このページではキャビアのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
キャビアのカロリーは242kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:dancyu
キャビアの可食部100gあたりのカロリーは、242kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中481位です。これは多い順にすると上位30%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでキャビアのカロリーを評価すると、296件中46位です。これは上位から15%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 242Kcal |
全体での評価 | 481位 / 1592件中(上位30%…平均的) |
「魚」ジャンル内での評価 | 46位 / 296件中(上位15%…高い) |
キャビアはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜキャビアのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:アサヒビール
キャビアのカロリーは平均的な理由
キャビアは、魚の卵から作られる高級食材であり、その栄養価も注目されています。特に、キャビアのカロリーは可食部100gあたり242kcalとされており、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。
カロリーの比較
キャビアのカロリーは、他の食材と比較して平均的と評価される理由には、以下のような栄養データが関係しています。
糖質の低さ
キャビアの糖質は8.8gと低いです。一般的に、糖質が多い食材はカロリーも高くなりますが、キャビアは糖質が比較的低いため、カロリーも抑えられています。
食物繊維の無さ
キャビアには食物繊維が含まれておらず、食物繊維は消化に時間がかかるため、カロリーを抑える効果があります。そのため、食物繊維が少ないキャビアは、カロリーが平均的と評価される要因となっています。
タンパク質と脂質の多さ
一方、キャビアにはタンパク質が26.2g、脂質が17.1g含まれています。タンパク質は体の細胞や筋肉の構成要素として重要であり、脂質はエネルギー源として機能します。これらの栄養素が多いため、カロリーも平均的と評価されているのです。
以上のように、キャビアのカロリーが平均的と評価される理由は、糖質の低さと食物繊維の無さによるカロリーの抑制効果、そしてタンパク質と脂質の多さによるカロリーの補給効果が関係しています。キャビアは高級食材でありながら、バランスの取れた栄養価を持っているため、平均的なカロリーと評価されるのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「キャビア」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 8.8g | 4 | 35.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 26.2g | 4 | 104.8kcal |
脂質 | 17.1g | 9 | 153.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「キャビア」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、153.9kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
キャビアは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:サントリー
キャビアは、低糖質ダイエットに使える?
魚の「キャビア」は、糖質量が8.8gで、栄養価も高い食品として知られています。しかし、低糖質ダイエットにおいては、キャビアはどちらかというと不向きと言われています。ただし、糖質量は控えめなので、適度な量で摂取することで、低糖質ダイエットにも一定の役割を果たすことができます。
キャビアの糖質量は控えめ
キャビアは、魚の卵から作られる高級食品であり、一般的には贅沢な食材として知られています。糖質量は8.8gという数字から見ると、低糖質ダイエットには不向きな食品のように思えます。しかし、一般的な食品と比較すると、糖質量は控えめです。
キャビアの栄養価は高い
キャビアは、糖質だけでなく、タンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素も豊富に含まれています。特に、タンパク質の含有量は非常に高く、筋肉の修復や再生に必要な栄養素として重要です。また、脂質も良質なものが多く含まれており、エネルギー源としても利用されます。
キャビアの適量の摂取がポイント
低糖質ダイエットを実践している場合、キャビアを適度な量で摂取することが重要です。過剰な摂取は糖質の摂取量を増やしてしまうため、注意が必要です。また、キャビアは高級食材であるため、価格も高めです。節約の観点からも、適量を守ることが大切です。
まとめ
キャビアは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだが、糖質量は控えめです。適度な量で摂取することで、栄養価も高く、低糖質ダイエットにも一定の役割を果たすことができます。しかし、価格の高さや過剰摂取による糖質の増加には注意が必要です。バランスの取れた食事と適度な運動と併せて、キャビアを楽しむことが大切です。
キャビアは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:NHKきょうの料理
キャビアは低脂質ダイエットに不向き
キャビアは、高級な食材として知られていますが、低脂質ダイエットには向いていないことがわかりました。キャビアは魚の卵であり、一般的には高脂質な食品として認識されています。そのため、低脂質ダイエットを実践している人にとっては、避けるべき食品となります。
キャビアの脂質含有量は17.1g
キャビアの脂質含有量は、なんと17.1gもあります。これは、一般的な食品と比較すると非常に高い数値です。低脂質ダイエットでは、1日の摂取カロリーのうち脂質の割合を抑えることが求められますが、キャビアを摂取することでこの目標を達成することは難しいでしょう。
キャビアの脂質は健康にも悪影響
また、キャビアに含まれる脂質は、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。脂質は、適量であればエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や動脈硬化の原因となります。特に、食事の中で高脂質な食品を摂りすぎることは、心血管疾患のリスクを高める可能性があります。
キャビアの代替品としては?
低脂質ダイエットを実践している人にとって、キャビアは避けるべき食品となりますが、代替品としてはどのような食品が適しているのでしょうか?魚介類は、低脂質でありながら栄養価も高いため、積極的に摂取することをおすすめします。例えば、鮭や鱒などの魚の脂質は、キャビアよりも低く抑えることができます。
まとめ
キャビアは、低脂質ダイエットには不向きな食品であることがわかりました。脂質含有量が高く、健康にも悪影響を及ぼす可能性があるため、低脂質ダイエットを実践している人は、キャビアの摂取を控えるべきです。代わりに、魚介類を積極的に摂取することで、低脂質かつ栄養価の高い食事を実現することができます。
最後に、キャビアの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「キャビア」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 242 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 1.1 | g | |
└糖質 | 8.8 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 26.2 | g | 多い |
脂質 | 17.1 | g | 多い |
「キャビア」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 51.0 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 4.6 | g | 多い |
コレステロール | 500 | mg | 多い |
食塩相当量 | 4.1 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「キャビア」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1600 | mg | 多い |
カリウム | 200 | mg | 普通 |
カルシウム | 8 | mg | 低い |
マグネシウム | 30 | mg | 普通 |
リン | 450 | mg | 多い |
鉄 | 2.4 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.5 | mg | 多い |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0.12 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 59 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 6 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 6 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 60 | μg | 多い |
ビタミンD | 1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 9.3 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 1.31 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.24 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 19.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 2.38 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 4 | mg | 多い |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。