このページでは、魚のイクラを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
イクラのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはイクラの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 252 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 7.9 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 32.6 | g | 多い |
脂質 | 15.6 | g | 多い |
食塩相当量 | 2.3 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> (さけ・ます類) しろさけ イクラ」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、イクラがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
イクラはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ヤマサ
イクラとは?どんな食材?
イクラは、魚の卵のことを指します。日本料理でよく使われる食材であり、特にサケの卵が有名です。イクラは、鮮やかなオレンジ色をしており、小さな粒状の形状をしています。
イクラの特徴
イクラは、非常に豊富な栄養素を含んでおり、特にオメガ-3脂肪酸やたんぱく質、ビタミンDなどが豊富に含まれています。また、イクラは塩漬けにされることが一般的であり、そのため塩味もあります。
イクラの使い方
イクラは、寿司や丼物などの日本料理でよく使われる食材です。寿司のネタとして使われることが多く、その豊かな味わいと食感が楽しまれます。また、イクラ丼やイクラをトッピングしたサラダなども人気があります。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はイクラがダイエットにどう役立つか説明します!
イクラはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ヤマサ
イクラの栄養データについて
イクラは、可食部100gあたりで以下の栄養素を含んでいます。
1. タンパク質が多い
イクラは、可食部100gあたりで32.6gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、体の細胞や筋肉の成長や修復に必要な栄養素です。タンパク質は、身体の機能を維持するために重要であり、健康的な食事には欠かせません。イクラのタンパク質量は多いため、食事に取り入れることで十分なタンパク質を摂取することができます。
2. 脂質が多い
イクラは、可食部100gあたりで15.6gの脂質を含んでいます。脂質は、エネルギー源として重要な栄養素です。適度な脂質の摂取は、体温の調節や細胞の保護などの役割を果たします。ただし、脂質の摂取量は適度に抑える必要があります。イクラは脂質量が多いため、摂取量には注意が必要ですが、適切な量で摂取することで健康的な食事に役立ちます。
3. 塩分が多い
イクラは、可食部100gあたりで2.3gの塩分を含んでいます。塩分は、体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病などのリスクが増えます。イクラは塩分量が多いため、摂取量には注意が必要です。適切な量で摂取することで、健康的な食事に役立つことができます。
以上のように、イクラはタンパク質や脂質が豊富に含まれており、健康的な食事に役立つ食材です。しかし、摂取量には注意が必要であり、適切な量で摂取することが重要です。
おすすめ:イクラのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
イクラに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:ソラレピ
1. ナトリウムが多い
イクラは可食部100gあたりに910 mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要な栄養素ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。そのため、イクラを摂取する際には適量に注意する必要があります。
2. カルシウムやリンが多い
イクラにはカルシウムやリンが多く含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、リンはエネルギー代謝や細胞機能に関与しています。これらの栄養素は健康な骨や歯を維持するために重要です。イクラを摂取することで、これらの栄養素を効果的に摂ることができます。
3. 鉄や亜鉛が多い
イクラには鉄や亜鉛も多く含まれています。鉄は酸素を運ぶために必要な栄養素であり、亜鉛は免疫機能や骨の形成に関与しています。これらの栄養素は体の健康を維持するために不可欠です。イクラを摂取することで、これらの栄養素を補給することができます。
まとめ
イクラはナトリウムが多い一方で、カルシウムやリン、鉄、亜鉛などの栄養素も豊富に含まれています。適量の摂取を心掛けることで、これらの栄養素を効果的に摂ることができます。イクラは健康な骨や歯の維持に役立つ食材と言えます。ただし、ナトリウムの摂りすぎには注意が必要です。バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
イクラに含まれるビタミンを解説!
