このページではいかなごのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
いかなごのカロリーは111kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
いかなごの可食部100gあたりのカロリーは、111kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中914位です。これは多い順にすると上位57%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでいかなごのカロリーを評価すると、296件中154位です。これは上位から52%に位置するカロリーで、評価は「平均的」となります。
カロリー | 111Kcal |
全体での評価 | 914位 / 1592件中(上位57%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 154位 / 296件中(上位52%…平均的) |
いかなごはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜいかなごのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
「いかなご」のカロリーはなぜやや低いのか?
「いかなご」は、可食部100gあたり111kcalのカロリーを持ち、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。その理由を栄養データを参考に説明します。
糖質がかなり低い
「いかなご」は、可食部100gあたり4.8gの糖質を含んでいます。この値は「かなり低い」と評価されており、他の食材に比べて糖質の摂取量を抑えることができます。糖質が低いため、血糖値の急上昇を防ぎ、ダイエットや血糖管理にも適しています。
食物繊維が無し
「いかなご」には食物繊維が含まれていません。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果がありますが、「いかなご」にはその恩恵を受けることはできません。そのため、食物繊維を摂取したい場合には、他の食材との組み合わせや別の食材から摂取する必要があります。
タンパク質が多い
「いかなご」は、可食部100gあたり17.2gのタンパク質を含んでいます。この値は「多い」と評価されており、他の食材と比べてタンパク質の摂取量を増やすことができます。タンパク質は筋肉の修復や再生に関与し、健康な体作りに欠かせない栄養素です。
脂質は普通
「いかなご」には、可食部100gあたり5.5gの脂質が含まれています。この値は「普通」と評価されており、他の食材と比べて脂質の摂取量を抑えることができます。脂質の摂り過ぎは体重増加や生活習慣病のリスクを高めるため、バランスの良い食事を心掛けることが重要です。
以上の栄養データから、「いかなご」のカロリーがやや低い理由が明らかになりました。糖質がかなり低く、タンパク質は多い一方で、食物繊維は無く、脂質は普通という特徴を持っています。これらの要素が組み合わさり、「いかなご」はやや低カロリーな食材として選ばれる理由と言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「いかなご」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.8g | 4 | 19.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 17.2g | 4 | 68.8kcal |
脂質 | 5.5g | 9 | 49.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「いかなご」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、68.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
いかなごは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Eレシピ
いかなごは、低糖質ダイエットに使える?
「いかなご」は、魚の一種であり、糖質量が4.8gと比較的低いことが知られています。そのため、低糖質ダイエットにおいても少し効果的な食材として利用できるかもしれません。
糖質制限の重要性
糖質制限は、近年注目されているダイエット方法の一つです。糖質は、私たちの体にエネルギーを供給する重要な栄養素ですが、摂りすぎると血糖値の上昇や体重増加の原因となります。そのため、糖質を制限することで、血糖値の安定や体重の管理が可能になると言われています。
いかなごの糖質量
では、いかなごの糖質量は具体的にどの程度なのでしょうか?いかなご100gあたりの糖質量は、約4.8gです。これは、他の魚介類や肉類と比較しても比較的低い数値です。そのため、糖質制限を行っている方にとっては、いかなごは良い選択肢の一つと言えるでしょう。
いかなごの栄養価
糖質量だけでなく、いかなごの栄養価も気になるところです。いかなごには、タンパク質やビタミンB12、カルシウムなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、私たちの体にとって重要な役割を果たしています。特に、タンパク質は筋肉の形成や修復に欠かせない栄養素です。そのため、いかなごを摂取することで、バランスの取れた食事をとることができるでしょう。
いかなごの調理方法
いかなごは、さまざまな調理方法で楽しむことができます。例えば、塩焼きや唐揚げ、煮付けなどがあります。ただし、糖質制限を行っている場合は、衣をつけたり甘辛いタレをかけたりすることには注意が必要です。なるべくシンプルな調理方法を選び、糖質の摂取量を抑えるように心掛けましょう。
まとめ
いかなごは、糖質量が4.8gと比較的低いため、低糖質ダイエットにおいても少し効果的な食材と言えます。また、栄養価も高く、タンパク質やビタミンB12、カルシウムなどが豊富に含まれています。ただし、調理方法には注意が必要であり、糖質の摂取量を抑えるように心掛けましょう。いかなごを上手に取り入れることで、健康的な食事を楽しむことができるでしょう。
いかなごは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
いかなごは、低脂質ダイエットに使える?
いかなごは、低脂質ダイエットにどちらかと言えば不向きですが、脂質の量は控えめです。そのため、適度な摂取量であれば、低脂質ダイエットに取り入れることができます。
いかなごの脂質量は5.5g
いかなごの脂質量は5.5gです。これは、一般的な魚の中では比較的低い方です。しかし、低脂質ダイエットを行っている方にとっては、やや高めの値と言えるかもしれません。
いかなごは栄養価が高い
いかなごは、脂質以外の栄養価も高い魚です。たんぱく質やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれています。また、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸も含まれており、健康に良い影響を与えるとされています。
適度な摂取量が重要
いかなごを低脂質ダイエットに取り入れる場合は、適度な摂取量が重要です。食べ過ぎると脂質の摂取量が増えてしまうため、注意が必要です。また、調理方法も影響を与えることがありますので、脂っこい料理ではなく、蒸したり焼いたりするなど、脂質を抑えた調理法を選ぶことも大切です。
まとめ
いかなごは、低脂質ダイエットにはどちらかと言えば不向きですが、脂質の量は控えめです。適度な摂取量であれば、栄養価の高さを活かして低脂質ダイエットに取り入れることができます。ただし、食べ過ぎや脂っこい料理の摂取は避けるようにし、脂質を抑えた調理法を選ぶことが重要です。
最後に、いかなごの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「いかなご」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 111 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 4.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.2 | g | 多い |
脂質 | 5.5 | g | 普通 |
「いかなご」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 74.2 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.0 | g | 多い |
コレステロール | 200 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.5 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「いかなご」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 190 | mg | 普通 |
カリウム | 390 | mg | 多い |
カルシウム | 500 | mg | 多い |
マグネシウム | 39 | mg | 多い |
リン | 530 | mg | 多い |
鉄 | 2.5 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.9 | mg | 多い |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.49 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 200 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 1 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 1 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 200 | μg | 多い |
ビタミンD | 21.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.8 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.19 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.81 | mg | 多い |
ナイアシン | 4.6 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.15 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 11.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.77 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
別名: こうなご/小型魚全体
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。