このページでは、魚のほっきがいを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ほっきがいのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはほっきがいの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 66 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 3.8 | g | |
└糖質 | 7.6 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 11.1 | g | 普通 |
脂質 | 1.1 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.6 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<貝類> ほっきがい 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ほっきがいがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ほっきがいはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
ほっきがいとは?どんな食材?
「ほっきがい」とは、貝類の一種であり、日本では特に北海道でよく食べられている魚介類の一つです。食材としては、主にほっきがいの身を利用します。ほっきがいは、貝殻に覆われたやや厚めの身を持ち、甘みと旨味があります。その特徴的な風味から、さまざまな料理に使用されます。
ほっきがいの特徴
ほっきがいの身は、白くて柔らかく、噛むとほんのりとした甘みが広がります。また、ほっきがいは豊富な栄養素を含んでおり、特にたんぱく質やミネラル、ビタミンB12が豊富に含まれています。これらの栄養素は、体の健康維持や免疫力の向上に役立ちます。
ほっきがいの使い方
ほっきがいは、そのまま焼いたり、蒸したりすることで美味しく食べることができます。また、ほっきがいの身を切り身にして、パスタやリゾットの具材として使ったり、鍋料理や煮物に加えることもできます。ほっきがいの風味を活かした料理は、上品で豪華な味わいを楽しむことができます。
以上のように、ほっきがいは貝類の一種であり、甘みと旨味があります。柔らかい身と豊富な栄養素が特徴であり、さまざまな料理に活用することができます。ほっきがいを使った料理は、上品で美味しい一品となることでしょう。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はほっきがいがダイエットにどう役立つか説明します!
ほっきがいはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
1. 低カロリーであるため、ダイエットに適している
「ほっきがい」は可食部100gあたりのカロリーが66kcalと低いです。この低カロリーな特徴から、ダイエット中の方にとって役立つ食材と言えます。ダイエットはカロリー摂取量を制限することが重要ですが、低カロリーな「ほっきがい」を食べることで、満腹感を得ながら摂取カロリーを抑えることができます。
2. タンパク質が豊富であるため、筋肉の形成に役立つ
「ほっきがい」は可食部100gあたりのタンパク質が11.1g含まれています。タンパク質は筋肉の主要な構成要素であり、筋肉の形成や修復に重要な役割を果たします。そのため、運動を行っている方や筋肉を増やしたい方にとって、タンパク質の摂取は欠かせません。タンパク質豊富な「ほっきがい」を食べることで、筋肉の形成や修復をサポートすることができます。
3. 糖質が低いため、血糖値の上昇を抑える
「ほっきがい」は可食部100gあたりの糖質が7.6gと低いです。糖質は体内でブドウ糖に分解され、血糖値の上昇に関与します。糖質の摂り過ぎは血糖値の急激な上昇をもたらし、健康リスクを引き起こす可能性があります。しかし、「ほっきがい」の糖質は低いため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。特に糖尿病や血糖値管理が必要な方にとっては、血糖値のコントロールに役立つ食材と言えます。
おすすめ:ほっきがいのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ほっきがいに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. 栄養バランスが良い
「ほっきがい」は、ナトリウムやリンなどのミネラルを適度に含んでおり、栄養バランスが良い食材です。カリウムやカルシウム、マグネシウムなども多く含まれており、健康維持に役立つ栄養素が豊富に含まれています。
2. 鉄や亜鉛などのミネラルが多い
「ほっきがい」には、鉄や亜鉛、銅といったミネラルが多く含まれています。これらのミネラルは、血液や骨の形成に重要な役割を果たしており、体の健康維持に必要な栄養素です。
3. ヨウ素やセレン、クロム、モリブデンが含まれていない
「ほっきがい」にはヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといったミネラルが含まれていないことが特徴です。これらのミネラルは体内で僅かしか必要とされず、他の食材から摂取する必要があるため、バランスの良い食事を心がける必要があります。
ほっきがいに含まれるビタミンを解説!
引用元:NHKきょうの料理
ビタミンAの特徴
「ほっきがい」に含まれるビタミンAは、主にレチノールとして存在しています。レチノールの含有量は可食部100gあたり6 μgで、他の魚と比べると多いです。また、α-カロテンやβ-カロテン、β-クリプトキサンチンなどのプロビタミンAは含まれておらず、無しです。しかし、β-カロテン当量は10 μgあり、レチノール活性当量も7 μgという普通の量が含まれています。
ビタミンEの特徴
「ほっきがい」に含まれるビタミンEは、主にα-トコフェロールとして存在しています。α-トコフェロールの含有量は可食部100gあたり1.4 mgで、他の魚と比べると多いです。しかし、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれておらず、無しです。
その他のビタミン含有量
「ほっきがい」にはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビタミンCも含まれています。ビタミンB1は0.01 mgで低いですが、ビタミンB2は0.16 mg、ナイアシンは1.9 mgという量が含まれており、他の魚と比べると多いです。ビタミンB6は0.12 mgで普通の量が含まれており、ビタミンB12は48 μgという多い量が含まれています。また、パントテン酸とビタミンCの含有量は普通です。
ビタミンD、ビタミンK、葉酸、ビオチンは「ほっきがい」には含まれていないことに注意してください。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はほっきがいの使用例としてレシピをご紹介します。
ほっきがいを使ったレシピ14選!