引用元:dancyu
「イクラ」のビタミンの特徴
イクラに含まれるビタミンの特徴を3つに絞って論じます。
1. ビタミンAの豊富な含有量
イクラにはビタミンAが豊富に含まれています。レチノールの含有量は330 μgであり、これは多いと言えます。また、レチノール活性当量も330 μgあります。ビタミンAは視力の維持や免疫力の向上に重要な役割を果たすため、イクラを摂取することでビタミンAの必要量を満たすことができます。
2. ビタミンDの多さ
イクラにはビタミンDも多く含まれています。ビタミンDの含有量は44 μgであり、これも多いと言えます。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるため、骨の健康維持に重要な役割を果たします。イクラを食べることでビタミンDを摂取することができ、骨の健康をサポートすることができます。
3. ビタミンEの豊富な含有量
イクラにはビタミンEも豊富に含まれています。特にα-トコフェロールの含有量は9.1 mgであり、これは多いと言えます。ビタミンEは抗酸化作用を持ち、細胞の老化を防ぐ効果があります。また、血液の循環を促進する効果もあります。イクラを摂取することでビタミンEの必要量を摂ることができ、健康な体を維持することができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はイクラの使用例としてレシピをご紹介します。
イクラを使ったレシピ20選!
#1 イクラのおろし和え(ゆず釜にて)
黄柚子、大根、しょうゆ、三つ葉、砂糖
ゆずの実を器にしたイクラのおろし和えのレシピ。切り落とした柚子の上側も蓋に見立て、華やかな見た目に仕上げることが重要な一品です。…
レシピを見る#2 イクラと卵と鮭チーズの三色丼
白飯、木の芽、砂糖、みりん、イクラ、焼き塩鮭、クリームチーズ
イクラと卵と鮭チーズを使った三食丼のレシピ。昆布ポン酢と合わせたいくら、クリームチーズと焼き塩鮭を和えた鮭チーズ、とろとろに煎った卵が贅沢な、うまみたっぷりのどんぶりレシピ。…
レシピを見る#3 がっつり贅沢鮭とイクラのスープごはんのレシピ
塩鮭、ニンジン、マイタケ、切り餅、胡椒、ホウレンソウ、長ネギ、ご飯、イクラ、等
いくらと鮭を使った豪華なご飯です。きゅうりの糠漬けも使用していることによって風味も豊かになっています。…
レシピを見る#4 リッチで濃厚なウニやイクラの"魚介タルティーヌ"
パンドカンパーニュ、イクラ、白ワイン、サワークリーム、イタリアンパセリ、小ねぎ、ディル、バゲット、生ウニ、等
ウニやイクラを使った、贅沢なタルティーヌのレシピ。魚卵はワインに合わない、という常識をくつがえすレシピは必見です。…
レシピを見る#5 自家製が美味しい!イクラの醤油漬け
生筋子、下ごしらえの塩、醤油、みりん
新鮮な生筋子が手に入ったら是非試してみてほしい、自家製イクラの醤油漬けのレシピ。一度このおいしさを知ってしまったら、もう市販のものには戻れません。…
レシピを見る#6 イクラのしょうゆ漬け
筋子、しょうゆ、みりん
お酒にもご飯にも合い、たくさんできるのがうれしい、自家製のイクラのしょうゆ漬けのレシピ。筋子に塩を加え、熱湯を回しかけます。…
レシピを見る#7 ふっくら炊き上げて♪ 鮭とイクラの土なべごはん
みりん、しょうゆ、和風顆粒だし
塩鮭とイクラを使った、おもてなし料理にもなる土なべごはんのレシピ。お米を鮭の切り身と一緒に、和風だしでふっくらと炊き上げます。…
レシピを見る#8 鮭とイクラの親子寿司
ご飯、作り置き甘酢、甘塩鮭、砂糖、みりん、しょうゆ、イクラ、大葉
このレシピは秋鮭とイクラを使った親子寿司です。ご飯に作り置き甘酢をかけ、しゃもじで切るように混ぜ合わせ、冷まします。…
レシピを見る#9 ハレの日に! イクラのせ紅白なます
砂糖
このレシピは酢と水を使ったハレの日にぴったりのイクラのせ紅白なますです。大根とにんじんを即席で作るなますに、豪華ないくらをトッピングして華やかに仕上げます。…
レシピを見る#10 イクラのオープンサンド
ライ麦パン、レタス、バター
このレシピは、イクラを使ったオープンサンドです。イクラは塩漬けで大さじ2ずつ乗せ、ライ麦パンにバターとレタスをのせて食べます。…
レシピを見る#11 イクラなます
大根、にんじん、砂糖
このレシピは、イクラを使った和風のなます料理です。大根とにんじんをスライサーでせん切りにして、塩をなじませて水けを絞ります。…
レシピを見る#12 イクラ冷ややっこ
絹ごし豆腐、細ねぎ、刻みのり、しょうゆ
このレシピは、絹ごし豆腐とイクラを使った和風の冷ややっこ料理です。豆腐にイクラをのせ、細ねぎやのりをトッピングして、しょうゆをかけるだけで簡単に作れます。…
レシピを見る#13 イクラのみそ漬け
