このページではうなぎのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
うなぎのカロリーは228kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キリン
うなぎの可食部100gあたりのカロリーは、228kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中522位です。これは多い順にすると上位32%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでうなぎのカロリーを評価すると、296件中53位です。これは上位から17%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 228Kcal |
全体での評価 | 522位 / 1592件中(上位32%…平均的) |
「魚」ジャンル内での評価 | 53位 / 296件中(上位17%…高い) |
うなぎはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜうなぎのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:キリン
なぜうなぎのカロリーは平均的なのか?
「うなぎ」は、可食部100gあたり228kcalのカロリーを持ち、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。その理由は、以下の栄養データを参考にすると明らかです。
カロリー
「うなぎ」のカロリーは、可食部100gあたり228kcalです。この値は他の食材と比較して平均的と評価されています。
糖質
「うなぎ」の糖質は、可食部100gあたり6.2gです。この値は他の食材と比較して低いと評価されています。
食物繊維
「うなぎ」には食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助けるために重要ですが、「うなぎ」にはほとんど含まれていないため、平均的と評価されています。
タンパク質
「うなぎ」のタンパク質は、可食部100gあたり17.1gです。この値は他の食材と比較して多いと評価されています。
脂質
「うなぎ」の脂質は、可食部100gあたり19.3gです。この値も他の食材と比較して多いと評価されています。
以上の栄養データから、「うなぎ」はカロリーが平均的であり、糖質は低く、食物繊維はほとんど含まれていない一方で、タンパク質と脂質は多いと評価されています。これらの要素から、うなぎのカロリーは平均的とされています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「うなぎ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 6.2g | 4 | 24.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 17.1g | 4 | 68.4kcal |
脂質 | 19.3g | 9 | 173.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「うなぎ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、173.7kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
うなぎは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ニッスイ
うなぎは、低糖質ダイエットに使える?
「うなぎは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだが、糖質量は控えめ」
魚の中でも特に美味しいと言われる「うなぎ」は、日本料理の代表的な一品です。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、うなぎが適しているのか気になるところでしょう。
うなぎの糖質量は控えめ
まず、うなぎの糖質量についてですが、100gあたりの糖質量は約6.2gとなっています。一般的な食品と比較すると、うなぎの糖質量は控えめと言えるでしょう。
低糖質ダイエットには不向き?
しかし、うなぎは低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きな食材とされています。なぜなら、うなぎは脂肪分が比較的多く含まれており、カロリーも高めです。低糖質ダイエットでは、糖質を制限するだけでなく、脂肪摂取も控える必要があるため、うなぎの脂肪分は注意が必要です。
バランスの取れた食事が大切
低糖質ダイエットを実践する際には、単一の食材だけでなく、バランスの取れた食事を心掛けることが重要です。うなぎを食べる場合には、他の糖質の少ない食材や野菜と一緒に摂ることで、バランスを保つことができます。
結論
うなぎは低糖質ダイエットに使える食材とは言えませんが、糖質量が控えめであることは事実です。低糖質ダイエットを実践する際には、うなぎを適度な量で楽しむことができますが、脂肪分には注意が必要です。バランスの取れた食事を心掛けながら、うなぎを含めた様々な食材を取り入れることが大切です。
うなぎは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ヤマサ
背景
日本料理の代表的な魚として知られる「うなぎ」は、その特有の風味と食感から多くの人に愛されています。しかし、最近では健康志向の高まりと共に、低脂質ダイエットを目指す人々にとって、うなぎは避けるべき食材とされることもあります。では、なぜうなぎは低脂質ダイエットに不向きなのでしょうか。
脂質の含有量
うなぎは、その特有の脂肪分によって独特な味わいが生まれますが、その脂質の含有量は意外に高いのです。一般的なうなぎの脂質の含有量は、100gあたり19.3gとされています。これは他の魚に比べて非常に高い数値です。低脂質ダイエットを目指す人にとっては、摂取する脂質の量を抑えることが重要ですので、うなぎは避けるべき食材と言えるのです。
脂質の種類
さらに、うなぎに含まれる脂質の種類も問題とされています。うなぎには、不飽和脂肪酸の一種であるオレイン酸が多く含まれています。オレイン酸は、適度な摂取であれば健康に良い影響を与えることが知られていますが、摂りすぎると逆効果となります。低脂質ダイエットを目指す人々は、脂質の種類にも注意を払う必要があります。うなぎに含まれるオレイン酸の量は、適度な量を超えてしまう可能性があるため、低脂質ダイエットには不向きと言えるでしょう。
代替策
低脂質ダイエットを目指す人々にとって、うなぎは避けるべき食材となりますが、代わりに摂取することができる魚もたくさんあります。例えば、白身魚やサーモンなどは低脂質でありながら、豊富な栄養素を含んでいます。これらの魚を適切な調理方法で摂取することで、低脂質ダイエットを達成することができます。また、野菜や豆腐なども低脂質でありながら、満腹感を得ることができるため、積極的に取り入れることをおすすめします。
まとめ
うなぎは、その脂質の含有量や脂質の種類から、低脂質ダイエットには不向きな食材と言えます。低脂質ダイエットを目指す人々は、代わりに低脂質な魚や野菜、豆腐などを摂取することで、健康的な食事を実現することができます。食事のバランスを考えながら、自分に合った食材を選ぶことが大切です。
最後に、うなぎの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「うなぎ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 228 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 6.2 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.1 | g | 多い |
脂質 | 19.3 | g | 多い |
「うなぎ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 25 | % | 特になし |
水分 | 62.1 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | 230 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「うなぎ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 74 | mg | 普通 |
カリウム | 230 | mg | 普通 |
カルシウム | 130 | mg | 多い |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 260 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.4 | mg | 多い |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 17 | μg | 多い |
セレン | 50 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 5 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 2400 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 1 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 1 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 2400 | μg | 多い |
ビタミンD | 18.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 7.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.37 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.48 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.13 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 3.5 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 2.17 | mg | 多い |
ビオチン | 6.1 | μg | 多い |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。