このページでは、魚のひらめを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ひらめのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはひらめの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 96 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 2.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.0 | g | 多い |
脂質 | 2.0 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> ひらめ 天然 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ひらめがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ひらめはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キッコーマン
ひらめとは?どんな食材?
ひらめは、日本でよく食べられる魚の一つです。身は白くてやわらかく、繊維が細かいため、口の中でとろけるような食感が特徴です。また、ひらめは脂ののった身を持っているため、豊かな風味とコクがあります。
ひらめの特徴1:栄養価の高さ
ひらめは、栄養価が非常に高い食材です。特に、良質なたんぱく質やビタミンB群、ミネラル(特にリンやカルシウム)を豊富に含んでいます。これらの栄養素は、体の健康をサポートするだけでなく、美肌や骨の健康にも良い影響を与えます。
ひらめの特徴2:調理の幅広さ
ひらめは、調理法によってさまざまな料理に活用することができます。刺身や寿司、煮付け、焼き物、唐揚げなど、さまざまな料理に使われます。また、ひらめの白身は、他の食材との相性も良く、さまざまな味付けに合わせることができます。
ひらめの特徴3:美味しい食べ方
ひらめは、そのやわらかい身と豊かな風味から、さまざまな調理法で美味しく食べることができます。特に、焼き物や煮付けにすると、身の旨みが引き立ちます。また、刺身や寿司にすると、新鮮なままの風味を楽しむことができます。ひらめの食べ方は多岐にわたり、食卓を彩ることができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はひらめがダイエットにどう役立つか説明します!
ひらめはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ニッスイ
1. 低カロリーでダイエットに適している
「ひらめ」は可食部100gあたり96kcalと、やや低いカロリーです。この低カロリーな特徴から、ダイエット中の方やカロリーコントロールを心掛けている方にとっては、健康的な食事に役立ちます。低カロリーながらも、タンパク質が多く含まれているため、満腹感を得ることができます。
2. 糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果がある
「ひらめ」には糖質が2.8g含まれており、かなり低い量です。糖質の摂取量が少ないため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。血糖値の急激な上昇は、インスリンの分泌を増やし、体に負担をかける可能性がありますが、「ひらめ」を摂取することで血糖値の上昇を緩やかにすることができます。
3. タンパク質が豊富で筋肉の修復・成長に貢献する
「ひらめ」は可食部100gあたり20gのタンパク質を含んでいます。このタンパク質の量は多いと言えます。タンパク質は筋肉の修復や成長に重要な役割を果たします。運動後の筋肉の修復や筋肉量の増加を促進するためには、十分なタンパク質の摂取が必要です。その点で「ひらめ」は健康的な食事に役立つ食材と言えます。
おすすめ:ひらめのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ひらめに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:NHKきょうの料理
ひらめの特徴
1. カリウムとリンが多い
ひらめは、可食部100gあたりにおいて、カリウムとリンの含有量が多い特徴があります。カリウムは、体内の水分バランスを調整するだけでなく、心臓の機能や血圧の調節にも関与しています。リンは、骨や歯の形成に必要な栄養素であり、エネルギー代謝にも関与しています。ひらめの摂取によって、これらの栄養素を効果的に摂ることができます。
2. ナトリウムが普通
ひらめに含まれるナトリウムの量は、可食部100gあたり46 mgであり、普通の範囲に収まっています。過剰なナトリウム摂取は高血圧や心臓病のリスクを高めることが知られていますが、ひらめは適度なナトリウム量を含んでいるため、バランスの取れた食事に取り入れることができます。
3. 鉄や亜鉛が低い
ひらめには、可食部100gあたり鉄が0.1 mg、亜鉛が0.4 mgという低い含有量があります。鉄は赤血球の形成や酸素運搬に関わる重要な栄養素であり、亜鉛は免疫機能や骨の形成に関与しています。しかし、ひらめからはこれらの栄養素を十分に摂ることはできません。そのため、ひらめを食べる際には、他の食材と組み合わせてこれらの栄養素を補うことが重要です。
ひらめに含まれるビタミンを解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. ビタミンAはレチノール活性当量で普通量
「ひらめ」に含まれるビタミンAは、レチノール活性当量で12 μgと普通の量です。レチノールは、視力の維持や免疫機能の向上に役立つビタミンです。普段の食事で十分なビタミンAを摂取することができます。
2. ビタミンDは多い量
「ひらめ」にはビタミンDが多く含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨の健康をサポートします。適切なビタミンDの摂取は、骨密度を維持し、骨粗鬆症などの骨の問題を予防するのに重要です。
3. ナイアシン・ビタミンB6・ビタミンB12・パントテン酸・ビタミンCは多い量
「ひらめ」にはナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビタミンCが多く含まれています。これらのビタミンはエネルギー代謝や神経機能の維持に関与しており、健康な体を維持するために必要な栄養素です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はひらめの使用例としてレシピをご紹介します。
ひらめを使ったレシピ20選!
