このページでは、魚のほやを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ほやのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはほやの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 27 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 0.8 | g | |
└糖質 | 1.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 5.0 | g | 低い |
脂質 | 0.8 | g | 低い |
食塩相当量 | 3.3 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<その他> ほや 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ほやがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ほやはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:NHKきょうの料理
ほやとは?どんな食材?
「ほや」とは、日本でよく食べられている魚の一種です。主に日本海で獲れる貝類であり、その特徴は独特の食感と甘みにあります。さまざまな料理に使われ、高級食材としても知られています。
ほやの特徴
ほやは、小さな貝の一種であり、外見は黒っぽい殻に包まれています。殻を開けると、中には黄色い身が詰まっています。この身は柔らかく、口に入れるとほのかな甘みが広がります。また、ほやは旬の時期にしか獲れないため、その希少性も特徴の一つです。
ほやの使い方
ほやは、その甘みと食感から、さまざまな料理に使われます。刺身として食べることが一般的であり、新鮮なほやを薄くスライスして、醤油やポン酢でいただきます。また、ほやの身を使った寿司や天ぷらも人気があります。さらに、ほやの身を炊き込みご飯に混ぜることで、風味豊かなほやご飯を楽しむこともできます。
以上のように、「ほや」は日本海で獲れる魚の一種であり、その特徴は柔らかな食感と甘みにあります。さまざまな料理に使われ、高級食材としても親しまれています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はほやがダイエットにどう役立つか説明します!
ほやはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:Nadia
1. 低カロリーでダイエットに適している
「ほや」は可食部100gあたり27kcalと、非常に低カロリーです。ダイエット中の方やカロリー摂取を気にする方にとって、ほやは理想的な食材と言えます。低カロリーながらも満腹感を得ることができるため、食事制限中でも満足感を得ながら健康的な食事を摂ることができます。
2. 糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果がある
「ほや」の糖質は可食部100gあたり1.1gと非常に低いです。糖質の摂り過ぎは血糖値の上昇を引き起こし、糖尿病や肥満のリスクを高めることがありますが、ほやは糖質が少ないため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。血糖値のコントロールが重要な方や糖質制限を行っている方にとって、ほやは適した食材と言えます。
3. タンパク質を含み筋肉の形成に役立つ
「ほや」は可食部100gあたり5gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉の形成や修復に重要な栄養素であり、健康的な体を維持するために必要です。特に運動を行っている方や筋力を増やしたい方にとって、ほやはタンパク質摂取の補助となる食材として役立ちます。
以上のように、「ほや」は低カロリーでダイエットに適しており、糖質が低く血糖値の上昇を抑える効果があり、さらにタンパク質を含んでいるため筋肉の形成に役立ちます。これらの特徴から、健康的な食事に取り入れることでバランスの取れた食事を実現することができます。
おすすめ:ほやのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ほやに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:Nadia
1. ミネラル豊富な食材
「ほや」は、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅など、多くのミネラルを含んでいます。特にナトリウムやカリウムの含有量は多く、健康な体を維持するために必要なミネラルを補給するのに適しています。
2. カルシウムやリンの含有量は普通
「ほや」にはカルシウムやリンも含まれていますが、その含有量は普通です。カルシウムやリンは骨や歯の形成に重要な役割を果たすため、健康な骨や歯を維持するためには、他の食材とのバランスを考えながら摂取することが必要です。
3. マンガンやヨウ素、セレン、クロム、モリブデンは含まれていない
「ほや」にはマンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといったミネラルは含まれていません。これらのミネラルは体内で働く酵素の活性化や免疫力の向上に関与しており、不足すると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。そのため、これらのミネラルを摂取するためには、他の食材との組み合わせを考える必要があります。
以上のように、「ほや」はミネラル豊富な食材であり、特にナトリウムやカリウムの含有量が多いことが特徴です。一方で、マンガンやヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといったミネラルは含まれていないため、バランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
ほやに含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. ビタミンEは豊富
「ほや」に含まれるビタミンEは、主にα-トコフェロールの形で1.2 mg含まれています。この量は可食部100gあたりで非常に多い量です。
2. ビタミンB群は普通または低い
「ほや」に含まれるビタミンB群の中では、ビタミンB1は0.01 mgで低い量です。一方、ビタミンB2は0.13 mgで普通の量、ナイアシンも0.5 mgで普通の量です。ビタミンB6は0.02 mgで低い量ですが、ビタミンB12は3.8 μgで多い量です。パントテン酸も0.33 mgで普通の量です。
3. ビタミンCは多い
「ほや」にはビタミンCも含まれており、可食部100gあたりで3 mg含まれています。この量は多いと言えます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はほやの使用例としてレシピをご紹介します。
ほやを使ったレシピ5選!
#1 ほやときゅうりの酢の物
ほや、きゅうり、だし、砂糖、しょうゆ、しょうが汁
このレシピは、ほやときゅうりを使った酢の物です。ほやの身を取り出し、内臓を取り除いて塩水で洗い、きゅうりは板ずりして塩水につけます。…
レシピを見る#4 磯の香りでやみつき! ホヤとキノコのチーズアヒージョ
むきホヤ(宮城県産)、唐辛子、オリーブオイル
このレシピは、宮城県産のむきホヤを使ったチーズアヒージョです。磯の香りがクセになる美味しいアヒージョで、旨味たっぷりなホヤと甘みのある夏野菜が絶妙にマッチしています。…
レシピを見る#5 料理の基本! ホヤのさばき方
ホヤ
このレシピはホヤを使った料理です。ホヤは海のパイナップルとも呼ばれ、見た目がゴツゴツしているため手を出しにくいかもしれません。…
レシピを見る最後に、ほやの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ほや」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 27 | Kcal | かなり低い |
炭水化物 | 0.8 | g | |
└糖質 | 1.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 5.0 | g | 低い |
脂質 | 0.8 | g | 低い |
「ほや」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 80 | % | 特になし |
水分 | 88.8 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 4.6 | g | 多い |
コレステロール | 33 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 3.3 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「ほや」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1300 | mg | 多い |
カリウム | 570 | mg | 多い |
カルシウム | 32 | mg | 普通 |
マグネシウム | 41 | mg | 多い |
リン | 55 | mg | 普通 |
鉄 | 5.7 | mg | 多い |
亜鉛 | 5.3 | mg | 多い |
銅 | 0.19 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | Tr | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.13 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 3.8 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.33 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 3 | mg | 多い |
試料: まぼや、あかぼや/廃棄部位: 外皮及び内臓
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。