このページではでんぶのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
でんぶのカロリーは276kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ニッスイ
でんぶの可食部100gあたりのカロリーは、276kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中388位です。これは多い順にすると上位24%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのででんぶのカロリーを評価すると、296件中30位です。これは上位から10%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 276Kcal |
全体での評価 | 388位 / 1592件中(上位24%…高い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 30位 / 296件中(上位10%…高い) |
でんぶはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜでんぶのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:NHKきょうの料理
「でんぶ」のカロリーが高い理由
「でんぶ」は、魚の一種であり、可食部100gあたりのカロリーは276kcalという高い数値です。その理由には以下の栄養データが関与しています。
糖質が多い
「でんぶ」には可食部100gあたり46.8gの糖質が含まれています。糖質はエネルギー源として身体に取り込まれますが、摂り過ぎると体重増加や血糖値の上昇につながる可能性があります。そのため、糖質の多さがカロリーの高さに影響していると考えられます。
食物繊維が無し
「でんぶ」には可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助け、便通を促進する役割を果たします。食物繊維が少ないと消化吸収が早まり、カロリーの吸収も促進されるため、カロリーの高さにつながっていると考えられます。
タンパク質が多い
「でんぶ」には可食部100gあたり25.5gのタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉や細胞の構成要素として重要な役割を果たしますが、エネルギー源としても利用されます。タンパク質の多さがカロリーの高さに寄与していると考えられます。
脂質が低い
「でんぶ」には可食部100gあたり1.1gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要ですが、1gあたりのカロリー数が高いため、脂質の含有量が少ないことがカロリーの低さに繋がっていると考えられます。
以上のように、「でんぶ」のカロリーが高い理由は、糖質の多さとタンパク質の多さ、食物繊維の無さ、脂質の低さによる影響が考えられます。これらの栄養データを踏まえると、でんぶは他の食材と比較してカロリーが高いと評価されるのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「でんぶ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 46.8g | 4 | 187.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 25.5g | 4 | 102kcal |
脂質 | 1.1g | 9 | 9.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「でんぶ」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、187.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
でんぶは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
でんぶは、低糖質ダイエットに使える?
でんぶは、糖質量が46.8gで、低糖質ダイエットには不向きです。
でんぶの糖質量について
でんぶは、魚の一種であり、多くの方に親しまれています。しかし、でんぶは糖質量が46.8gも含まれています。低糖質ダイエットを行っている方にとっては、この糖質量は非常に高いと言えます。
低糖質ダイエットとは
低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限することで体重を減らす方法です。糖質はエネルギー源として利用されるため、摂り過ぎると体内に余分なエネルギーが蓄積され、太りやすくなります。そのため、低糖質ダイエットでは糖質の摂取量を抑えることが重要です。
でんぶの糖質量の問題点
でんぶは、糖質量が46.8gも含まれているため、低糖質ダイエットには不向きです。低糖質ダイエットでは、通常1日の糖質摂取量を50g以下に抑えることが推奨されています。でんぶの糖質量はこの目標値を超えており、摂取することで糖質制限が難しくなってしまいます。
代替品としての選択肢
低糖質ダイエットを実践している方にとって、でんぶは糖質量が高く避けるべき食品です。代わりに、糖質量の少ない食品を選ぶことが重要です。例えば、魚介類や肉類は糖質量が比較的低いため、積極的に摂取することができます。また、野菜や豆類も糖質量が低いため、積極的に取り入れることがおすすめです。
まとめ
でんぶは、糖質量が46.8gも含まれており、低糖質ダイエットには不向きです。低糖質ダイエットを実践する際には、でんぶの代わりに糖質量の少ない食品を選ぶことが重要です。魚介類や肉類、野菜や豆類などを積極的に摂取し、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
でんぶは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:NHKきょうの料理
でんぶは、低脂質ダイエットに使える?
魚の「でんぶ」は、低脂質が1.1gということがわかりました。このことから、「でんぶは低脂質ダイエットに少し効果的」と言えるでしょう。
でんぶの低脂質性について
まず、でんぶの低脂質性について詳しく見ていきましょう。でんぶは魚の一部であり、その脂質含有量は1.1gです。この数値は、一般的な食品と比較して非常に低いと言えます。
低脂質ダイエットへの効果
低脂質ダイエットは、健康的な体重管理や心臓病の予防に効果的とされています。脂質は高カロリーであり、摂りすぎると体重増加や動脈硬化のリスクが高まる可能性があります。そのため、脂質の摂取を抑えることは重要です。
でんぶの低脂質性は、低脂質ダイエットにおいて有用であると言えます。でんぶを食事に取り入れることで、脂質摂取を抑えることができます。また、でんぶは他の栄養素も豊富に含んでおり、バランスの良い食事をサポートすることができます。
でんぶの摂取方法
でんぶは、さまざまな料理に使用することができます。お寿司やお味噌汁、サラダなど、様々な料理にアレンジすることができますので、食事のバリエーションを豊かにすることができます。
ただし、でんぶを摂取する際には、調理方法や付け合わせに気を付ける必要があります。でんぶ自体は低脂質ですが、揚げ物や高カロリーのソースを使用すると、脂質摂取量が増えてしまいます。でんぶを取り入れる際には、ヘルシーな調理方法や軽い味付けを心掛けましょう。
まとめ
でんぶは、低脂質ダイエットに少し効果的な食材であると言えます。その低脂質性から、健康的な体重管理や心臓病予防に役立つことが期待できます。ただし、調理方法や付け合わせには注意が必要です。でんぶをバランスの良い食事に取り入れることで、ダイエットの効果を高めることができるでしょう。
最後に、でんぶの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「でんぶ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 276 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 41.5 | g | |
└糖質 | 46.8 | g | 多い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 25.5 | g | 多い |
脂質 | 1.1 | g | 低い |
「でんぶ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 26.9 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 5.0 | g | 多い |
コレステロール | 130 | mg | 多い |
食塩相当量 | 4.2 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「でんぶ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1600 | mg | 多い |
カリウム | 120 | mg | 普通 |
カルシウム | 260 | mg | 多い |
マグネシウム | 31 | mg | 普通 |
リン | 220 | mg | 多い |
鉄 | 1.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.0 | mg | 普通 |
銅 | 0.44 | mg | 多い |
マンガン | 0.19 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | Tr | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンD | 0.5 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.8 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.08 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.9 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0.4 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.15 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
別名: 茶でんぶ、しょうゆでんぶ/試料: しょうゆ添加品
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。