このページではあげまきのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
あげまきのカロリーは44kcal(100gあたり)!これってどうなの?
あげまきの可食部100gあたりのカロリーは、44kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1286位です。これは多い順にすると上位80%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのであげまきのカロリーを評価すると、296件中290位です。これは上位から97%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 44Kcal |
全体での評価 | 1286位 / 1592件中(上位80%…低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 290位 / 296件中(上位97%…かなり低い) |
あげまきはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜあげまきのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
なぜあげまきのカロリーは低いのか?
あげまきは、可食部100gあたり44kcalのカロリーがあります。このカロリーは他の食材と比較して「低い」と評価されています。その理由は以下の栄養データにより説明できます。
糖質がかなり低い
あげまきには、可食部100gあたり4.5gの糖質が含まれています。糖質はエネルギー源となるため、摂取するとカロリーが増える傾向があります。しかし、あげまきは糖質がかなり低いため、カロリーも低く抑えられています。
食物繊維は無し
あげまきには食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助け、満腹感を与える働きがあります。しかし、あげまきには食物繊維が無いため、カロリーが低くなっています。
タンパク質は普通
あげまきには可食部100gあたり8.1gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素であり、エネルギー源としても利用されます。あげまきのタンパク質量は普通であり、カロリーに大きな影響はありません。
脂質が低い
あげまきには可食部100gあたり0.6gの脂質が含まれています。脂質は高カロリーな栄養素であり、摂りすぎるとカロリーが増える可能性があります。しかし、あげまきの脂質は低いため、カロリーも抑えられています。
以上の栄養データから、あげまきのカロリーが低い理由が明らかになりました。糖質や脂質が低く、食物繊維も無いことにより、カロリーを抑えることができています。あげまきは低カロリーながらも、タンパク質を含んでいるため、バランスの良い食事に取り入れることができます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「あげまき」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.5g | 4 | 18kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 8.1g | 4 | 32.4kcal |
脂質 | 0.6g | 9 | 5.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「あげまき」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、32.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
あげまきは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
魚の「あげまき」の糖質量は4.5g
「あげまきは低糖質ダイエットに少し効果的」ということが言われています。実際に、魚の「あげまき」は糖質量が4.5gと比較的低いです。このため、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、あげまきは良い選択肢となるかもしれません。
あげまきは低糖質ダイエットに効果的な理由
あげまきが低糖質ダイエットに効果的な理由は、その糖質量の低さにあります。糖質を摂取することによって血糖値が上昇し、それがエネルギーとして使われない場合は脂肪として蓄積されてしまいます。そのため、低糖質ダイエットでは糖質摂取量を抑えることが重要です。
あげまきの栄養価
あげまきは糖質量が低いだけでなく、栄養価も高い食材です。魚にはたんぱく質やビタミン、ミネラルが豊富に含まれており、健康に良い影響を与えます。また、あげまきは揚げ物ではありますが、他の揚げ物と比べて油の吸収が少ない傾向があります。そのため、カロリー摂取を抑えることもできます。
あげまきの摂取量には注意が必要
低糖質ダイエットを実践する際には、あげまきの摂取量にも注意が必要です。あげまきは美味しいだけでなく、食べ応えもあるため、ついつい食べ過ぎてしまうことがあります。しかし、あげまきにも一定量の糖質が含まれているため、摂取しすぎると糖質制限の効果が薄れてしまいます。適量を守りながら、バランスの良い食事を心がけましょう。
まとめ
魚の「あげまき」は糖質量が4.5gと比較的低く、低糖質ダイエットに効果的な食材です。その他にも栄養価が高く、油の吸収も少ないため、健康的な食事に取り入れることができます。ただし、摂取量には注意が必要であり、適量を守りながらバランスの良い食事を心がけましょう。あげまきを上手に取り入れることで、低糖質ダイエットの効果を高めることができます。
あげまきは、低脂質ダイエットに使える!?
あげまきは、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも、あげまきは低脂質であることが知られています。その脂質量はなんと0.6gと非常に少ないのです。このことから、「あげまきは低脂質ダイエットに特に効果的」と言われています。
なぜあげまきが低脂質なのか
あげまきが低脂質である理由は、その調理方法にあります。あげまきは、魚を油で揚げることによって調理されますが、その際に余分な脂質を吸収することがありません。揚げ物は一般的に脂っこいイメージがありますが、あげまきは例外です。
あげまきの栄養価
あげまきは低脂質だけでなく、栄養価も高い食材です。タンパク質やビタミンD、不飽和脂肪酸などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、ダイエット中に必要な栄養素であり、健康にも良い影響を与えます。
低脂質ダイエットにおすすめ
あげまきは低脂質でありながら、栄養価も高いため、低脂質ダイエットにおすすめの食材です。脂質を制限しながらも、満足感を得ることができます。また、あげまきは調理方法も簡単で、手軽に食べることができます。
まとめ
あげまきは低脂質でありながら、栄養価も高い食材です。低脂質ダイエットをする際には、あげまきを積極的に取り入れることをおすすめします。ただし、食べ過ぎには注意が必要です。バランスの良い食事と適度な運動と合わせて、健康的なダイエットを心がけましょう。
最後に、あげまきの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あげまき」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 44 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 2.0 | g | |
└糖質 | 4.5 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 8.1 | g | 普通 |
脂質 | 0.6 | g | 低い |
「あげまき」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 35 | % | 特になし |
水分 | 87.1 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.2 | g | 多い |
コレステロール | 38 | mg | 多い |
食塩相当量 | 1.5 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「あげまき」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 600 | mg | 多い |
カリウム | 120 | mg | 普通 |
カルシウム | 66 | mg | 多い |
マグネシウム | 49 | mg | 多い |
リン | 120 | mg | 普通 |
鉄 | 4.1 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.5 | mg | 多い |
銅 | 0.40 | mg | 多い |
マンガン | 0.20 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 20 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 85 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 85 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 27 | μg | 多い |
ビタミンD | 1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.8 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.30 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.14 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 59.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.37 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
廃棄部位: 貝殻
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。