが、いわなには3.6gの脂質が含まれています。
しかし、いわなの脂質の量は他の魚に比べて控えめです。例えば、サーモンには13gの脂質が含まれており、鮭と比べるといわなは低脂質と言えます。また、いわなにはDHAやEPAといった健康に良い成分も含まれています。
低脂質ダイエットにおいては、脂肪摂取を制限することが重要ですが、全く脂肪を摂取しないのは健康にも良くありません。脂質はエネルギー源としても重要であり、必要な栄養素です。適度な脂質摂取が必要です。
そのため、いわなは低脂質ダイエットにはどちらかというと不向きと言えますが、脂質の量は控えめです。適度に摂取することで、健康に良い成分も摂ることができます。ただし、食べ過ぎには注意が必要です。
最後に、いわなの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「いわな」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 101 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 0.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 19.0 | g | 多い |
脂質 | 3.6 | g | 普通 |
「いわな」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 50 | % | 特になし |
水分 | 76.1 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | 80 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「いわな」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 49 | mg | 普通 |
カリウム | 380 | mg | 多い |
カルシウム | 39 | mg | 普通 |
マグネシウム | 29 | mg | 普通 |
リン | 260 | mg | 多い |
鉄 | 0.3 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 5 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 2 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 2 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 5 | μg | 普通 |
ビタミンD | 5 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.6 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.12 | mg | 普通 |
ナイアシン | 3.4 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.21 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 4.2 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.68 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。