このページではイクラのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
イクラのカロリーは252kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヤマサ
イクラの可食部100gあたりのカロリーは、252kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中447位です。これは多い順にすると上位28%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでイクラのカロリーを評価すると、296件中42位です。これは上位から14%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 252Kcal |
全体での評価 | 447位 / 1592件中(上位28%…高い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 42位 / 296件中(上位14%…高い) |
イクラはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜイクラのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:ヤマサ
イクラのカロリーは高い理由
イクラは、可食部100gあたり252kcalという高いカロリーを持っています。その理由は以下の栄養データによって説明されます。
糖質が低い
イクラは、可食部100gあたり7.9gの糖質を含んでいます。糖質が低いため、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。この特徴は、糖尿病やダイエット中の人にとっては良い点と言えます。
食物繊維が無し
イクラには、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助け、腸内環境を整える役割がありますが、イクラにはその恩恵は期待できません。
タンパク質が多い
イクラは、可食部100gあたり32.6gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉や骨の形成に重要な役割を果たし、体の成長や修復に必要な栄養素です。イクラのタンパク質の量は多く、健康な体作りに役立ちます。
脂質が多い
イクラは、可食部100gあたり15.6gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源として重要であり、体温調節やビタミンの吸収にも関与しています。ただし、脂質の摂りすぎは肥満や生活習慣病のリスクを高めるため、適量の摂取が必要です。
以上のように、イクラのカロリーが高い理由は、糖質が低く、食物繊維が無く、タンパク質と脂質が豊富に含まれているからです。これらの栄養データを考慮すると、イクラは栄養価が高く、バランスの取れた食事に取り入れることができる食材と言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「イクラ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 7.9g | 4 | 31.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 32.6g | 4 | 130.4kcal |
脂質 | 15.6g | 9 | 140.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「イクラ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、140.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
イクラは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ソラレピ
イクラは、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも特に栄養価が高いとされる「イクラ」。その糖質量は7.9gとなっており、低糖質ダイエットにおいてはどのような位置づけになるのでしょうか。
イクラは低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
イクラは、低糖質ダイエットにおいてはどちらかというと不向きな食材と言えます。なぜなら、イクラ自体には一定の糖質が含まれているためです。糖質制限を目指す場合、摂取する糖質量を極力抑える必要がありますが、イクラの糖質量は控えめとはいえ、それなりに含まれています。
イクラの糖質量は控えめ
イクラの糖質量は7.9gとなっており、他の食材と比べるとやや少ない方に分類されます。特に、一般的な糖質制限ダイエットでは、1日の糖質摂取量を20〜50g程度に抑えることが推奨されています。そのため、イクラの糖質量は控えめと言えるでしょう。
イクラを摂取する際の注意点
ただし、イクラを摂取する際には注意が必要です。イクラには、糖質だけでなく、脂質も一定量含まれています。特に、イクラの中にはオメガ3脂肪酸が豊富に含まれており、血液をサラサラにする効果があります。しかし、脂質の摂り過ぎはカロリー過多につながり、ダイエット効果を損なう可能性があります。そのため、イクラを摂取する際には適量を守ることが重要です。
まとめ
イクラは、低糖質ダイエットにおいてはどちらかというと不向きな食材と言えますが、糖質量は控えめです。糖質制限を目指す場合には、他の食材との組み合わせや量を考慮しながら摂取することが重要です。また、脂質の摂り過ぎにも注意が必要です。適量を守りながら、バランスの取れた食事を心がけましょう。
イクラは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:dancyu
イクラは低脂質ダイエットに不向き
イクラは、魚の一種であり、多くの人にとっては美味しい食べ物です。しかし、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、注意が必要な食材と言えます。なぜなら、イクラは低脂質ではなく、15.6gもの脂質を含んでいるからです。
イクラの脂質量
イクラは、その鮮やかなオレンジ色が特徴的で、口の中でプチプチと弾ける食感が楽しめます。しかし、この美味しさの裏には、脂質が豊富に含まれているという事実があります。イクラ100gあたりの脂質量は15.6gであり、低脂質ダイエットにおいては控えるべき食材と言えます。
低脂質ダイエットとは
低脂質ダイエットは、脂肪の摂取量を制限することで、体重を減らすためのダイエット方法です。脂質は1gあたり9kcalものエネルギーを含んでおり、摂取しすぎると肥満の原因となります。そのため、低脂質ダイエットを実践している方は、脂質の摂取量に気をつける必要があります。
イクラの脂質とは
イクラは、魚の卵であり、その特徴的な食感と風味が人気です。しかし、この美味しさの裏には、脂質が多く含まれているという事実があります。イクラは、100gあたり15.6gもの脂質を含んでおり、低脂質ダイエットを実践している方にとっては避けるべき食材と言えます。
代替品としての選択肢
低脂質ダイエットを実践している方が、イクラを食べる際には注意が必要です。しかし、イクラの代わりに他の食材を選ぶことで、美味しさを楽しみながらも脂質を控えることができます。例えば、魚の刺身や白身魚は、脂質が少なく、低脂質ダイエットに適しています。また、大豆製品や野菜なども、脂質を抑えながら栄養を摂ることができる選択肢として考えられます。
まとめ
イクラは、その美味しさと特徴的な食感で人気のある食材です。しかし、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、注意が必要な食材と言えます。イクラは15.6gもの脂質を含んでおり、脂質の摂取量を制限する低脂質ダイエットには不向きです。代わりに、魚の刺身や白身魚、大豆製品や野菜などを選ぶことで、脂質を控えながらも美味しい食事を楽しむことができます。
最後に、イクラの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「イクラ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 252 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 7.9 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 32.6 | g | 多い |
脂質 | 15.6 | g | 多い |
「イクラ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 48.4 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.2 | g | 多い |
コレステロール | 480 | mg | 多い |
食塩相当量 | 2.3 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「イクラ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 910 | mg | 多い |
カリウム | 210 | mg | 普通 |
カルシウム | 94 | mg | 多い |
マグネシウム | 95 | mg | 多い |
リン | 530 | mg | 多い |
鉄 | 2.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.1 | mg | 多い |
銅 | 0.76 | mg | 多い |
マンガン | 0.06 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 330 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 330 | μg | 多い |
ビタミンD | 44.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 9.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.42 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.55 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 47.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 2.36 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 6 | mg | 多い |
別名: さけ(標準和名)、あきさけ、あきあじ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。