このページではえそのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
えそのカロリーは87kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
えその可食部100gあたりのカロリーは、87kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1023位です。これは多い順にすると上位64%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでえそのカロリーを評価すると、296件中207位です。これは上位から69%に位置するカロリーで、評価は同じく「やや低い」となります。
カロリー | 87Kcal |
全体での評価 | 1023位 / 1592件中(上位64%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 207位 / 296件中(上位69%…やや低い) |
えそはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜえそのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
「えそ」のカロリーはなぜやや低いのか?
「えそ」は、可食部100gあたり87kcalのカロリーを持ち、「やや低い」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参照しながら説明します。
糖質がかなり低い
「えそ」は、可食部100gあたり2.8gの糖質を含んでいます。この値は「かなり低い」と評価されており、糖質制限を意識している方や糖質の摂取を抑えたい方にとっては適しています。糖質の摂取量が少ないため、カロリーも低くなっていると考えられます。
食物繊維は無し
「えそ」には食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助け、腸の働きを促進する役割がありますが、その分カロリーも含まれるため、食物繊維が少ないことがカロリーの低さにつながっていると考えられます。
タンパク質が多い
「えそ」は、可食部100gあたり20.1gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉の形成や修復に重要な栄養素であり、健康的な体を維持するために必要です。タンパク質の含有量が多いため、他の栄養素に比べてカロリーが低くなっていると考えられます。
脂質が低い
「えそ」には、可食部100gあたり0.8gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。脂質の含有量が低いため、カロリーも低くなっていると考えられます。
以上の栄養データを考慮すると、「えそ」のカロリーがやや低い理由は、糖質がかなり低く、食物繊維が無く、タンパク質が多く、脂質が低いからと言えます。これらの特徴が、「えそ」をカロリーがやや低い食材として評価する要因となっています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「えそ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 2.8g | 4 | 11.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 20.1g | 4 | 80.4kcal |
脂質 | 0.8g | 9 | 7.2kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「えそ」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、80.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
えそは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ヒガシマル
えそは、低糖質ダイエットに使える?
えそは、魚の一種であり、糖質量が2.8gと非常に低いことが特徴です。そのため、低糖質ダイエットを行っている方にとって、えそは少し効果的な食材と言えるでしょう。
えその糖質量は2.8g
えそは、糖質量が2.8gと非常に低いです。糖質制限を行っている方にとって、糖質量が低い食材は非常に重要です。糖質を摂り過ぎると、血糖値の上昇や体重増加の原因となりますが、えそはその心配が少ない食材と言えるでしょう。
えそは栄養価も高い
えそは、糖質量が低いだけでなく、栄養価も非常に高い食材です。えそには、タンパク質やビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、健康的な食事に欠かせない栄養素がバランスよく摂取できます。また、えそにはEPAやDHAといった必須脂肪酸も含まれており、脳や心臓の健康維持にも役立ちます。
えその調理方法
えそは、さまざまな調理方法で楽しむことができます。刺身や寿司ネタとして食べることもできますし、焼き魚や煮魚にしても美味しくいただけます。また、えそは脂がのっているため、香ばしさやコクがあります。そのまま食べるだけでなく、他の食材と組み合わせて料理することで、さらに美味しさを引き立てることができます。
まとめ
えそは、糖質量が2.8gと低く、栄養価も高い食材です。低糖質ダイエットを行っている方にとっては、えそは少し効果的な食材と言えます。糖質制限をしながらも、栄養バランスを考えた食事を摂ることが重要です。えそを上手に活用して、健康的な食生活を送りましょう。
えそは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
えそは、低脂質ダイエットに使える?
「えそは低脂質ダイエットに特に効果的」ということがわかりました。えそは魚の一種であり、その脂質量は0.8gと非常に低いことが分かりました。
えその低脂質量
えそは、低脂質ダイエットを行いたい方にとって理想的な食材と言えます。一般的な魚の脂質量は、およそ10gから20g程度ですが、えそはその中でも非常に低い0.8gという数値を示しています。
えその特徴
えそは、その低脂質量だけでなく、他の栄養素も豊富に含まれています。例えば、えそにはタンパク質やビタミンD、ビタミンB12、カルシウム、鉄などが含まれています。これらの栄養素は、健康な体を維持するために必要なものであり、ダイエット中に不足しがちな栄養素を補うのに役立ちます。
えそのダイエット効果
えその低脂質量と栄養素の豊富さにより、低脂質ダイエットにおいて特に効果的と言えます。低脂質の食材を摂取することで、カロリー摂取量を減らすことができます。また、えそに含まれるタンパク質は、食事の満足感を高める効果があります。これにより、食事制限によるストレスを軽減し、ダイエットの継続がしやすくなるでしょう。
えその調理方法
えそは、さまざまな調理方法で楽しむことができます。例えば、焼き魚や煮魚、刺身など、好みや料理のバリエーションに応じて選ぶことができます。ただし、ダイエット効果を最大限に引き出すためには、調理方法にも注意が必要です。過度な油を使わず、シンプルな調味料で味付けすることがおすすめです。
まとめ
えそは、低脂質ダイエットにおいて特に効果的な食材です。その低脂質量と栄養素の豊富さにより、カロリー制限や食事制限によるストレスを軽減しながら、健康的なダイエットをサポートしてくれます。さまざまな調理方法で楽しむことができるので、ダイエット中でも食事のバリエーションを楽しむことができます。ぜひ、えそを取り入れて、理想の体型を目指しましょう。
最後に、えその各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「えそ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 87 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 2.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.1 | g | 多い |
脂質 | 0.8 | g | 低い |
「えそ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 77.6 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.4 | g | 普通 |
コレステロール | 74 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「えそ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 120 | mg | 普通 |
カリウム | 380 | mg | 多い |
カルシウム | 80 | mg | 多い |
マグネシウム | 36 | mg | 多い |
リン | 260 | mg | 多い |
鉄 | 0.3 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.02 | mg | 低い |
マンガン | 0.17 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 17 | μg | 多い |
セレン | 27 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | 1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 3.3 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.24 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.7 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.51 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.7 | μg | 普通 |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
試料: わにえそ、とかげえそ、まえそ等/三枚におろしたもの/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 45 %、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。