このページでは、魚のたらばがにを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
たらばがにのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはたらばがにの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 56 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 2.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.0 | g | 普通 |
脂質 | 0.9 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.9 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<えび・かに類> (かに類) たらばがに 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、たらばがにがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
たらばがにはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ニッスイ
たらばがにとは?どんな食材?
「たらばがに」とは、日本海に生息するカニの一種です。その特徴は、大きな身と豊かな味わいにあります。そのため、高級食材として知られており、特別な日やお祝いの席などでよく食べられます。
たらばがにの身はどんな特徴がある?
たらばがにの身は、ぷりっとした食感と濃厚な甘みがあります。また、身の色は鮮やかな赤色で、見た目にも美しいです。さらに、身の中にはたっぷりと詰まった蟹味噌も絶品で、濃厚な風味を楽しむことができます。
たらばがにの調理方法はどんなものがある?
たらばがには、様々な調理方法で楽しむことができます。一般的な方法としては、蒸しガニや焼きガニ、しゃぶしゃぶなどがあります。また、身を使った料理としては、カニクリームコロッケやカニチャーハンなども人気があります。どの調理方法を選んでも、たらばがにの風味や食感を存分に楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はたらばがにがダイエットにどう役立つか説明します!
たらばがにはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ニッスイ
1. 低カロリーでダイエットに適している
「たらばがに」は可食部100gあたりのカロリーが56kcalと低いです。これは、ダイエット中の人やカロリー制限をしている人にとっては嬉しい特徴です。低カロリーな食材を摂取することで、摂取カロリーをコントロールしやすくなり、体重管理や健康維持に役立ちます。
2. 糖質がかなり低いため、血糖値の上昇を抑えられる
「たらばがに」には糖質が2.9g含まれており、これはかなり低い数値です。糖質の摂り過ぎは、血糖値の急上昇を引き起こし、糖尿病や肥満のリスクを高めることがあります。しかし、「たらばがに」の糖質は低いため、血糖値の上昇を抑えることができます。糖質制限をしている人や血糖値を気にする人にとっては、健康的な食材と言えます。
3. タンパク質が豊富で筋肉の合成に役立つ
「たらばがに」には可食部100gあたりで13gのタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉の合成に重要な栄養素であり、筋肉量の増加や修復に役立ちます。特に、運動をしている人や筋肉をつけたい人にとっては、タンパク質の摂取は欠かせません。その点で「たらばがに」は普通と言える量のタンパク質を含んでおり、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
おすすめ:たらばがにのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
たらばがにに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キッコーマン
1. ミネラル豊富な食材
「たらばがに」は、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、亜鉛、銅などのミネラルが豊富に含まれています。特にナトリウムやカルシウム、マグネシウム、リンは多く含まれており、健康に必要なミネラルを摂取するのに適した食材と言えます。
2. カリウムやヨウ素も含まれる
「たらばがに」にはカリウムやヨウ素も含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓や筋肉の機能を正常に保つために必要な栄養素です。また、ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、代謝や成長にも関与しています。
3. 鉄は少なめ
「たらばがに」に含まれる鉄の量は比較的少ないです。鉄は赤血球の形成や酸素の運搬に重要な役割を果たしており、不足すると貧血のリスクが高まります。そのため、鉄を多く摂取する必要がある方は、他の食材との組み合わせや補完が必要かもしれません。
以上のように、「たらばがに」はミネラル豊富な食材であり、特にナトリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、亜鉛、銅、カリウム、ヨウ素が多く含まれています。ただし、鉄の含有量は少なめですので、鉄を多く摂取する必要のある方は注意が必要です。
たらばがにに含まれるビタミンを解説!
引用元:キッコーマン
ビタミンA
「たらばがに」に含まれるビタミンAは以下の特徴があります。
1. レチノール:0 μg(無し)
「たらばがに」にはレチノールが含まれていません。
2. α-カロテン:0 μg(無し)
「たらばがに」にはα-カロテンが含まれていません。
3. β-カロテン:7 μg(普通)
「たらばがに」にはβ-カロテンが7 μg含まれており、普通の量と言えます。
ビタミンE
「たらばがに」に含まれるビタミンEは以下の特徴があります。
1. α-トコフェロール:1.9 mg(多い)
「たらばがに」にはα-トコフェロールが1.9 mg含まれており、多い量と言えます。
2. β-トコフェロール:0 mg(無し)
「たらばがに」にはβ-トコフェロールが含まれていません。
3. γ-トコフェロール:0 mg(無し)
「たらばがに」にはγ-トコフェロールが含まれていません。
4. δ-トコフェロール:0 mg(無し)
「たらばがに」にはδ-トコフェロールが含まれていません。
その他のビタミン含有量
「たらばがに」には以下のビタミンも含まれています。
- ビタミンB1:0.05 mg(普通)
- ビタミンB2:0.07 mg(普通)
- ナイアシン:2.1 mg(多い)
- ビタミンB6:0.14 mg(普通)
- ビタミンB12:5.8 μg(多い)
- パントテン酸:0.65 mg(多い)
- ビオチン:4.9 μg(多い)
- ビタミンC:1 mg(普通)
なお、「たらばがに」にはビタミンD、ビタミンK、葉酸は含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はたらばがにの使用例としてレシピをご紹介します。
たらばがにを使ったレシピ10選!
