このページでは、魚のうなぎを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
うなぎのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはうなぎの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 228 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 6.2 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.1 | g | 多い |
脂質 | 19.3 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> うなぎ 養殖 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、うなぎがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
うなぎはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キリン
うなぎとは?どんな食材?
「うなぎ」とは、日本料理の一つであり、魚の一種です。日本では古くから親しまれており、特に夏季には「うなぎの蒲焼き」として人気があります。
1. 外見と特徴
うなぎは、細長い体型をしており、表面は黒褐色の皮で覆われています。体の中央には背びれがあり、尾びれは二又に分かれています。また、うなぎの皮は非常に滑らかで、触れると滑りやすい特徴があります。
2. 味と食べ方
うなぎは、脂が豊富に含まれており、そのため非常に香り高く、まろやかな味わいが特徴です。蒸したり、焼いたりすることで、脂がとろけ出し、柔らかい食感と香ばしい風味を楽しむことができます。特に「うなぎの蒲焼き」として知られる調理法は、甘辛いタレが絡み合い、絶妙なバランスの味を生み出します。
3. 栄養価と効能
うなぎは、たんぱく質やビタミンA、ビタミンB群、ミネラル(亜鉛やカルシウム)など、栄養素が豊富に含まれています。特に、ビタミンB群は疲労回復や神経機能の維持に役立ちます。また、うなぎには滋養強壮や貧血予防の効果もあります。
以上のように、うなぎは見た目も美しく、味わいも豊かな食材であり、栄養価も高いため、多くの人々に愛されています。特別な日やお祝いの席で、ぜひうなぎを楽しんでみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はうなぎがダイエットにどう役立つか説明します!
うなぎはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キリン
1. タンパク質の豊富さ
「うなぎ」は、可食部100gあたり17.1gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は私たちの体を構成するために必要な栄養素であり、筋肉や骨の形成、免疫機能の維持、ホルモンの合成などに重要な役割を果たしています。タンパク質はまた、食事の満足感を高め、食欲を抑制する効果もあります。そのため、うなぎを食べることで、健康的な食事に役立つことができます。
2. 糖質の低さ
「うなぎ」は、可食部100gあたりの糖質が6.2gと低いです。糖質は私たちのエネルギー源として必要ですが、摂り過ぎると血糖値の上昇や肥満のリスクが高まることがあります。糖質の摂取量をコントロールすることは、健康的な食事の一環として重要です。うなぎは糖質が低いため、糖質制限を心掛けている方や糖尿病の方にも適した食材と言えます。
3. 脂質のバランス
「うなぎ」は、可食部100gあたりの脂質が19.3gと多いですが、そのほとんどは不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸は心血管の健康に良い影響を与え、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)の低下や善玉コレステロール(HDLコレステロール)の増加に寄与します。また、脂溶性ビタミンの吸収にも役立ちます。健康的な食事には、適度な量の脂質が必要ですが、脂質の種類にも注意が必要です。うなぎは、バランスの取れた脂質を提供してくれる食材と言えます。
以上のように、「うなぎ」はタンパク質の豊富さや糖質の低さ、バランスの取れた脂質などが健康的な食事に役立つ要素として挙げられます。ただし、カロリーの面では注意が必要であり、摂取量を適切に調整することも大切です。
おすすめ:うなぎのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
うなぎに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:ニッスイ
1. カルシウムとリンの含有量が多い
「うなぎ」は可食部100gあたりに130mgのカルシウムと260mgのリンを含んでいます。これは、骨や歯の形成に必要な栄養素であり、健康な骨を維持するために重要です。特にカルシウムは、骨粗鬆症の予防にも役立つとされています。
2. ヨウ素やセレンの含有量が多い
「うなぎ」にはヨウ素とセレンが豊富に含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、代謝や成長に関与しています。また、セレンは抗酸化作用を持ち、免疫機能の維持や細胞の健康をサポートする役割があります。
3. 亜鉛やモリブデンの含有量が多い
「うなぎ」には亜鉛とモリブデンも多く含まれています。亜鉛は免疫機能の
うなぎに含まれるビタミンを解説!
