このページでは鯉のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
鯉のカロリーは157kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヤマサ
鯉の可食部100gあたりのカロリーは、157kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中737位です。これは多い順にすると上位46%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルので鯉のカロリーを評価すると、296件中95位です。これは上位から32%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 157Kcal |
全体での評価 | 737位 / 1592件中(上位46%…平均的) |
「魚」ジャンル内での評価 | 95位 / 296件中(上位32%…平均的) |
鯉はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ鯉のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:ヤマサ
鯉のカロリーは平均的な理由
鯉のカロリーは、可食部100gあたり157kcalであり、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。この評価は、鯉の栄養データを参照して行われました。
カロリーの評価
鯉のカロリーは、可食部100gあたり157kcalとなっています。この数値は、他の食材と比較して平均的な値とされています。鯉は、糖質、タンパク質、脂質の含有量がバランスよく配分されているため、カロリーの面でも平均的な評価が得られていると言えます。
糖質の評価
鯉の糖質は、可食部100gあたり4.4gとなっています。この数値は、他の食材と比較してかなり低いと評価されています。糖質の摂取量が気になる方にとっては、鯉は良い選択肢となるでしょう。
食物繊維の評価
鯉の食物繊維は、可食部100gあたり0gとなっています。食物繊維は、腸の働きを活発にし、便秘の予防にも役立つ栄養素ですが、鯉にはほとんど含まれていないことがわかります。
タンパク質の評価
鯉のタンパク質は、可食部100gあたり17.7gとなっています。この数値は、他の食材と比較して多いと評価されています。タンパク質は、身体の成長や修復に必要な栄養素であり、鯉はタンパク質の摂取源として適していると言えます。
脂質の評価
鯉の脂質は、可食部100gあたり10.2gとなっています。この数値は、他の食材と比較して普通の値と評価されています。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、摂取量の過剰は健康に悪影響を及ぼす可能性があります。鯉は脂質の含有量が適度であり、バランスの取れた食事に取り入れることができます。
以上の栄養データから、鯉のカロリーが平均的と評価される理由が明らかになりました。鯉は、糖質が低く、タンパク質が多く含まれており、脂質も適度な量であるため、バランスの取れた食事に適していると言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「鯉」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.4g | 4 | 17.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 17.7g | 4 | 70.8kcal |
脂質 | 10.2g | 9 | 91.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「鯉」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、91.8kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
鯉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ヤマサ
鯉は、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも、鯉は日本人にとって馴染み深い食材です。鯉は、糖質量が4.4gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。
鯉の糖質量は4.4g
鯉は、糖質量が4.4gということが知られています。この数値は、100gあたりの糖質量です。他の魚と比べると、少し糖質が多いですが、それでも低糖質食材として選ぶことができます。
鯉はたんぱく質も豊富
鯉は、糖質だけでなく、たんぱく質も豊富に含まれています。たんぱく質は、ダイエット中に重要な栄養素であり、食事の満足感を高める効果もあります。鯉を摂取することで、糖質制限しながらも満足感を得ることができます。
鯉の調理方法に注意
鯉を低糖質ダイエットに活用するためには、調理方法に注意が必要です。鯉の調理方法によっては、糖質が増えてしまうことがあります。例えば、天ぷらや照り焼きなどの揚げ物や甘いタレを使用した料理は、糖質が増えてしまうので避けるべきです。
鯉を活用した低糖質レシピ
鯉を低糖質ダイエットに活用するためには、糖質の摂取を抑えたレシピを選ぶことが重要です。例えば、鯉の刺身や蒸し鯉、焼き鯉などは、糖質を抑えながら美味しく楽しむことができます。また、鯉の出汁を使ったスープや煮物もおすすめです。
まとめ
鯉は、糖質量が4.4gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。ただし、調理方法に注意し、糖質を抑えたレシピを選ぶことが重要です。鯉を上手に活用することで、低糖質ダイエットを続けながら満足感を得ることができるでしょう。是非、鯉を取り入れて健康的な食生活を送りましょう。
鯉は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ヤマサ
鯉は低脂質ダイエットに不向き
鯉は、日本では古くから親しまれている魚の一つです。その美しい姿や独特の味わいから、多くの人々に愛されています。しかし、鯉は低脂質ダイエットには不向きな魚と言われています。その理由を詳しく見ていきましょう。
鯉の脂質含有量
鯉の脂質含有量は、100gあたり10.2gと比較的高いです。低脂質ダイエットを行っている人にとっては、この数字は気になるものでしょう。脂質はエネルギー源として重要な栄養素ですが、過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高める可能性があります。
鯉の脂質の種類
また、鯉に含まれる脂質は、不飽和脂肪酸よりも飽和脂肪酸の割合が高いとされています。飽和脂肪酸は、動脈硬化や心臓病のリスクを高めることが知られています。そのため、健康を意識した食事を心掛けている人にとっては、鯉の脂質は避けるべきものとなります。
鯉の調理法と脂質
さらに、鯉の調理法によっても脂質の摂取量は変わってきます。揚げ物や煮物など、油を多く使った料理にすると、脂質摂取量が増えてしまいます。低脂質ダイエットを目指す場合は、蒸し魚や焼き魚など、調理方法にも気を配る必要があります。
低脂質ダイエットに適した魚
低脂質ダイエットを行う際には、鯉よりも他の魚を選ぶことをおすすめします。例えば、さばや鮭などは脂質含有量が比較的低く、不飽和脂肪酸も多く含まれています。これらの魚を積極的に摂取することで、健康なダイエットをサポートすることができます。
まとめ
鯉は日本の伝統的な魚であり、多くの人に愛されています。しかし、低脂質ダイエットを目指す場合は、鯉は避けるべき魚と言えます。脂質含有量が比較的高く、飽和脂肪酸の割合も高いため、健康に気を使っている人には不向きです。代わりに、さばや鮭などの低脂質で栄養価の高い魚を積極的に摂取することをおすすめします。
最後に、鯉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「鯉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 157 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 4.4 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.7 | g | 多い |
脂質 | 10.2 | g | 普通 |
「鯉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 50 | % | 特になし |
水分 | 71.0 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | 86 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「鯉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 49 | mg | 普通 |
カリウム | 340 | mg | 多い |
カルシウム | 9 | mg | 低い |
マグネシウム | 22 | mg | 普通 |
リン | 180 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.2 | mg | 多い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 4 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | 14.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.46 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.18 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.3 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.13 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 10.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.48 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。