このページではさよりのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
さよりのカロリーは88kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キリン
さよりの可食部100gあたりのカロリーは、88kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1018位です。これは多い順にすると上位63%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでさよりのカロリーを評価すると、296件中204位です。これは上位から68%に位置するカロリーで、評価は同じく「やや低い」となります。
カロリー | 88Kcal |
全体での評価 | 1018位 / 1592件中(上位63%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 204位 / 296件中(上位68%…やや低い) |

さよりはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜさよりのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
引用元:キリン
「さより」のカロリーはなぜやや低いのか?
「さより」は、魚の中でもカロリーがやや低い食材とされています。その理由を以下の栄養データを参考に解説します。
カロリーが低い理由
「さより」の可食部100gあたりのカロリーは88kcalで、他の食材と比較してやや低いと評価されています。その理由は、以下の要素によるものです。
糖質がかなり低い
「さより」の可食部100gあたりの糖質は3.7gで、かなり低いとされています。糖質が低いため、エネルギー源としてのカロリーも低くなります。
食物繊維が無し
「さより」の可食部100gあたりの食物繊維は0gで、無しとされています。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与えるため、カロリーを抑える効果があります。
タンパク質が多い
「さより」の可食部100gあたりのタンパク質は19.6gで、多いとされています。タンパク質は体の組織や筋肉の構成要素となるため、エネルギー源としてのカロリーが低くなります。
脂質が低い
「さより」の可食部100gあたりの脂質は1.3gで、低いとされています。脂質は高カロリーな成分であるため、脂質が低いことにより、カロリーも低くなります。
以上の要素により、「さより」のカロリーはやや低いと評価されています。糖質や脂質が低く、タンパク質が多いことにより、エネルギー源としてのカロリーが抑えられています。また、食物繊維が無いこともカロリーを低く保つ要因となっています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「さより」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.7g | 4 | 14.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 19.6g | 4 | 78.4kcal |
脂質 | 1.3g | 9 | 11.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。

上記が「さより」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、78.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
さよりは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
さよりは、低糖質ダイエットに使える?
さよりという魚は、糖質量が3.7gと比較的低いです。そのため、低糖質ダイエットにおいては少し効果的な食材と言えるでしょう。
さよりの糖質量は3.7g
さよりは、糖質量が3.7gということがわかっています。この数値は、他の魚と比較しても低い部類に入ります。糖質を摂りすぎると血糖値の上昇や体重増加の原因になるため、低糖質ダイエットを行う際には積極的にさよりを取り入れることができます。
低糖質ダイエットに効果的なさより
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重管理や血糖値のコントロールを目指す方法です。糖質を抑えることで、脂肪の燃焼を促進しやすくなります。さよりは、その糖質量が比較的低いため、低糖質ダイエットにおいては効果的な食材として取り入れることができます。
さよりの栄養価
さよりには、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素も豊富に含まれています。タンパク質は筋肉の生成や修復に欠かせない栄養素であり、ダイエット中でも十分な摂取が必要です。また、ビタミンやミネラルは健康維持に重要な役割を果たします。さよりを食べることで、これらの栄養素を摂取することができます。
さよりの調理方法
さよりは、さっぱりとした味わいが特徴であり、さまざまな料理に活用することができます。焼き魚や煮付け、刺身など、自分の好みに合わせて調理方法を選ぶことができます。低糖質ダイエットを行う際には、調理方法にも注意が必要です。油を使わずに調理するか、少量の油を使用するなど、カロリーを抑える工夫をすることが大切です。
まとめ
さよりは、糖質量が3.7gと比較的低い魚です。そのため、低糖質ダイエットにおいては少し効果的な食材と言えます。さよりには、タンパク質やビタミン、ミネラルなどの栄養素も豊富に含まれており、健康的な食事にも適しています。さよりを取り入れたバランスの良い食事を心掛けることで、低糖質ダイエットの効果をより高めることができるでしょう。
さよりは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
さよりは、低脂質ダイエットに使える?
さよりは、低脂質ダイエットに少し効果的と言われています。その理由は、さよりに含まれる脂質の量が非常に少ないからです。さよりの脂質は1.3gと非常に低く、ダイエット中の方にとっては魅力的な食材と言えるでしょう。
さよりの脂質量が少ない理由
さよりには、他の魚と比べて脂質が少ない特徴があります。その理由は、さよりが生息する環境にあります。さよりは、寒冷な海域に生息しており、そのため脂肪を蓄える必要がありません。その結果、さよりの体内に脂質がほとんど蓄積されず、低脂質な食材となっているのです。
さよりの低脂質がダイエットに効果的な理由
低脂質な食材を摂取することは、ダイエットにおいて非常に重要です。脂質は高カロリーなため、摂り過ぎると体重が増えてしまう可能性があります。しかし、さよりの低脂質な特性を活かすことで、カロリー摂取を抑えることができます。
さよりには、他にも栄養素が豊富に含まれています。たんぱく質やビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれており、健康的な食事に欠かせない栄養素を補給することができます。さらに、さよりにはEPAやDHAといった不飽和脂肪酸も含まれており、血液の循環を改善する効果も期待できます。
さよりを活用した低脂質ダイエットの方法
さよりを活用した低脂質ダイエットの方法は様々です。まずは、さよりを主役にした料理を取り入れることがおすすめです。さよりは、刺身や焼き魚、煮物など様々な調理方法で楽しむことができます。また、さよりを使ったサラダやスープなどもオススメです。
さよりを食べる際には、調理方法にも注意が必要です。油を使わずに調理することや、脂肪分の多いタレやソースを控えることが大切です。さらに、さよりを食事の一部としてバランスよく摂取することも重要です。他の栄養素も含まれた食材との組み合わせを考え、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
まとめ
さよりは、低脂質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。低脂質でありながら栄養価も高く、健康的な食事を実現することができます。さよりを活用した料理を取り入れることで、ダイエット中でも美味しく食事を楽しむことができます。ただし、食材の選び方や調理方法には注意が必要です。バランスの取れた食事を心掛けながら、さよりを上手に活用して健康的なダイエットを実践しましょう。

最後に、さよりの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「さより」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 88 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 19.6 | g | 多い |
脂質 | 1.3 | g | 低い |
「さより」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 40 | % | 特になし |
水分 | 77.9 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | 100 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.5 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「さより」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 190 | mg | 普通 |
カリウム | 290 | mg | 普通 |
カルシウム | 41 | mg | 普通 |
マグネシウム | 37 | mg | 多い |
リン | 190 | mg | 多い |
鉄 | 0.3 | mg | 低い |
亜鉛 | 1.9 | mg | 多い |
銅 | 0.03 | mg | 低い |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | Tr | μg | 無し |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンD | 3 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.9 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | Tr | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0.12 | mg | 普通 |
ナイアシン | 5.2 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.33 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 5.5 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.44 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等(三枚下ろし)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。