このページでは、魚のキャビアを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
キャビアのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはキャビアの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 242 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 1.1 | g | |
└糖質 | 8.8 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 26.2 | g | 多い |
脂質 | 17.1 | g | 多い |
食塩相当量 | 4.1 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> キャビア 塩蔵品」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、キャビアがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
キャビアはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:dancyu
キャビアとは?どんな食材?
キャビアとは、魚の卵のことを指します。非常に高級な食材であり、世界中で贅沢な料理に使用されています。その特徴的な味わいと豪華さから、特別な場でのおもてなしや祝い事などに欠かせない存在です。
キャビアの種類
キャビアは、主にステュレオンという魚の卵から作られます。ステュレオンは世界中にいくつかの種類が存在し、それぞれの種類によってキャビアの味や色、大きさなどが異なります。代表的なキャビアの種類としては、ベルーガ、オシエトラ、セヴルガなどがあります。
キャビアの特徴
キャビアは、小さな卵がプチプチとした食感を持ち、口の中でほんのりとした塩味とコクが広がります。また、キャビアは黒色が一般的ですが、中には金色や赤色のキャビアも存在します。豪華な見た目と独特の風味が、料理に華やかさを与えます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はキャビアがダイエットにどう役立つか説明します!
キャビアはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:アサヒビール
キャビアの栄養データ
「キャビア」の栄養データを見ると、以下のような特徴があります。
1. タンパク質が多い
キャビアは、可食部100gあたりに26.2gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、体の細胞や筋肉の成長や修復に重要な栄養素です。十分なタンパク質を摂取することで、健康な体を維持することができます。
2. 糖質が低い
キャビアは、可食部100gあたりに1.1gの炭水化物を含んでいます。その中でも糖質は8.8gと比較的低いです。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると血糖値の上昇や肥満の原因となることがあります。キャビアは糖質が低いため、糖質制限を行っている方や糖質の摂り過ぎを気にしている方に適した食材と言えます。
3. 脂質や塩分が多い
キャビアは、可食部100gあたりに17.1gの脂質と4.1gの塩分を含んでいます。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると肥満や心血管疾患のリスクが高まることがあります。また、塩分の摂り過ぎは高血圧や体の水分バランスの乱れにつながることがあります。そのため、脂質や塩分の摂り過ぎには注意が必要です。
以上のように、キャビアはタンパク質が多く、糖質が低いという特徴があります。しかし、脂質や塩分の摂り過ぎには注意が必要です。バランスの取れた食事の一部として、適量で摂取することが健康的な食事に役立つと言えます。
おすすめ:キャビアのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
キャビアに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:サントリー
1. ナトリウムが多い
キャビアはナトリウムが1600 mg含まれており、多いと言われています。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達に関与しており、適切な量が必要ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。
2. リンや鉄、亜鉛が多い
キャビアにはリンが450 mg、鉄が2.4 mg、亜鉛が2.5 mg含まれており、これらの栄養素は多いと言われています。リンは骨や歯の形成に関与し、鉄は酸素の運搬や免疫機能に重要な役割を果たします。亜鉛は細胞の成長や修復に関与し、免疫機能の維持にも必要です。
3. カルシウムが低い
キャビアにはカルシウムが8 mgしか含まれておらず、低いと言われています。カルシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たし、神経や筋肉の正常な機能にも関与しています。カルシウムの不足は骨粗しょう症や歯の問題のリスクを高める可能性があります。キャビアを摂取する際は、他の食材からカルシウムを補うことが重要です。
キャビアに含まれるビタミンを解説!
引用元:NHKきょうの料理
キャビアのビタミンの特徴
キャビアに含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンAの含有量が多い
キャビアに含まれるビタミンAは、レチノールとレチノール活性当量の2つがあります。レチノールは59 μg、レチノール活性当量は60 μgと、どちらも多い量が含まれています。ビタミンAは視力の維持や免疫機能の向上に関与しており、キャビアはビタミンAを摂取する良い食品と言えます。
2. ビタミンDの含有量が多い
キャビアにはビタミンDが1 μg含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨の健康維持に重要な役割を果たします。キャビアはビタミンDを豊富に含む食品の一つであり、骨の健康をサポートするために適切な摂取源となります。
3. ビタミンB2の含有量が多い
キャビアにはビタミンB2が1.31 mg含まれています。ビタミンB2はエネルギー代謝に関与し、体内の細胞や組織の健康維持にも重要です。キャビアはビタミンB2を多く含む食品の一つであり、バランスの良い食事を実現するために役立ちます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はキャビアの使用例としてレシピをご紹介します。
キャビアを使ったレシピ16選!