#1 手軽に出来ます♪ ほっきがいの塩昆布和え
ほっき貝(ゆで)、ごま油
このレシピは、ほっき貝を使った和風の副菜です。ほっき貝はさっとゆでるだけで甘みが引き立ち、塩昆布とごま油で味付けすることで旨みが増します。…
レシピを見る#2 3合炊き炊飯器で! ホッキ貝とねぎの炊き込みごはん
ほっき貝[ゆで、みりん、しょうゆ、和風顆粒だし
このレシピはホッキ貝を使った炊き込みご飯です。ねぎの優しい甘さとホッキ貝の食感が絶妙なアクセントとなります。…
レシピを見る#3 ほっき貝と揚げ里芋の煮物
ほっき貝、里芋、しょうが、だし、しょうゆ、砂糖、みりん、かたくり粉、揚げ油、等
このレシピは、ほっき貝と揚げた里芋を煮込んだ煮物です。里芋を揚げることで、味がよくからみ、こっくりとした煮物に仕上がります。…
レシピを見る#4 ほっき貝の卵とじ丼
ほっき貝、たまねぎ、みつば、ご飯、だし、しょうゆ、砂糖、みりん、バター、等
このレシピは、ほっき貝を使った卵とじ丼の作り方です。バターで炒めたほっき貝がご飯にしみ込んで、バターライスのような味わいになります。…
レシピを見る#5 ほっき貝の和風チヂミ
ほっき貝、ねぎ、じゃがいも、白玉粉、溶き卵、しょうゆ、こしょう、一味とうがらし、かたくり粉、等
このレシピはほっき貝を使った和風チヂミのレシピです。ほっき貝の歯ごたえがアクセントとなり、しっとりとしたやさしい口当たりが楽しめます。…
レシピを見る#6 ほっき貝とじゃがいものからし酢みそ
ほっき貝、じゃがいも、白みそ、卵黄、砂糖、練りがらし、だし、米酢、しょうゆ、等
このレシピは、ほっき貝とじゃがいもを使ったからし酢みそ料理です。ほっき貝は酒と塩で煮て、じゃがいもはせん切りにしてゆでます。…
レシピを見る#7 出汁がきいてます! ほっき貝の炊き込みご飯
ほっき貝(ゆで)、みりん、しょうゆ、和風顆粒だし
このレシピはほっき貝を使った炊き込みご飯の作り方です。出汁の香りが豊かで、ほんのりとした赤いほっき貝がアクセントになっています。…
レシピを見る#8 貝のうまみがたっぷり♪ ホッキ貝とねぎの炊き込みごはん
ほっき貝[ゆで、みりん、しょうゆ、和風顆粒だし
このレシピはホッキ貝を使った炊き込みごはんです。ねぎの優しい甘さとホッキ貝の食感が絶妙なアクセントとなっています。…
レシピを見る#9 ささっと炒めて♪ ホッキ貝と小松菜の中華炒め
ほっき貝[ゆで、ごま油、鶏ガラスープの素、こしょう
このレシピは、ホッキ貝と小松菜を使った中華炒めの料理です。小松菜をシャキシャキとした食感に仕上げ、鮮やかな赤い色のホッキ貝が食卓を彩ります。…
レシピを見る#10 食感を楽しんで♪ ホッキ貝ときゅうりの梅おかか和え
ほっき貝[ゆで、梅干し[赤じそ漬け、砂糖、しょうゆ、白いりごま
このレシピは、ホッキ貝ときゅうりを使ったさっぱりとした副菜のレシピです。梅干しとかつお節を使って和え、風味豊かに仕上げました。…
レシピを見る#11 貝の旨味がジューシー!! ほっき貝のペペロン炒め
ほっき貝(ゆで)、唐辛子(輪切り)、オリーブオイル、黒こしょう
このレシピは、ほっき貝を使ったペペロン炒めです。ほっき貝は調理が難しいと思われがちですが、このレシピでは美味しさを引き出すことができます。…
レシピを見る#12 素材の味が引き立つ! ほっき貝とせりの和風パスタ
ほっき貝(ゆで)、おろしにんにく、オリーブオイル、和風顆粒だし、しょうゆ
このレシピは、ほっき貝とせりを使った和風パスタです。甘みのあるほっき貝と香り豊かなせりが組み合わさり、素材の味が引き立ちます。…
レシピを見る#13 さっぱりとした一品♪ ほっき貝の酢味噌和え
ほっき貝[ゆで、うど、砂糖、みそ、からし
このレシピは新鮮なほっき貝を使ったさっぱりとした和え物です。甘味のあるほっき貝と、うどの爽やかな香りがマッチし、箸が止まらなくなる一品です。…
レシピを見る#14 ほっき貝のなまらウマい焼きそば
ほっき貝、焼きそば用の麺、だしじょうゆ、こしょう、にんにく、いかの塩辛、赤とうがらし、トマト、バター、等
このレシピはほっき貝を使った焼きそば料理です。ほっき貝は先端だけゆでてピンク色を強調し、焼きそば用の麺と一緒に炒めます。…
レシピを見る最後に、ほっきがいの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ほっきがい」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 66 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 3.8 | g | |
└糖質 | 7.6 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 11.1 | g | 普通 |
脂質 | 1.1 | g | 低い |
「ほっきがい」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 65 | % | 特になし |
水分 | 82.1 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.9 | g | 多い |
コレステロール | 51 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.6 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ほっきがい」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 250 | mg | 普通 |
カリウム | 260 | mg | 普通 |
カルシウム | 62 | mg | 多い |
マグネシウム | 75 | mg | 多い |
リン | 160 | mg | 普通 |
鉄 | 4.4 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.8 | mg | 多い |
銅 | 0.15 | mg | 多い |
マンガン | 0.11 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 6 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 10 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 7 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.16 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.9 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.12 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 48.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.20 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
別名: うばがい(標準和名)/廃棄部位: 貝殻
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。