#1 ひらめのさらさ蒸し
ひらめ(70g位の切り身)、にんじん(細い部分)、ねぎ、干ししいたけ、三つ葉、昆布(5~6cm角)、だし汁、しょうゆ、みりん、等
ひらめの切り身を野菜と一緒に蒸したレシピ。ひらめを昆布の上に乗せて千切りにしたにんじんやねぎとともに「さらさ蒸し」にします。…
レシピを見る#2 ひらめのムニエル レモンバターソース
ひらめ(切り身)、こしょう、小麦粉、サラダ油、バター、レモン汁、ミニトマト、青菜(菜の花)
ひらめのムニエルのレシピ。レストランではの定番のムニエルをレモンバターソースで仕上げています。…
レシピを見る#3 ひらめのだて巻き
ひらめ、しらいた昆布、甘酢しょうが、サラダ油
このレシピは、ひらめを使っただて巻き料理です。薄焼き卵の上に白板昆布をのせ、ひらめを巻き上げた華やかなおせち料理です。…
レシピを見る#4 ひらめの龍飛(りゅうひ)巻き
ひらめ、龍飛昆布、甘酢しょうが
このレシピは、ひらめを使った京都のおせち料理「龍飛巻き」の作り方です。ひらめを塩でしめて、龍飛昆布で巻き上げ、甘酢しょうがを散らして巻きます。…
レシピを見る#5 笹森通彰先生のひらめと帆立てのイタリア風米サラダ
ひらめ、帆立て貝柱、ミニトマト、白ワイン、エクストラバージンオリーブ油、りんご酢、イタリアンパセリ、バジル、らっきょう漬け、等
このレシピは、ひらめと帆立て貝柱を使ったイタリア風米サラダ料理です。まずは米を鍋に入れて湯を沸かし、18分間ゆでる。…
レシピを見る#6 ひらめのかにクリーム衣焼き
ひらめ、ずわいがに、マッシュルーム、たまねぎ、白ワイン、バター、小麦粉、牛乳、生クリーム、等
このレシピは、ひらめとずわいがにを使ったかにクリーム衣焼きの料理です。ひらめには塩とこしょうをふり、かにクリームを挟んで衣をつけて焼きます。…
レシピを見る#7 ひらめの昆布じめ
真昆布、ひらめ
このレシピはひらめと昆布を使った料理です。ひらめの昆布じめは、塩と昆布でしめることで、保存性が高まり、うまみが増すという特徴があります。…
レシピを見る#8 ひらめのムニエルきのこソース
ひらめ、牛乳、たまねぎ、マッシュルーム、シードル、卵黄、生クリーム、チャービル、こしょう、等
シードルで作るマッシュルームクリームソースと、ひらめのムニエルのレシピ。ひらめはフライパンでバター焼きした後に、オーブンでふっくら焼き上げるところがポイントです。…
レシピを見る#9 白身魚のずんだ和え
白身魚(刺し身・鯛、ひらめなど)、枝豆(さやつき)、しょうゆ、みりん
白身魚を使った和え物のレシピ。味付けにはペーストした枝豆を使用、やさしい味わいが特徴的です。…
レシピを見る#10 白身魚のカルパッチョ 中華ソースがけ
ひらめ、大根、にんじん、きゅうり、しょうが、ぎょうざの皮、レモン汁、ごま油、こしょう、等
中華ソースの香りが光るカルパッチョのレシピ。淡白な白身魚も、ごま油とマヨネーズの中華ソースで濃厚にいただけます。…
レシピを見る#11 白身魚の茶碗蒸し
かまぼこの薄切り、ぎんなん(ゆで)、三つ葉、うどんスープ、ゆず皮
白身魚やかまぼこを使った茶碗蒸しのレシピ。卵にうどんだしを加えることで旨味のある味わいに。…
レシピを見る#12 大きな大きな焼きおにぎりの簡単鯛茶漬け
大きな大きな焼きおにぎり」、刺身(たい・ひらめなど)、かつおぶし、だし汁、小ねぎ
「大きな大きな焼きおにぎり」を使ったアレンジレシピ。焼きおにぎりの香ばしさとかつお節をのせてだし汁でほぐしながら食べる旨味たっぷりのお茶漬けです。…
レシピを見る#13 たらの昆布じめ
生たら(刺身用)、昆布(だし用)
たらは、昆布じめにして水分を抜くことで濃縮した味わいに。昆布の味わいも加わりうま味が口いっぱいに広がるレシピ。…
レシピを見る#14 真鯛の中華風カルパッチョ
真鯛(刺身用)、ごま油、小ねぎ、あらびき黒こしょう、リーフレタス(お好みで)
おもてなしにもピッタリの、真鯛を使った中華風カルパッチョのレシピ。お刺身にごま油、塩、あらびき黒こしょうや小ねぎをかけるだけなのでとっても簡単。…
レシピを見る#15 白身魚のカルパッチョ
ひらめ(刺身用)、ミニトマト、かぼちゃ、枝豆(ゆでたもの)
白身魚を使ったカルパッチョのレシピ。彩りもよく、おもてなし料理にもぴったりです。…