#1 たらばがにの天ぷら
たらばがに、巻ゆば(生)、天ぷら粉、揚げ油、かぼす
たらばがにの香りがふわっと香る「たらばがにの天ぷら」のレシピ。湯葉をたらばがにに巻くことで形が崩れにくく、食感にもアクセントが付きます。…
レシピを見る#2 たらばがにのマカロニグラタン
たらばがに(ボイル・正味)、マカロニ、たまねぎ、サラダ油、ホワイトソース、牛乳、こしょう、ピザ用チーズ、パセリ(みじん切り)、等
たらばがにを活用した贅沢グラタンレシピ。ホワイトソースに牛乳を加えることで、柔らかくてマイルドな仕上がりになります。…
レシピを見る#3 かにの豆板醤炒め
たらばがに(足・殻つき・ゆでたもの)、にんにくの芽、ねぎ、サラダ油、豆板醤、鶏ガラスープ、片栗粉
かにをふんだんに使用した贅沢な一品「かにの豆板醤炒め」のレシピ。下茹で済みの(冷凍)カニを使用すれば時短で調理可能。…
レシピを見る#4 かに鍋
たらばがに(殻付き)、まいたけ、生しいたけ、たけのこ(水煮)、白菜、春菊、三つ葉、くずきり(乾)、木綿豆腐、等
たくさんの野菜をかにのだしでいただく、かに鍋のレシピ。このレシピで特徴的なのは、具材のたけのこ。…
レシピを見る#5 かにの水炊き鍋
たらばがに(殻つき)、白菜、春菊、ねぎ、しめじ、かぶ、絹ごし豆腐(木綿)、昆布(乾燥)、ポン酢、等
かにを使った、贅沢な水炊き鍋のレシピ。シンプルな昆布だしで、素材本来の味わいが楽しめる一品です。…
レシピを見る#6 かにの揚げずし バルサミコ風味
ご飯、たらばがにのほぐし身、マヨネーズ、水溶きかたくり粉、たまねぎ、ゆでたけのこ、バルサミコ酢、春巻の皮、溶き卵、等
このレシピは、たらばがにを使った揚げずしの一品です。すし飯を使わず、酢で炒めた具とご飯を一緒に食べることで、口の中で本格的な寿司の味わいが楽しめます。…
レシピを見る#7 料理の基本! カニの解凍方法
タラバガニ[脚ボイル]
このレシピはタラバガニの脚を使ったカニの解凍方法です。冷凍のカニを美味しく解凍するためには、氷水につけた後ゆっくりと解凍することがポイントです。…
レシピを見る#8 かにおこわ
もち米、だし昆布、しょうゆ、たらばがにの足、三つ葉
贅沢にかにを入れたおこわのレシピ。かには身だけではなくて、殻も一緒に入れて炊くことで、かにの風味と殻からでる出汁のうま味がお米をコーティングします。…
レシピを見る#10 かにたま
たらばがに、干ししいたけ、ゆでたけのこ、しょうが、ねぎ、チキンスープ、砂糖、しょうゆ、水溶きかたくり粉、等
有名中華料理店のシェフによるかにたまのレシピ。プロによる分かりやすい手順で、ふんわりと仕上げるコツが丁寧に紹介されています。…
レシピを見る最後に、たらばがにの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「たらばがに」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 56 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 2.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.0 | g | 普通 |
脂質 | 0.9 | g | 低い |
「たらばがに」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 70 | % | 特になし |
水分 | 84.7 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.8 | g | 多い |
コレステロール | 34 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0.9 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「たらばがに」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 340 | mg | 多い |
カリウム | 280 | mg | 普通 |
カルシウム | 51 | mg | 多い |
マグネシウム | 41 | mg | 多い |
リン | 220 | mg | 多い |
鉄 | 0.3 | mg | 低い |
亜鉛 | 3.2 | mg | 多い |
銅 | 0.43 | mg | 多い |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 43 | μg | 多い |
セレン | 25 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 7 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 7 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.9 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.07 | mg | 普通 |
ナイアシン | 2.1 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.14 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 5.8 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.65 | mg | 多い |
ビオチン | 4.9 | μg | 多い |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
廃棄部位: 殻、内臓等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。