このページでは、魚の毛がにを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
毛がにのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは毛がにの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 67 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 4.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 15.8 | g | 多い |
脂質 | 0.5 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.6 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<えび・かに類> (かに類) 毛がに 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、毛がにがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
毛がにはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
毛がにとは?どんな食材?
魚の「毛がに」とは、日本の海に生息する甲殻類の一種です。その名の通り、体表に細かい毛状の突起物があることが特徴です。食材としては、その豊かな旨味と甘みが評価されており、高級な味わいを楽しむことができます。
毛がにの特徴
毛がには、その見た目からもわかるように、体表に毛状の突起物があります。これは保護色や摂食の補助とされています。また、体長は約10cm程度で、体色は赤褐色や黒褐色をしています。特に冬季には甲羅の色がより濃くなり、見た目も美しいです。
毛がにの旨味と甘み
毛がにの旨味と甘みは非常に特徴的で、多くの人々を魅了しています。身の食感は繊細でありながらも、しっかりとした弾力があります。また、味わいは濃厚でありながらも後味がさっぱりしており、飽きることなく楽しむことができます。そのため、毛がには高級な食材として知られています。
以上、魚の「毛がに」の特徴と旨味について説明しました。その豊かな味わいを楽しむためには、適切な調理方法や食べ方を心掛けることが大切です。ぜひ、毛がにを味わってみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は毛がにがダイエットにどう役立つか説明します!
毛がにはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーであるためダイエットに適している
「毛がに」は可食部100gあたり67kcalと低カロリーです。カロリーが低いため、ダイエット中の方やカロリーコントロールをしている方にとっては理想的な食材です。食事のカロリーを抑えながら、満腹感を得ることができるため、健康的な食事に役立ちます。
2. タンパク質が豊富で筋肉の合成に効果的
「毛がに」は可食部100gあたり15.8gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉の合成に不可欠な栄養素であり、健康的な体作りに欠かせません。特に筋肉を増やしたい方や運動をしている方にとっては、タンパク質の摂取は重要です。毛がにはタンパク質が豊富に含まれているため、健康的な食事に役立ちます。
3. 糖質が低く血糖値の上昇を抑える
「毛がに」は可食部100gあたり糖質が4.1gと低いです。糖質の摂取量が多い食事は血糖値の上昇を引き起こすことがありますが、毛がには糖質が低いため血糖値の上昇を抑える効果があります。血糖値の急激な上昇を避けることは、糖尿病やメタボリックシンドロームなどの予防にもつながります。毛がには糖質が低いため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
おすすめ:毛がにのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
毛がにに含まれる無機質の栄養を解説!
「毛がに」の特徴
「毛がに」の栄養データを見ると、以下の3つの特徴が挙げられます。
1. ミネラル豊富な食材
「毛がに」はカリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、亜鉛、銅などのミネラルが多く含まれています。特にカリウムやカルシウムの含有量は多いです。これらのミネラルは体内の機能維持に必要な栄養素であり、骨や歯の形成、神経伝達、筋肉の収縮などに関与しています。
2. ナトリウムの含有量が普通
「毛がに」に含まれるナトリウムの量は普通です。ナトリウムは体内の水分バランスを調整する役割を持ちますが、摂りすぎると高血圧や水分負荷が増える可能性があります。普段から塩分摂取に気を付ける必要があります。
3. ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが無し
「毛がに」にはヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれていません。これらの栄養素は体内の代謝や免疫機能に関与しており、不足すると健康に影響を及ぼす可能性があります。そのため、他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事が必要です。
毛がにに含まれるビタミンを解説!
「毛がに」のビタミン含有量の特徴
「毛がに」に含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンE
「毛がに」にはビタミンEが含まれており、特にα-トコフェロールが2.2 mg含まれています。これは他の魚と比べて非常に多い量です。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ効果があります。
2. ビタミンB群
「毛がに」にはビタミンB群も豊富に含まれています。ビタミンB1は0.07 mg、ビタミンB2は0.23 mg、ナイアシンは2.3 mg、ビタミンB6は0.16 mg、ビタミンB12は1.9 μg含まれています。特にビタミンB2やナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12の含有量が多いことが特徴です。ビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たします。
3. パントテン酸
「毛がに」にはパントテン酸も含まれています。パントテン酸は0.41 mg含まれており、普通の量と言えます。パントテン酸はエネルギー代謝や皮膚の健康維持に関与しています。
最後に、毛がにの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「毛がに」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 67 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 4.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 15.8 | g | 多い |
脂質 | 0.5 | g | 低い |
「毛がに」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 70 | % | 特になし |
水分 | 81.9 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.6 | g | 普通 |
コレステロール | 47 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.6 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「毛がに」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 220 | mg | 普通 |
カリウム | 340 | mg | 多い |
カルシウム | 61 | mg | 多い |
マグネシウム | 38 | mg | 多い |
リン | 260 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 3.3 | mg | 多い |
銅 | 0.47 | mg | 多い |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | Tr | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.23 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.3 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.16 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.9 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.41 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
廃棄部位: 殻、内臓等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。