レシピを見る#16 白身魚と野菜のごまじょうゆがけ
白身魚(すずき、鯛、ひらめなどの刺身)、きゅうり、大根、ピーマン(赤・小)、青ねぎ、しょうが、しょうゆ、料理酒、ごま油、等
ワンパターンになりがちな魚のお刺身を、料亭で出てきそうな華やかな一皿に。白身魚は鯛やひらめ等お好みで。…
レシピを見る#17 白身魚のカルパッチョ
白身魚(鯛・ひらめなど、刺し身用)、トマト、レタス、オリーブオイル、いりごま(白)、玉ねぎ(みじん切り)、ゆずポン酢
白身魚と野菜を使った、主菜におすすめのカルパッチョのレシピ。白身魚は刺身用であれば鯛やヒラメ等お好みのものを使って作ることができるので、様々な味わいを楽しめます。…
レシピを見る#18 白身魚のみぞれ煮
白身魚(ひらめ、目鯛など)、大根(すりおろし)、ゆず(皮・せん切り)、揚げ油、かつおだし、みりん、料理酒、砂糖、しょうゆ、等
カラッと揚げた白身魚に大根おろしがよく合うレシピ。しょうゆやみりんの味わいで、白ごはんが進む味わいです。…
レシピを見る#19 ご飯が進む野菜おかず☆ なすの甘辛バター焼き
おろしにんにく、有塩バター、めんつゆ、塩こしょう
ナスをバターしょうゆ味でたっぷりいただく副菜のレシピ。バターで炒めたトロトロのナスが麺つゆをまとって魅力の味に変身。…
レシピを見る#20 ヒラメとエビのクリーム煮
ヒラメ、エビ、アスパラガス、コショウ、白ワイン、バター、タマネギ、小麦粉、牛乳、等
ヒラメとエビをクリーミーに味付けしたレシピ。自家製ホワイトソースは牛乳に蒸し汁を加え、味付けしているだけなので、簡単にできます。…
レシピを見る最後に、ひらめの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ひらめ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 96 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 2.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.0 | g | 多い |
脂質 | 2.0 | g | 普通 |
「ひらめ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 40 | % | 特になし |
水分 | 76.8 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | 55 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「ひらめ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 46 | mg | 普通 |
カリウム | 440 | mg | 多い |
カルシウム | 22 | mg | 普通 |
マグネシウム | 26 | mg | 普通 |
リン | 240 | mg | 多い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 12 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 12 | μg | 普通 |
ビタミンD | 3 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.11 | mg | 普通 |
ナイアシン | 5.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.33 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.82 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 3 | mg | 多い |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(五枚下ろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。