このページではふなずしのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ふなずしのカロリーは181kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ふなずしの可食部100gあたりのカロリーは、181kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中665位です。これは多い順にすると上位41%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでふなずしのカロリーを評価すると、296件中79位です。これは上位から26%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 181Kcal |
全体での評価 | 665位 / 1592件中(上位41%…平均的) |
「魚」ジャンル内での評価 | 79位 / 296件中(上位26%…高い) |
ふなずしはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜふなずしのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
ふなずしのカロリーは平均的な理由
ふなずしのカロリーは、可食部100gあたり181kcalであり、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。この評価がなされる理由について、以下の栄養データを参考に考察してみましょう。
カロリー
ふなずしのカロリーは、可食部100gあたり181kcalです。この値は、他の食材と比較して平均的な範囲に位置しています。カロリーは、食事のエネルギー源となる重要な指標であり、適切な摂取量を把握する上で重要です。ふなずしのカロリーが平均的と評価される理由は、他の食材と比較して過剰なエネルギー摂取を招かないバランスの良さにあると考えられます。
糖質
ふなずしの糖質は、可食部100gあたり13.6gです。この値は「普通」と評価されています。糖質は、体にエネルギーを供給する役割を果たしますが、過剰な摂取は肥満や糖尿病のリスクを高める可能性があります。ふなずしの糖質が普通と評価される理由は、適度なエネルギー供給を促すバランスの良さにあると考えられます。
食物繊維
ふなずしには食物繊維が含まれていません。食物繊維は、腸の働きを促進し、便通を改善する効果があります。また、血糖値の上昇を緩やかにするなど、健康に良い影響を与える成分でもあります。ふなずしには食物繊維が含まれていないため、その点では平均的とは言えません。
タンパク質
ふなずしのタンパク質は、可食部100gあたり21.3gです。この値は「多い」と評価されています。タンパク質は、体の組織や筋肉の形成に必要な栄養素であり、健康な体作りに欠かせません。ふなずしのタンパク質が多いと評価される理由は、他の食材と比較しても充分な量を摂取できる点にあります。
脂質
ふなずしの脂質は、可食部100gあたり7.9gです。この値は「普通」と評価されています。脂質は、エネルギー源として重要な栄養素ですが、過剰な摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高める可能性があります。ふなずしの脂質が普通と評価される理由は、適度なエネルギー供給を促すバランスの良さにあると考えられます。
以上の栄養データを考慮すると、ふなずしのカロリーが平均的と評価される理由は、他の食材と比較してバランスの良い栄養素の組み合わせを持っているからと言えます。特にタンパク質の量が多く、脂質と糖質の量も適度であることが挙げられます。ただし、食物繊維が含まれていない点には注意が必要です。ふなずしを摂取する際には、他の食材との組み合わせやバランスを考えることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ふなずし」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 13.6g | 4 | 54.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 21.3g | 4 | 85.2kcal |
脂質 | 7.9g | 9 | 71.1kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ふなずし」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、85.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ふなずしは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ふなずしは、低糖質ダイエットに使える?
魚の「ふなずし」は、糖質量が13.6gで、栄養価も高いとされています。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、ふなずしはあまりおすすめできない食材と言わざるを得ません。
ふなずしの糖質量は13.6g
ふなずしは、魚の発酵食品であり、その糖質量は13.6gとなっています。低糖質ダイエットでは、1日の糖質摂取量を制限することが一般的ですが、ふなずしを食べると一食でかなりの糖質を摂取してしまいます。
ふなずしの栄養価は高いが...
ふなずしには、魚の栄養素が豊富に含まれており、特にEPAやDHAといった不飽和脂肪酸やビタミンB12、たんぱく質などが多く含まれています。そのため、栄養価は非常に高いと言えます。
しかし、低糖質ダイエットでは糖質摂取を極力抑えることが求められますので、ふなずしの糖質量は少し問題となります。他の魚や海産物に比べると、ふなずしの糖質量は高めです。
低糖質ダイエットには不向き
糖質制限を目指している方にとって、ふなずしは低糖質ダイエットには不向きな食材と言えるでしょう。糖質摂取を抑えるためには、他の魚や海産物を選ぶ方が良いでしょう。
ただし、ふなずしは栄養価が高く、健康に良い食材であることには変わりありません。糖質制限をしていない方や、バランスの良い食事を心掛けている方にとっては、ふなずしはおすすめの食材と言えます。
低糖質ダイエットを実践している方は、ふなずしの糖質量に注意し、他の魚や海産物を積極的に取り入れることをおすすめします。糖質制限と栄養バランスの両立を目指して、健康的なダイエットを実現しましょう。
ふなずしは、低脂質ダイエットに使える!?
ふなずしは、低脂質ダイエットに不向き
魚の中でも特に人気のある「ふなずし」は、その美味しさと栄養価から多くの人に愛されています。しかし、低脂質ダイエットを目指す方にとっては、注意が必要な食品と言えます。なぜなら、ふなずしには脂質が多く含まれているからです。
ふなずしの脂質量
ふなずし100gあたりの脂質量は約7.9gとされています。一般的な低脂質食品と比較すると、この数値は高い方に位置します。低脂質ダイエットを行う際には、1日の脂質摂取量を制限する必要がありますが、ふなずしを摂取することでその制限が難しくなる可能性があります。
ふなずしの脂質の種類
ふなずしに含まれる脂質の主な種類は、不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸は、体に必要な栄養素であり、健康に良い影響を与えることが知られています。しかし、過剰な摂取は逆効果となり、肥満や生活習慣病のリスクを高める可能性があります。
ふなずしの代替品
低脂質ダイエットを行う際には、ふなずしの代替品として、他の魚や海産物を選ぶことがおすすめです。例えば、さばやまぐろ、さけ、えびなどは、低脂質でありながら栄養価も高い食品です。これらの食品を適切な調理法で摂取することで、バランスの良い食事を実現することができます。
まとめ
ふなずしは美味しさと栄養価が魅力的な食品ですが、低脂質ダイエットを目指す方にとっては注意が必要です。その脂質量が多いことや、過剰摂取による健康リスクがあることを考慮し、代替品として他の魚や海産物を選ぶことをおすすめします。バランスの良い食事を心がけることで、健康的なダイエットを実現することができます。
最後に、ふなずしの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ふなずし」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 181 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 9.2 | g | |
└糖質 | 13.6 | g | 普通 |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 21.3 | g | 多い |
脂質 | 7.9 | g | 普通 |
「ふなずし」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 20 | % | 特になし |
水分 | 57.0 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 4.7 | g | 多い |
コレステロール | 300 | mg | 多い |
食塩相当量 | 3.9 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「ふなずし」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1500 | mg | 多い |
カリウム | 64 | mg | 低い |
カルシウム | 350 | mg | 多い |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 240 | mg | 多い |
鉄 | 0.9 | mg | 普通 |
亜鉛 | 2.9 | mg | 多い |
銅 | 0.23 | mg | 多い |
マンガン | 0.34 | mg | 多い |
ヨウ素 | 24 | μg | 多い |
セレン | 48 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 36 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 43 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | - | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 43 | μg | 多い |
ビタミンD | 3.6 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 4.6 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 4 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0.07 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.3 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.03 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 7.4 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.14 | mg | 低い |
ビオチン | 28.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
廃棄部位: 頭部、ひれ、尾/試料: 魚の表面に付着した飯をヘラ等で軽く拭ったもの
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。