このページでは、魚の鯉を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
鯉のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは鯉の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 157 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 4.4 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.7 | g | 多い |
脂質 | 10.2 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> こい 養殖 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、鯉がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
鯉はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ヤマサ
鯉とは?どんな食材?
鯉(こい)は、淡水魚の一種であり、日本では古くから食材として親しまれてきました。その身はやわらかく、風味豊かな味わいが特徴です。鯉は、日本料理や郷土料理の一部として幅広く使用されており、様々な料理に活用されています。
鯉の特徴
鯉は、体長が大きく、全長は1メートルを超えることもあります。体色は一般的に赤や黄色が主であり、美しい模様が特徴的です。また、鯉は養殖が盛んであり、養殖場で育てられたものが市場に出回っています。
鯉の調理法
鯉は、さまざまな調理法で楽しむことができます。代表的な調理法としては、煮付けや唐揚げ、刺身などがあります。煮付けでは、鯉の身のやわらかさと風味を引き立てるため、丁寧に下処理を行い、じっくりと煮込むことが重要です。また、唐揚げでは、衣をつけてサクッと揚げることで、鯉の身の食感を楽しむことができます。刺身では、新鮮な鯉の身を薄く切り、醤油や柚子胡椒などで味付けすることで、鯉の風味を存分に楽しむことができます。
以上のように、鯉はやわらかい身と風味豊かな味わいが特徴であり、さまざまな調理法で楽しむことができます。日本の伝統的な料理に取り入れられている鯉は、その存在感と美味しさで多くの人々を魅了しています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は鯉がダイエットにどう役立つか説明します!
鯉はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ヤマサ
1. 鯉は低カロリーな食材である
鯉は可食部100gあたり157kcalと、平均的なカロリー量です。カロリーを抑えた食事を心がけたい方にとって、鯉は健康的な選択肢となります。低カロリーな食材を摂取することで、体重管理やダイエットにも役立ちます。
2. 鯉には糖質が少ない
鯉には糖質が4.4g含まれており、かなり低い量です。糖質の摂り過ぎは血糖値の上昇や肥満の原因となることがありますが、鯉はその心配が少ない食材です。糖質制限を行っている方や糖尿病の方にとっても、鯉は健康的な選択肢と言えます。
3. 鯉には豊富なタンパク質が含まれている
鯉は可食部100gあたり17.7gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の組織や筋肉の修復・再生に欠かせない栄養素です。特に運動をする方や筋力をつけたい方にとって、鯉は良質なタンパク源となります。タンパク質は満腹感をもたらすため、食事の満足感を高める効果も期待できます。
以上のように、鯉は低カロリーで糖質が少なく、豊富なタンパク質を含んだ健康的な食材です。カロリーを気にする方や糖質制限を行っている方、筋力をつけたい方にとって、鯉はバランスの取れた食事に役立つと言えるでしょう。
おすすめ:鯉のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
鯉に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:ヤマサ
1. カリウムが多い
鯉の栄養データを見ると、可食部100gあたりのカリウム含有量は340mgであり、多いとされています。カリウムは体内の水分バランスを調整するために重要な役割を果たしており、心臓の正常な機能を維持するのにも必要です。鯉を摂取することで、カリウムを効果的に摂取することができます。
2. リンが多い
鯉の栄養データによると、可食部100gあたりのリン含有量は180mgであり、多いとされています。リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、エネルギー代謝やDNA合成にも関与しています。鯉を食べることでリンを摂取することができ、骨や歯の健康維持に役立つでしょう。
3. カルシウムが低い
鯉の栄養データによると、可食部100gあたりのカルシウム含有量は9mgであり、低いとされています。カルシウムは骨や歯の形成や神経伝達に重要な役割を果たしており、不足すると骨粗しょう症や歯のトラブルのリスクが高まります。鯉を摂取するだけではカルシウムを十分に摂取することができないため、他の食材との組み合わせや補完が必要となります。
以上のように、鯉の栄養データを見ると、カリウムとリンが多く含まれており、特にカリウムは心臓の機能や水分バランスに重要な役割を果たしています。一方で、カルシウムは低いため、他の食材との組み合わせによる補完が必要です。鯉をバランスの取れた食事に取り入れることで、これらの栄養素を効果的に摂取することができます。
鯉に含まれるビタミンを解説!