筋子、みそ、みりん、しょうゆ
このレシピはイクラを使ったみそ漬け料理です。イクラの濃厚な味わいに、みその風味が加わって、とても美味しいです。…
レシピを見る#15 イクラの塩漬け
筋子
このレシピは、イクラを使った塩漬け料理です。まさるさんのイクラ漬けの原点として知られ、シンプルな味わいが特徴的です。…
レシピを見る#16 イクラのせ塩鮭の炊き込みご飯
お米、昆布、塩鮭、水煮タケノコ、シイタケ、みりん、しょうゆ、ショウガ、だし汁、等
このレシピは、塩鮭とイクラを使った炊き込みご飯のレシピです。お米に昆布や水煮タケノコ、シイタケなどの具材を加え、だし汁と共に炊き上げます。…
レシピを見る#17 おろしのイクラのせ
大根おろし、イクラ、スダチ、しょうゆ
このレシピは大根おろしとイクラを使った和風料理です。大根おろしは軽く汁気をきって、器に盛りつけた上にイクラをのせます。…
レシピを見る#18 風味豊かな! 鮭とイクラのはらこ飯風
みりん、しょうゆ、和風顆粒だし、昆布[乾燥
鮭とイクラを使った宮城県の名物料理、はらこ飯風が作れるレシピ。このレシピのポイントは、鮭をあらかじめ煮ておくことです。…
レシピを見る#19 ねっとり食感♪ 塩麹サーモンのこぼれイクラ
塩麹
このレシピは、サーモンとイクラを使ったちょっとリッチな一品です。塩麹に漬けたサーモンは、ねっとりと濃厚な味わいになります。…
レシピを見る#20 鮭とイクラの親子黒米おじや
ご飯、甘塩鮭、マイタケ、小松菜、刻みネギ、イクラ、だし汁、赤みそ
このレシピは鮭とイクラを使ったおじやの作り方です。まず、甘塩鮭を電子レンジで加熱し、皮と骨を取り除いてほぐします。…
レシピを見る最後に、イクラの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「イクラ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 252 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 7.9 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 32.6 | g | 多い |
脂質 | 15.6 | g | 多い |
「イクラ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 48.4 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.2 | g | 多い |
コレステロール | 480 | mg | 多い |
食塩相当量 | 2.3 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「イクラ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 910 | mg | 多い |
カリウム | 210 | mg | 普通 |
カルシウム | 94 | mg | 多い |
マグネシウム | 95 | mg | 多い |
リン | 530 | mg | 多い |
鉄 | 2.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.1 | mg | 多い |
銅 | 0.76 | mg | 多い |
マンガン | 0.06 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 330 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 330 | μg | 多い |
ビタミンD | 44.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 9.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.42 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.55 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 47.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 2.36 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 6 | mg | 多い |
別名: さけ(標準和名)、あきさけ、あきあじ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。