このページでは毛がにのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
毛がにのカロリーは67kcal(100gあたり)!これってどうなの?
毛がにの可食部100gあたりのカロリーは、67kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1158位です。これは多い順にすると上位72%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルので毛がにのカロリーを評価すると、296件中272位です。これは上位から91%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 67Kcal |
全体での評価 | 1158位 / 1592件中(上位72%…低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 272位 / 296件中(上位91%…かなり低い) |
毛がにはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ毛がにのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
なぜ毛がにのカロリーは低いのか?
毛がにのカロリーは可食部100gあたり67kcalで、他の食材と比較して「低い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照し、説明します。
カロリーが低い理由
毛がにのカロリーは67kcalと低いです。これは、他の食材と比較しても低いです。カロリーが低い理由は、以下の要素によるものと考えられます。
糖質がかなり低い
毛がにの糖質は可食部100gあたり4.1gとかなり低いです。糖質が少ないため、エネルギー源としてのカロリーが低くなります。
食物繊維が無し
毛がにには食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化に時間がかかり、満腹感を与えるため、カロリーが低くなります。
タンパク質が多い
毛がにのタンパク質は可食部100gあたり15.8gと多いです。タンパク質は筋肉の構成要素であり、エネルギー源としても使われますが、カロリーは糖質や脂質に比べて低いです。
脂質が低い
毛がにの脂質は可食部100gあたり0.5gと低いです。脂質は高カロリーな栄養素であるため、脂質が少ないことによりカロリーが低くなります。
以上の要素により、毛がにのカロリーは低くなっています。カロリーを気にする方やダイエット中の方にとって、毛がには良い食材と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「毛がに」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.1g | 4 | 16.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 15.8g | 4 | 63.2kcal |
脂質 | 0.5g | 9 | 4.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「毛がに」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、63.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
毛がには、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
毛がには、低糖質ダイエットに使える?
「毛がには低糖質ダイエットに少し効果的」と言われていますが、果たして本当でしょうか?毛がには、糖質量が4.1gと比較的低いため、低糖質ダイエットに取り入れることができると言われています。
毛がにの糖質量は4.1g
まず、毛がにの糖質量についてですが、一般的な毛がにの糖質量は4.1gです。これは、100gあたりの糖質量であり、比較的低い数値と言えます。低糖質ダイエットを実践している方にとっては、この数値は魅力的なものとなるでしょう。
毛がにはたんぱく質も豊富
また、毛がにには糖質だけでなく、たんぱく質も豊富に含まれています。たんぱく質はダイエットにおいて重要な栄養素であり、食事の満足感を高める効果もあります。そのため、毛がにを食べることで、低糖質だけでなく、たんぱく質も摂取することができます。
注意点もある
しかし、毛がにを低糖質ダイエットに取り入れる際には、注意点もあります。まず、毛がには塩分が多く含まれているため、塩分摂取過多にならないように注意が必要です。また、毛がにを食べる際には、その他の糖質を含む食品とのバランスを考えることも大切です。
まとめ
毛がには、糖質量が4.1gと比較的低く、低糖質ダイエットに取り入れることができると言われています。また、たんぱく質も豊富に含まれているため、食事の満足感を高める効果も期待できます。ただし、塩分の摂り過ぎや他の糖質を含む食品とのバランスには注意が必要です。毛がにを上手に取り入れながら、健康的な低糖質ダイエットを実践しましょう。
毛がには、低脂質ダイエットに使える!?
毛がには、低脂質ダイエットに使える?
「毛がには低脂質ダイエットに特に効果的」と言われていますが、本当でしょうか?魚の中でも特に注目される毛がには、低脂質であることがその理由の一つとされています。ここでは、なぜ毛がにが低脂質ダイエットに効果的なのかについて詳しくご説明します。
毛がにの脂質量は0.5g
まず、毛がにの脂質量についてご紹介します。毛がにの脂質量は、わずか0.5gと非常に低いです。これは他の魚と比べてもかなり低い数値であり、ダイエット中の方にとっては朗報です。
脂質の摂取制限が重要な理由
なぜ脂質の摂取制限がダイエットに重要なのでしょうか?脂質は高カロリーであり、摂り過ぎると体脂肪の増加につながります。そのため、ダイエット中の方は脂質の摂取を制限することが必要です。
毛がにの他の栄養素
毛がには脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。たんぱく質やビタミンD、カルシウム、鉄などが豊富に含まれており、健康にも良い影響を与えます。また、毛がにはコレステロールもほとんど含まれていません。
毛がにの食べ方のポイント
毛がにを低脂質ダイエットに活用するためには、食べ方にも注意が必要です。まず、調理方法によって脂質の摂取量が変わることを覚えておきましょう。蒸したり煮たりすることで、脂質を減らすことができます。
まとめ
毛がには低脂質ダイエットに特に効果的な食材であることが分かりました。脂質の摂取制限が重要なダイエット中の方にとって、毛がには優れた選択肢となります。また、他の栄養素も豊富に含まれており、健康にも良い影響を与えます。ただし、食べ方にも注意が必要です。脂質を減らすためには、蒸したり煮たりする調理方法を選ぶことがポイントです。毛がにを上手に取り入れて、健康的な低脂質ダイエットを実践しましょう。
最後に、毛がにの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「毛がに」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 67 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 4.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 15.8 | g | 多い |
脂質 | 0.5 | g | 低い |
「毛がに」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 70 | % | 特になし |
水分 | 81.9 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.6 | g | 普通 |
コレステロール | 47 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.6 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「毛がに」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 220 | mg | 普通 |
カリウム | 340 | mg | 多い |
カルシウム | 61 | mg | 多い |
マグネシウム | 38 | mg | 多い |
リン | 260 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 3.3 | mg | 多い |
銅 | 0.47 | mg | 多い |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | Tr | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.23 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.3 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.16 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.9 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.41 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
廃棄部位: 殻、内臓等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。