引用元:ヤマサ
1. ビタミンAの特徴
「うなぎ」に含まれるビタミンAは、レチノールとして2400 μg含まれており、非常に多い量です。また、レチノール活性当量も同様に2400 μg含まれています。ビタミンAは、視力の維持や免疫力の向上に関与しており、うなぎを摂取することでこれらの効果を得ることができます。
2. ビタミンDの特徴
「うなぎ」にはビタミンDが18 μg含まれており、非常に多い量です。ビタミンDは、カルシウムの吸収を促進し、骨の健康維持に重要な役割を果たします。うなぎを摂取することで、骨の強化や免疫力の向上に役立つことが期待されます。
3. ビタミンB群の特徴
「うなぎ」にはビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB1は0.37 mg、ビタミンB2は0.48 mg、ナイアシンは3 mg、ビタミンB6は0.13 mg、ビタミンB12は3.5 μg、パントテン酸は2.17 mg、ビオチンは6.1 μg含まれています。これらのビタミンB群は、エネルギー代謝や神経機能の正常化、赤血球の生成に関与しており、うなぎを摂取することでこれらの効果を得ることができます。
以上のように、「うなぎ」はビタミンA、ビタミンD、ビタミンB群が豊富に含まれており、これらのビタミンの摂取に役立つ食材と言えます。ビタミンAは視力や免疫力の向上に、ビタミンDは骨の健康維持に、ビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能の正常化にそれぞれ重要な役割を果たします。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はうなぎの使用例としてレシピをご紹介します。
うなぎを使ったレシピ20選!
#1 うなぎと湯葉の天ぷら
うなぎの蒲焼、生湯葉、のり、しし唐、薄力粉、しょうゆ、わさび
うなぎの蒲焼きと湯葉を使った天ぷらのレシピ。一口大に切ったうなぎの蒲焼と湯葉を重ねて天ぷらにします。…
レシピを見る#2 うなぎのシガレット
白焼きうなぎ、春巻きの皮、バジルの葉、ゆずこしょう、とき卵、揚げ油
シガレット型に細く巻く、白焼きうなぎの揚げ春巻きのレシピ。うなぎのみ・バジルのせ・柚子胡椒入りの3種類の味に仕上げます。…
レシピを見る#3 うなぎの柳川風
うなぎ蒲焼き、ごぼう、たまねぎ、ゴーヤ、三つ葉、豆腐、たまご、粉山椒、だし汁、等
ごぼうやゴーヤも入って栄養たっぷりな、うなぎの柳川風のレシピ。具材を和風味の出汁で煮て、卵でとじて仕上げました。…
レシピを見る#4 豆腐ステーキのうなぎソースがけ
木綿豆腐、うなぎ、長ねぎ、にら、サラダ油、塩こしょう、小麦粉、片栗粉
うなぎを活用したソースをかけていただく豆腐ステーキのレシピ。昆布だしをベースにしたとろみのあるソースは、うなぎや長ねぎ、にらのうまみが効いています。…
レシピを見る#5 うなぎ巻き
うなぎ(かば焼き)、青じそ、きゅうり、パプリカ(赤)、ご飯(温かいもの)、のり(全型)、砂糖、マヨネーズ、しょうゆ、等
うなぎの蒲焼きに野菜を合わせた巻き寿司のレシピ。ポイントは味付けに使うマヨネーズです。…
レシピを見る#6 うなぎとアボカドの生春巻き
ライスペーパー(22cm)、うなぎ蒲焼き、アボカド、サニーレタス、しそ、紫キャベツ(せん切り)、うなぎに添付のたれ
意外な具材の組み合わせを楽しめる生春巻きのレシピ。アボカドと鰻の蒲焼きが予想外に合います。…
レシピを見る#7 うなぎと山ごぼうの混ぜご飯
うなぎの蒲焼き、ご飯、白ごま、シソ、山ごぼうのつけもの、赤大根、米酢、三温糖
白だしで炊いたご飯に、うなぎの蒲焼きや具材を混ぜ込んでいただくレシピ。白だしの旨味が効いたご飯と、香ばしいうなぎのかば焼きがよく合います。…
レシピを見る#8 うなぎとにらの和風パスタ
パスタ、うなぎ、玉ねぎ、にら、レンコン、ごま油、粉山椒、味噌
うなぎとにら、玉ねぎ、れんこんを使った和風パスタのレシピ。ふっくらしたうなぎとシャキシャキした野菜を「ヤマサ昆布ぽん酢」と隠し味の味噌がおいしく調和してくれます。…
レシピを見る#9 うなぎの中華おこわ
うなぎ蒲焼き、もち米、うるち米、干ししいたけ、たけのこ(水煮)、れんこん、にんじん、いんげん、しょうゆ、等
炊飯器で炊き込むだけで出来ちゃう簡単おこわです。うなぎの蒲焼きをしっかりとご飯に混ぜ込む事で、蒲焼きのタレの旨みが混ざり、どこを食べてもおいしいご飯に。…
レシピを見る#10 うなぎと春雨の中華風スープ
うなぎ、白菜、きくらげ、春雨、ごま油、山椒
うなぎと春雨を中華風に仕立てたスープのレシピ。香ばしく脂ののったうなぎにぽん酢を加えたスープは、濃厚ながらさわやかな味わい。…
レシピを見る#11 うなぎゴーヤ丼
うなぎ(かば焼き)、玉ねぎ、にがうり(ゴーヤ)、ご飯(温かいもの)、ゆずポン酢、オリーブオイル
うなぎのかば焼きと野菜を使ったうなぎゴーヤ丼のレシピ。ゆずのさわやかな風味がゴーヤと玉ねぎの味を引き立てます。…
レシピを見る#12 うなぎの柳川仕立て丼
玉ねぎ、三つ葉、うなぎ(蒲焼き)、料理酒、ご飯、刻みのり、白だし
うなぎを使った丼のレシピ。うな丼を、卵や三つ葉を使い柳川風にアレンジ。…
レシピを見る#13 刻みうなぎ入り卵焼き
うなぎ(蒲焼き)、青ねぎ、サラダ油、みりん、砂糖
ちょっとリッチな卵焼きのレシピ。うなぎの蒲焼を活用して、脇役から準主役級に。…
レシピを見る#14 ひつまぶし風うなぎご飯
うなぎ(かば焼き)、青ねぎ、いりごま、焼きのり、しょうが(甘酢漬け)、ご飯、しょうゆ、みりん、料理酒、等
