このページではまぐろの大トロのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
まぐろの大トロのカロリーは308kcal(100gあたり)!これってどうなの?
まぐろの大トロの可食部100gあたりのカロリーは、308kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中322位です。これは多い順にすると上位20%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでまぐろの大トロのカロリーを評価すると、296件中15位です。これは上位から5%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 308Kcal |
全体での評価 | 322位 / 1592件中(上位20%…高い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 15位 / 296件中(上位5%…高い) |
まぐろの大トロはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜまぐろの大トロのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
まぐろの大トロのカロリーが高い理由
まぐろの大トロのカロリーは可食部100gあたり308kcalと非常に高いです。この高いカロリーの理由は、以下の栄養データから明らかになります。
タンパク質や脂質の含有量が多い
まぐろの大トロは、タンパク質や脂質の含有量が非常に多いです。可食部100gあたりのタンパク質は20.1g、脂質は27.5gとなっています。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素であり、脂質はエネルギー源として重要な役割を果たします。そのため、まぐろの大トロには多くのエネルギーが含まれているのです。
糖質や食物繊維の含有量が低い
一方で、まぐろの大トロには糖質や食物繊維の含有量が低いという特徴があります。可食部100gあたりの糖質は7.5gで、食物繊維は0gです。糖質は体にエネルギーを供給する役割を果たし、食物繊維は腸内の健康維持に重要な役割を果たします。そのため、まぐろの大トロには他の食材に比べて糖質や食物繊維が少ないため、カロリーが高くなっているのです。
まとめ
まぐろの大トロのカロリーが高い理由は、タンパク質や脂質の含有量が多い一方で、糖質や食物繊維の含有量が低いからです。これにより、まぐろの大トロは他の食材と比較してカロリーが高くなっています。食事のバランスを考える際には、まぐろの大トロのカロリーに注意が必要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「まぐろの大トロ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 7.5g | 4 | 30kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 20.1g | 4 | 80.4kcal |
脂質 | 27.5g | 9 | 247.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「まぐろの大トロ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、247.5kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
まぐろの大トロは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
まぐろの大トロは、低糖質ダイエットに使える?
「まぐろの大トロは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだが、糖質量は控えめ」
魚の中でも、まぐろの大トロは高い人気を誇ります。その豪華な味わいと口溶けの良さから、多くの人々が大トロを愛しています。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、まぐろの大トロはどうなのでしょうか?
まぐろの大トロの糖質量は7.5g
まず、まぐろの大トロの糖質量についてですが、一般的には7.5g程度とされています。これは、低糖質ダイエットを実践している方にとっては控えめな数値と言えるでしょう。
低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
しかし、まぐろの大トロは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きです。なぜなら、まぐろの大トロには脂肪分が多く含まれており、その中には糖質も含まれているからです。
低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を抑えることが重要です。そのため、脂肪分の多いまぐろの大トロは、糖質を控えたい方にとっては選びづらい食材となります。
糖質量は控えめ
ただし、まぐろの大トロの糖質量は比較的控えめです。他の高脂肪な食材と比べると、まぐろの大トロは糖質が少ない方に分類されます。
そのため、低糖質ダイエットを実践している方でも、まぐろの大トロを時々楽しむことは可能です。ただし、摂取量には注意が必要です。
まぐろの大トロを楽しむ上での注意点
まぐろの大トロを低糖質ダイエットに取り入れる際には、以下の点に注意しましょう。
1. 食べる量を控える:まぐろの大トロは高脂肪なため、摂取量には注意が必要です。適量を守りましょう。
2. 他の糖質を抑える:まぐろの大トロを食べる際には、他の糖質を抑えるように心掛けましょう。バランスの良い食事を心がけることが重要です。
3. 食べ方を工夫する:まぐろの大トロを楽しむ際には、そのまま食べるだけでなく、サラダや刺身のトッピングとして活用するなど、食べ方を工夫することで糖質の摂取量を抑えることができます。
まぐろの大トロは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きな食材ですが、糖質量は控えめです。適量を守りながら工夫した食べ方で楽しむことができれば、低糖質ダイエットとの両立も可能です。
まぐろの大トロは、低脂質ダイエットに使える!?
まぐろの大トロは、低脂質ダイエットに不向き
まぐろの大トロは、多くの人にとっては高級な食材として知られています。その豪華な味わいと口溶けの良さから、多くの人がまぐろの大トロを楽しんでいます。しかし、低脂質ダイエットを目指す方にとっては、まぐろの大トロは避けるべき食材と言えます。
高脂質のまぐろの大トロ
まぐろの大トロは、その名の通り脂肪が多く含まれています。実際、まぐろの大トロ100gあたりの脂質量はなんと27.5gもあります。これは、低脂質ダイエットを行う上で適切な量とは言えません。
低脂質ダイエットは、脂肪摂取を制限し、カロリーを減らすことで体重を減らすダイエット方法です。脂肪は1gあたり9kcalのエネルギーを提供しますが、タンパク質や炭水化物は1gあたり4kcalしかありません。そのため、脂肪摂取を制限することでカロリー摂取量を減らし、体重を減らすことができます。
まぐろの大トロの脂肪摂取に注意が必要
まぐろの大トロは、その高い脂肪量からもわかるように、脂肪摂取に注意が必要な食材です。特に、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、まぐろの大トロは避けるべき食材と言えます。
もちろん、まぐろの大トロには栄養価もあります。タンパク質やビタミン、ミネラルなど、体に必要な栄養素も含まれています。しかし、低脂質ダイエットを行う上では、まぐろの大トロの高脂肪量がネックとなります。
まぐろの大トロを楽しむ方法
まぐろの大トロを楽しみたい方でも、低脂質ダイエットを続けたい方でも、適切なバランスが重要です。まぐろの大トロを食べる際には、他の食材との組み合わせや量を考慮することが大切です。
例えば、まぐろの大トロをサラダや野菜と一緒に食べることで、バランスの良い食事にすることができます。また、まぐろの大トロの量を少なめにすることも、脂肪摂取を制限する上で効果的です。
まとめ
まぐろの大トロは、その高脂肪量から低脂質ダイエットには不向きな食材と言えます。低脂質ダイエットを目指す方は、まぐろの大トロの摂取には注意が必要です。適切なバランスを保ちながら、まぐろの大トロを楽しむ方法を見つけることが大切です。
最後に、まぐろの大トロの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「まぐろの大トロ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 308 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 7.5 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.1 | g | 多い |
脂質 | 27.5 | g | 多い |
「まぐろの大トロ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 51.4 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | 55 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「まぐろの大トロ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 71 | mg | 普通 |
カリウム | 230 | mg | 普通 |
カルシウム | 7 | mg | 低い |
マグネシウム | 35 | mg | 多い |
リン | 180 | mg | 多い |
鉄 | 1.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.5 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | Tr | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 270 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 270 | μg | 多い |
ビタミンD | 18.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.07 | mg | 普通 |
ナイアシン | 9.8 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.82 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.47 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 4 | mg | 多い |
別名: まぐろ、ほんまぐろ、しび、とろ/切り身(皮なし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。