引用元:ヤマサ
鯉のビタミンの特徴
鯉に含まれるビタミンの特徴を以下にまとめます。
1. ビタミンAの含有量
鯉にはビタミンAが含まれており、特にレチノールの含有量が多いです。レチノールは体内でビタミンAに変換され、視力の維持や免疫機能の向上に役立ちます。
2. ビタミンDの含有量
鯉にはビタミンDが多く含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助けるため、骨や歯の健康維持に重要な役割を果たします。
3. ビタミンB群の含有量
鯉にはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸などのビタミンB群が多く含まれています。これらのビタミンはエネルギー代謝や神経機能の正常化に関与し、健康な体を維持するために必要です。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は鯉の使用例としてレシピをご紹介します。
鯉を使ったレシピ19選!
#1 ☆ぽん酢でさっぱり~♪鯉のぼり海苔巻き☆
ご飯、海苔、鶏モモ肉(鶏胸でも良い)、片栗粉、サラダ油、きゅうり、マヨネーズ、チーズ(飾り用)、プチトマト(飾り用)、等
鯉のぼりの形をしたかわいい海苔巻き。「ヤマサ昆布ぽんずスーパーマイルド」を使用しているので、昆布のダシが効いてまろやかな味に。…
レシピを見る#2 鯉のぼりまるごとバケットサンド
バゲット、牛こま切れ肉、バター、こしょう、フリルレタス、きゅうり、スライスチーズ、海苔
バケット1本を使ったアレンジサンドイッチです。具は昆布つゆで味付けした薄切り牛の焼肉と生野菜。…
レシピを見る#3 子供の日はぽん酢炒飯の蛋餅(タンピン)、鯉のぼり♪
ご飯、牛バラ肉(カルビ焼肉用)、パプリカ(赤、黄)、片栗粉(混ぜる)、チーズ、ミートボール、マヨネーズ
ポン酢風味のチャーハンを薄焼き卵で包んだかわいらしいレシピ。中のチャーハンは牛肉とパプリカを炒めポン酢で味付けをします。…
レシピを見る#4 鯉のぼりハンバーグ
合い挽き肉、パン粉、牛乳、ピザ用チーズ、ズッキーニ、ミニトマト、うずらの卵(ゆでたもの)、海苔、オリーブオイル、等
合挽き肉とピザ用チーズを使った、見た目も派手な子どもが喜ぶハンバーグのレシピ。ハンバーグの肉だねはしょうゆを使ってシンプルな味付けに。…
レシピを見る#5 鯉のぼり稲荷寿司
味付き稲荷、ご飯、きゅうり、かまぼこ、海苔
鯉のぼりの形をした簡単にできる稲荷寿司のレシピ。使用する調味料は白だしだけなので簡単に時間もかけず作ることができます。…
レシピを見る#6 栄養満点♪鯉のぼりグラタン
焼き油、豚もも肉(一口大にカット)、マカロニ、生クリーム、豆乳、ズッキーニ(輪切り)、パプリカ(赤一口大の三角形にカット)、アボカド(1cm厚にスライス)、ミニトマト(半分にカット)、等
鯉のぼりの形をした目でも楽しめるグラタンのレシピ。グラタンのソースだけでなく、鶏モモ肉の下味にもポン酢が加えられていることにより、うま味をたっぷりと感じることができます。…
レシピを見る#7 こどもの日!お子様プレート♪ 鯉のぼりオムライス
あたたかいごはん、ケチャップ、コンソメ、有塩バター、塩こしょう、スライスチーズ、焼きのり、サラダ油、ハム(飾り用)、等
卵やハムを使った、子どもが喜ぶオムライスのレシピ。オムライスにハムやチーズを活用して、鯉のぼりの形に仕上げます。…
レシピを見る#8 めんたいチューブでデコレーション☆鯉のぼりオムライス
炊きたてのご飯、めんたいチューブ(からしめんたい味)、バター、醤油、白いりごま、マヨネーズ、サラダ油、めんたいチューブ(クリームチーズめんたい味)、きゅうり、等
やまや「めんたいチューブ」を使った子どもと一緒に作れる簡単美味しいめんたいバター味の鯉のぼりオムライスレシピ。バターのコクと醤油の香ばしさが白ごはんとの相性抜群で、めんたいチューブの塩味が食欲そそる一品です。…
レシピを見る#9 みその風味で豊かな味わい! 鯉こく
鯉[筒切り、みそ
このレシピは鯉を使った料理で、みそで煮込んでいます。鯉を筒切りにして、塩をふって熱湯を回しかけることで、鯉特有のくさみをおさえる調理方法をご紹介しています。…
レシピを見る#10 野菜たっぷり甘口カレー! 鯉のぼりお子様カレー
あたたかい白ごはん、りんご、塩こしょう、サラダ油、カレールウ、スライスチーズ、焼きのり、トマトジュース
このレシピはりんごを使った甘口のカレー料理です。お野菜が苦手なお子様にも栄養満点でおすすめです。…
レシピを見る#11 約30分で完成!?不思議パンの鯉のぼりウールロールパン
強力粉、ドライイースト、砂糖、バターまたはマーガリン、牛乳、溶き卵、色素、あんこやチョコやウィンナー等、溶き卵(表面に塗る用)、等
…
レシピを見る#12 鯉のぼり寿司
ご飯、寿司酢、ツナ、キュウリ、マヨネーズ、焼きのり、ハム、スライスチーズ
鯉のぼりみたいな可愛らしい見た目の巻き寿司のレシピ。巻き寿司を作ってカットして、簡単な飾り付けをするだけで作れます。…
レシピを見る#13 鯉のぼりオムライス