うなぎを使ったご飯のレシピ。うなぎのかば焼きでご飯がパクパク進む一品です。…
レシピを見る#15 うなぎと春雨のサラダ
うなぎ(かば焼き)、春雨、パプリカ(赤、黄)、ピーマン、ねぎ(みじん切り)、しょうが(みじん切り)、しょうゆ、ごま油、砂糖、等
うなぎを使った簡単な春雨サラダのレシピ。贅沢にもうなぎを使った一品で、パプリカやピーマンも使用。…
レシピを見る#16 うなぎの冷やしうどん
うどん(ゆで)、うなぎ(蒲焼き)、錦糸卵、貝割れ菜、青ねぎ、いりごま(白)、しょうが(すりおろし)、めんつゆ
冷たいうどんとうなぎの蒲焼きがマッチする一品。つるんとしたうどんののど越しがたまりません。…
レシピを見る#17 うなぎの生茶あんかけ豆腐
絹ごし豆腐、うなぎの蒲焼き、キリン生茶、片栗粉、三つ葉、わさび
「キリン生茶」を活用したあんかけ豆腐のレシピ。お茶の甘みや香りが広がるあんが、うなぎと絹ごし豆腐によく合います。…
レシピを見る#18 うなぎと卵の混ぜご飯
うなぎ(かば焼き・たれ)、ご飯(温かいもの)、白ごま(いりごま)、きゅうり、しょうゆ、粉山椒、みりん
うなぎのかば焼きを活用した、混ぜご飯のレシピ。電子レンジと包丁かキッチンばさみだけで作れる、食べ応えのある一品です。…
レシピを見る#19 にんにくの芽とうなぎの炒め物
うなぎ(蒲焼き)、にんにくの芽、パプリカ(赤)、ねぎ、しょうが、サラダ油、しょうゆ、みりん、こしょう、等
ニンニクの芽の独特の辛味や匂いがうなぎの生臭さをカバーし、食欲を増加させてくれる効果も期待できます。生姜によって最終的に味付けの締めができ醤油との風味も程よく出来上がります。…
レシピを見る#20 うなぎちらし
うなぎの蒲焼、きゅうり、紅しょうが、温かいご飯、炒りごま、錦糸卵、きざみのり、米酢、砂糖、等
彩り豊か、うなぎちらし。うなぎの蒲焼を使った簡単ちらし寿司です。…
レシピを見る最後に、うなぎの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「うなぎ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 228 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 6.2 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.1 | g | 多い |
脂質 | 19.3 | g | 多い |
「うなぎ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 25 | % | 特になし |
水分 | 62.1 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | 230 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「うなぎ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 74 | mg | 普通 |
カリウム | 230 | mg | 普通 |
カルシウム | 130 | mg | 多い |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 260 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.4 | mg | 多い |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.04 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 17 | μg | 多い |
セレン | 50 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 5 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 2400 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 1 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 1 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 2400 | μg | 多い |
ビタミンD | 18.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 7.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.37 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.48 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.13 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 3.5 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 2.17 | mg | 多い |
ビオチン | 6.1 | μg | 多い |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。