このページではいがいのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
いがいのカロリーは63kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ニッスイ
いがいの可食部100gあたりのカロリーは、63kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1188位です。これは多い順にすると上位74%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでいがいのカロリーを評価すると、296件中278位です。これは上位から93%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 63Kcal |
全体での評価 | 1188位 / 1592件中(上位74%…低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 278位 / 296件中(上位93%…かなり低い) |
いがいはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜいがいのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
「いがい」のカロリーは低い理由
「いがい」のカロリーが低い理由は、以下の栄養データから分かります。
カロリーが低い
「いがい」のカロリーは可食部100gあたり63kcalで、他の食材と比較して低いです。これは、糖質が6.6gで低く、脂質も1.6gと低いためです。
糖質が低い
「いがい」の糖質は可食部100gあたり6.6gで、他の食材と比較して低いです。糖質の摂取が制限されている方や糖質制限ダイエットをしている方にとっては、低糖質な食材として選ばれることができます。
食物繊維が無し
「いがい」には可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に役立つため、食物繊維を摂取したい方には他の食材と組み合わせて摂取することがおすすめです。
タンパク質は普通
「いがい」のタンパク質は可食部100gあたり10.3gで、他の食材と比較して普通です。タンパク質は筋肉の修復や再生に必要な栄養素ですが、他の食材と組み合わせて摂取することでバランスの良い食事になります。
脂質が低い
「いがい」の脂質は可食部100gあたり1.6gで、他の食材と比較して低いです。脂質の摂りすぎは肥満や生活習慣病のリスクを高めるため、脂質制限をしている方にとっては適した食材と言えます。
以上の栄養データから、「いがい」はカロリーが低く、糖質・脂質も低いため、ダイエットや健康に気をつけている方にとって適した食材と言えます。ただし、食物繊維は含まれていないため、他の食材と組み合わせて摂取することが重要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「いがい」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 6.6g | 4 | 26.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 10.3g | 4 | 41.2kcal |
脂質 | 1.6g | 9 | 14.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「いがい」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、41.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
いがいは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
いがいは、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも、いがいは糖質量が6.6gと比較的低めです。しかし、低糖質ダイエットにおいては、他の魚に比べてはるかに高い糖質量となっています。そのため、「いがいは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだが、糖質量は控えめ」と言えます。
低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限することで体重を減らす方法です。糖質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取すると体内に蓄積され、肥満や生活習慣病のリスクを高めることがあります。そのため、糖質を制限することで、体重の管理や健康の改善が期待できます。
しかし、いがいは糖質量が6.6gとなっており、他の魚に比べてはるかに高いです。低糖質ダイエットでは、通常、1食あたりの糖質摂取量を20g以下に抑えることが推奨されています。そのため、いがいを低糖質ダイエットに取り入れる場合は、他の食材との組み合わせや量を工夫する必要があります。
もちろん、いがいには栄養素や健康に良い成分も含まれています。たんぱく質やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、健康維持や美容に役立つ効果があります。また、魚の旨みや食感も楽しめるため、食事のバリエーションを増やすことができます。
低糖質ダイエットを実践する際には、いがいを適度に摂取することも考慮しながら、バランスの取れた食事を心掛けましょう。糖質量が控えめではありますが、他の魚に比べてはるかに高いため、摂取量や組み合わせには注意が必要です。糖質制限を行いながらも、栄養バランスを考えた食事を心掛けることが大切です。
いがいは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
いがいは、低脂質ダイエットに使える?
魚の「いがい」は、低脂質が1.6gでした。
いがいは低脂質ダイエットに少し効果的
低脂質ダイエットは、健康的な体重管理や心臓病の予防に効果的とされています。脂肪の摂取量を制限することで、カロリー摂取量を減らし、体重を減らすことができます。しかし、低脂質ダイエットは、食事のバリエーションや味の面で制約があるため、長期的な継続が難しいと感じる人もいます。
そこで、低脂質ダイエットにおいて、いがいは少し効果的な食材として注目されています。いがいは、その名の通り魚の一種であり、低脂質ながらも栄養価の高い食材です。特に、脂肪の摂取を制限しながらも必要な栄養素を摂取することが重要な低脂質ダイエットにおいて、いがいは理想的な選択肢と言えるでしょう。
いがいには、1.6gという低脂質が含まれています。この値は、他の魚や肉類と比べても非常に低いです。また、いがいは、タンパク質やビタミンD、オメガ-3脂肪酸などの栄養素も豊富に含んでいます。これらの栄養素は、健康的な体を維持するために必要不可欠なものです。
さらに、いがいは調理方法によってもさまざまなバリエーションを楽しむことができます。焼いたり、蒸したり、煮たりすることで、いがいの風味や食感を引き立てることができます。これにより、低脂質ダイエットをしている人でも飽きずに食べることができるでしょう。
ただし、いがいはあくまで低脂質ダイエットの一部として摂取することが大切です。バランスの取れた食事や適度な運動と併せて取り入れることで、より効果的なダイエットを実践することができます。
いがいは、低脂質ダイエットに少し効果的な食材として活用することができます。その低脂質ながらも栄養価の高い特徴や、さまざまな調理方法でのバリエーションを楽しむことができる点が魅力です。ぜひ、いがいを取り入れて、健康的な体重管理や心臓病の予防に役立ててください。
最後に、いがいの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「いがい」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 63 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 3.2 | g | |
└糖質 | 6.6 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 10.3 | g | 普通 |
脂質 | 1.6 | g | 低い |
「いがい」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 60 | % | 特になし |
水分 | 82.9 | g | 多い |
有機酸 | Tr | g | 無し |
灰分 | 2.2 | g | 多い |
コレステロール | 47 | mg | 多い |
食塩相当量 | 1.4 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「いがい」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 540 | mg | 多い |
カリウム | 230 | mg | 普通 |
カルシウム | 43 | mg | 普通 |
マグネシウム | 73 | mg | 多い |
リン | 160 | mg | 普通 |
鉄 | 3.5 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.0 | mg | 普通 |
銅 | 0.05 | mg | 普通 |
マンガン | 0.86 | mg | 多い |
ヨウ素 | 65 | μg | 多い |
セレン | 37 | μg | 多い |
クロム | 5 | μg | 多い |
モリブデン | 9 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 34 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | Tr | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 34 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.01 | mg | 低い |
ビタミンB2 | 0.37 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 10.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.63 | mg | 多い |
ビオチン | 6.4 | μg | 多い |
ビタミンC | 5 | mg | 多い |
別名: ムール貝/廃棄部位: 貝殻、足糸等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。