#1 "貧乏人のキャビア"と呼ばれるフランスの定番惣菜"キャビア・ド・オーベルジーヌ"
なす、にんにく、黒オリーブ、オリーブオイル
世界の三大珍味のなかのひとつ「キャビア」。日常的には手が出せないキャビアを焼きなすベースに作ってしまう「キャビア・ド・オーベルジーヌ」のレシピ。…
レシピを見る#2 長芋のタルタルサラダキャビア添え
長芋、パプリカ、白ワインビネガー、砂糖、レモン、コリアンダーシード、ピクルス、タマネギ、ゆで卵、等
長いもとパプリカのピクルスで作る、副菜やおつまみになるサラダのレシピ。長いもとタルタルソースがよく合います。…
レシピを見る#3 チーズと畑のキャビアの南部せんべいカナッペ
クリームチーズ、とんぶり、南部せんべい(またはクラッカー8枚)、大葉、しょうゆ、オリーブ油
畑のキャビアといわれる「とんぶり」とクリームチーズを南部せんべいでカナッペにしたレシピ。「とんぶり」はしょうゆ、塩、オリーブ油でキャビア風に味付けします。…
レシピを見る#4 ジョエル・ロビュション先生のすずきのしゃこえび包みキャビア添え
すずき、しゃこえび、バター、たまねぎ、フヌイユ(フェンネル)、フュメドポアソン、八角、クミンシード、サフラン、等
このレシピは、すずきとしゃこえび、キャビアを使った高級感のある料理です。すずきを蒸してしゃこえびを包み、香り豊かなソースで仕上げます。…
レシピを見る#5 食べるのがもったいない! キャビア丼
ごはん、キャビア、うずらの卵黄
このレシピはキャビアを使った贅沢な丼です。ごはんにキャビアとうずらの卵黄をトッピングして、プチプチとした食感と程よい塩気を楽しむことができます。…
レシピを見る#6 ワンランクアップなおつまみ♪ キャビアとスモークサーモンのカナッペ
キャビア、スモークサーモン
このレシピはキャビアとスモークサーモンを使ったおしゃれなカナッペのレシピです。おもてなしの前菜にぴったりな一品です。…
レシピを見る#7 寺島なすのキャビア風
寺島なす、にんにく、タイム、オリーブオイル、胡椒、バケット
なすで作ったペーストをブルスケッタとしていただくレシピ。スパイスが効いた焼きなすの身をペーストにする際には、種の粒感を残して仕上げるのが大切。…
レシピを見る#8 軽く火を入れた燻製サーモン、トラウトキャビア人参ジャムソース
人参ジャム、トラウトサーモン、サクラスモークウッド、りんご酢、マスタード、EXバージンオリーブ油、こしょう、粗塩、グラニュー糖、等
自宅にいながらお店で食べるようなサーモン料理をいただくレシピ。燻製したサーモンを高温のオーブンで極短時間だけ加熱してできるカリっとした表面と、中からとろける濃厚なうま味が魅力。…
レシピを見る#9 サーモンのタルタル
サーモン、玉ネギ、キュウリ、ピクルス、マヨネーズ、クリームチーズ、しょうゆ、レモン汁、白コショウ、等
サーモンのタルタルレシピ。お刺身用のサーモンを使用します。…
レシピを見る#10 マッシュルームとセロリのプチプチ和え
マッシュルーム、セロリ、サラダ菜、トンブリ、マヨネーズ、プレーンヨーグルト、パセリ、塩コショウ
このレシピはマッシュルームとセロリを使ったプチプチ和えの料理です。マッシュルームはぬれ布巾で汚れを拭き取り、薄切りにします。…
レシピを見る#11 長芋のスモークサーモン巻き
長芋、スモークサーモン、スプラウト、とんぶり
香りの豊かなスモークサーモンで、シャキシャキとした食感の長芋を巻いた料理です。味付けはシンプルに塩のみ。…
レシピを見る#12 トマトのパルフェ
高糖度トマト、カリフラワー、ブロッコリー、ラディッシュ、きゅうり、スナップエンドウ、オリーブオイル、ウォッカ、シェリービネガー、等
トマトのシャーベットを使用したパルフェのレシピ。トマトは糖度の高いものを使うことと、シャーベットは手早く混ぜることがポイント。…
レシピを見る#13 最中を使ったカナッペ
最中、長茄子、雲丹、フルール・ド・セル、花穂、玉ねぎ、サワークリーム、シブレット(あさつき)、キャビア、等
クラッカーの代わりに最中を使ったカナッペのレシピ。キャビアや焼き茄子、カプレーゼなど、最中の香ばしさはどんな具材にもよく合います。…
レシピを見る#15 アボカドとトマトのカプレーゼ パルテノのとびっこソース
ギリシャヨーグルトパルテノ、とびっこ、醤油、トマト、アボカド、レモン、バージンオイル、ブラックペッパー
アボガドやトマトを使ったイタリアンなアレンジレシピ。調理時間10分程度で作れるので、オードブルにもおすすめの一品です。…
レシピを見る#16 揚げだし豆腐(とんぶりとろろ)
豆腐、大和芋、とんぶり、しょうゆ、かけ汁、片栗粉
居酒屋の定番メニュー、揚げだし豆腐に「とんぶりとろろ」をかけた、副菜に最適な一品。「山のキャビア」と呼ばれるとんぶりのプチプチ食感が楽しい。…
レシピを見る最後に、キャビアの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「キャビア」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 242 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 1.1 | g | |
└糖質 | 8.8 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 26.2 | g | 多い |
脂質 | 17.1 | g | 多い |
「キャビア」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 51.0 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 4.6 | g | 多い |
コレステロール | 500 | mg | 多い |
食塩相当量 | 4.1 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「キャビア」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1600 | mg | 多い |
カリウム | 200 | mg | 普通 |
カルシウム | 8 | mg | 低い |
マグネシウム | 30 | mg | 普通 |
リン | 450 | mg | 多い |
鉄 | 2.4 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.5 | mg | 多い |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0.12 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 59 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 6 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 6 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 60 | μg | 多い |
ビタミンD | 1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 9.3 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 1.31 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.24 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 19.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 2.38 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 4 | mg | 多い |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。