ご飯、ツナ缶、玉ねぎ、グリンピース、ケチャップ、こしょう、サラダ油、バター、うずらのゆで卵、等
こどもが喜ぶこと間違いなしのオムライスレシピ。温かいごはんを使うことで、他の具材と混ぜやすくなり時短になるのがポイント。…
レシピを見る#14 イチゴ大好き!鯉のぼりシフォンロール
30cmX30cmの天板、クッキングシート、サラダ油、薄力粉、卵白、イチゴ、生クリーム、上白糖、鯉のぼりロールケーキ「鱗」、等
こどもの日のお祝いに、歓声が上がること間違いなしの「鯉のぼりシフォンロール」。シフォン仕立てのフワフワ生地にいちごの黄金コンビです。…
レシピを見る#15 未来へ羽ばたけ!鯉のぼりの生春巻き
キュウリ、大葉、豚しゃぶ、サニーレタス、ボイルエビ、ライスペーパー、ゴマダレ、お好みのドレッシングなど、カニカマ、等
キュウリやエビで鯉のうろこを表現した、鯉のぼりの生春巻きのレシピ。色合いが鮮やかで、カニカマで作ったカブトもとってもカワイイです。…
レシピを見る#16 ぽん酢ツナマヨのパンケーキサンド
ツナ缶、マヨネーズ、ホットケーキミックス、溶き卵、牛乳、きゅうり、プチトマト
パンケーキのお子様向けアレンジメニュー。ポン酢を加えたマヨネーズと野菜をパンケーキでサンドすれば子供も喜ぶお食事メニューになります。…
レシピを見る#17 春巻きの皮でピザ
春巻きの皮、ソーセージ、玉ネギ、ピーマン、水煮コーン、ピザ用ソース、ピザ用チーズ、タバスコ、ココアパウダー、等
このレシピは春巻きの皮を使ったピザ料理です。春巻きの皮を3枚ずつに分けて、ソーセージや玉ネギ、ピーマン、水煮コーンなどのトッピングをして、ピザ用ソースやチーズをかけてオーブンで焼き上げます。…
レシピを見る#18 いつものおにぎりに一手間加えて! こいのぼりの3色おにぎり
ごはん、赤しそふりかけ、白いりごま、スライスチーズ、焼きのり
このレシピはごはんを使ったこいのぼりのおにぎりです。こどもの日にぴったりの一品で、簡単に作ることができます。…
レシピを見る#19 子どもの日のパーティー
ごはん、鶏ひき肉、玉ねぎ、にんじん、ケチャップ、こしょう、きゅうり、みんなの食卓®上級ロースハム、大根、等
こどもの日の食卓を楽しく彩る「鯉のぼりのケチャップライス」。簡単なお料理もちょっとひと手間加えるだけで、お子様の記憶に残る特別な一皿に。…
レシピを見る最後に、鯉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「鯉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 157 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 4.4 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.7 | g | 多い |
脂質 | 10.2 | g | 普通 |
「鯉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 50 | % | 特になし |
水分 | 71.0 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | 86 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「鯉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 49 | mg | 普通 |
カリウム | 340 | mg | 多い |
カルシウム | 9 | mg | 低い |
マグネシウム | 22 | mg | 普通 |
リン | 180 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.2 | mg | 多い |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 4 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | 14.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.46 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.18 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.3 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.13 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 10.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.48 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。