このページでははまぐりのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
はまぐりのカロリーは35kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ニッスイ
はまぐりの可食部100gあたりのカロリーは、35kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1351位です。これは多い順にすると上位84%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのではまぐりのカロリーを評価すると、296件中292位です。これは上位から98%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 35Kcal |
全体での評価 | 1351位 / 1592件中(上位84%…低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 292位 / 296件中(上位98%…かなり低い) |
はまぐりはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜはまぐりのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:サッポロビール
はまぐりのカロリーは低い理由
はまぐりは、可食部100gあたりのカロリーが35kcalと非常に低いです。この低カロリーの特徴には、以下の栄養データが関係しています。
糖質がかなり低い
はまぐりは、可食部100gあたりの糖質が3.7gとかなり低いです。糖質が少ないため、エネルギー源としてのカロリーも低くなります。
食物繊維が無し
はまぐりには、可食部100gあたりの食物繊維が0gという特徴があります。食物繊維は消化吸収を遅くし、満腹感を与えるため、カロリーを抑える効果があります。
タンパク質は普通
はまぐりには、可食部100gあたりのタンパク質が6.1g含まれています。タンパク質は体の修復や筋肉の形成に関与する重要な栄養素ですが、カロリーとしては他の栄養素に比べて少ないため、総カロリーを抑える効果があります。
脂質が低い
はまぐりには、可食部100gあたりの脂質が0.6gという低い数値です。脂質は高カロリーな栄養素であり、摂取量によっては体重増加の原因となります。脂質が低いため、カロリーも抑えられます。
以上の理由から、はまぐりはカロリーが低いと評価されています。食事のカロリーコントロールを考える際には、はまぐりを選ぶことでヘルシーな食事に貢献することができます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「はまぐり」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.7g | 4 | 14.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 6.1g | 4 | 24.4kcal |
脂質 | 0.6g | 9 | 5.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「はまぐり」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、24.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
はまぐりは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ヤマサ
はまぐりは、低糖質ダイエットに使える?
はまぐりは、糖質量が3.7gで、低糖質ダイエットに少し効果的です。
はまぐりの糖質量
はまぐりは、魚の一種であり、低糖質ダイエットに適した食材として注目されています。一般的なはまぐりの糖質量は、3.7gです。糖質制限を行っている方にとっては、この糖質量は非常に低いと言えます。
はまぐりの効果
はまぐりには、低糖質であるだけでなく、栄養価も高いとされています。はまぐりには、たんぱく質やミネラル、ビタミンなどが豊富に含まれており、健康的な食事に欠かせない栄養素を補給することができます。
また、はまぐりには、食物繊維も豊富に含まれています。食物繊維は、腸内環境を整える効果があり、便秘の予防や改善に役立ちます。低糖質ダイエットでは、食物繊維の摂取が重要ですので、はまぐりはその点でも優れた食材と言えるでしょう。
はまぐりの食べ方
はまぐりは、さまざまな料理に活用することができます。生のまま食べるだけでなく、煮物や酒蒸し、パスタやパエリアなどの一品料理にもおすすめです。
ただし、はまぐりはアレルギー反応を起こす可能性があるため、食べる際には注意が必要です。また、新鮮なものを選び、しっかりと加熱することも大切です。
まとめ
はまぐりは、糖質量が3.7gと低く、低糖質ダイエットに少し効果的な食材です。栄養価も高く、食物繊維も豊富に含まれているため、健康的な食事に取り入れることがおすすめです。ただし、アレルギーに注意しながら、適切に調理して食べるようにしましょう。はまぐりを上手に活用して、美味しく健康的な食事を楽しみましょう。
はまぐりは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
はまぐりは、低脂質ダイエットに使える?
はまぐりは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。
はまぐりの脂質量はわずか0.6g
はまぐりは、魚の中でも脂質量が非常に低い食材です。100gあたりの脂質量はわずか0.6gです。この低脂質量は、ダイエット中の方にとって非常に魅力的な要素となります。
はまぐりに含まれる栄養素
はまぐりには、脂肪以外にもさまざまな栄養素が含まれています。たんぱく質やビタミンB12、ミネラルなどが豊富に含まれており、バランスの取れた食事に欠かせない要素となります。
はまぐりの健康効果
はまぐりには、健康に良い効果も期待できます。例えば、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸が豊富に含まれており、脳の働きをサポートする効果があります。また、コレステロール値の上昇を抑える効果もあるため、心血管の健康にも良い影響を与えます。
はまぐりの調理方法
はまぐりは、調理方法によってさまざまな料理に活用することができます。例えば、蒸し焼きや煮物、パスタやリゾットの具材としても美味しく食べることができます。また、はまぐりの旨味を引き出すために、醤油や酒、バターなどの調味料との相性も良いです。
まとめ
はまぐりは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。脂質量がわずか0.6gと非常に低く、さまざまな栄養素も含まれています。また、健康効果も期待できるため、バランスの取れた食事に取り入れることをおすすめします。さまざまな調理方法で楽しむことができるため、飽きずに食べることができます。
最後に、はまぐりの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「はまぐり」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 35 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 1.8 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 6.1 | g | 普通 |
脂質 | 0.6 | g | 低い |
「はまぐり」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 60 | % | 特になし |
水分 | 88.8 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.8 | g | 多い |
コレステロール | 25 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 2.0 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「はまぐり」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 780 | mg | 多い |
カリウム | 160 | mg | 普通 |
カルシウム | 130 | mg | 多い |
マグネシウム | 81 | mg | 多い |
リン | 96 | mg | 普通 |
鉄 | 2.1 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.7 | mg | 多い |
銅 | 0.10 | mg | 普通 |
マンガン | 0.14 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 7 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 25 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 25 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 9 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.16 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.1 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 28.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.37 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
廃棄部位: 貝殻
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。