このページではすじこのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
すじこのカロリーは263kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:DELISH KITCHEN
すじこの可食部100gあたりのカロリーは、263kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中423位です。これは多い順にすると上位26%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのですじこのカロリーを評価すると、296件中37位です。これは上位から12%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 263Kcal |
全体での評価 | 423位 / 1592件中(上位26%…高い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 37位 / 296件中(上位12%…高い) |
すじこはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜすじこのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:Eレシピ
なぜすじこのカロリーは高いのか?
すじこは、魚の一部であり、可食部100gあたり263kcalのカロリーを含んでいます。他の食材と比較すると、すじこのカロリーは「高い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参考に説明します。
カロリー
すじこのカロリーは、可食部100gあたり263kcalとなっています。この数値は他の食材に比べて高いです。カロリーは、食べ物を消化しエネルギーに変換する際に生じる量を示しており、すじこのカロリーが高いことは、そのエネルギー量が多いことを意味します。
糖質
すじこの糖質は、可食部100gあたり8.4gです。この数値は他の食材に比べて低いです。糖質は、体内でエネルギー源として利用されるため、すじこの糖質が低いことは、血糖値の急激な上昇を抑える効果があると言えます。
食物繊維
すじこには食物繊維が含まれていません。食物繊維は、腸内環境を整えたり、便通を促進する役割がありますが、すじこにはその効果は期待できません。
タンパク質
すじこのタンパク質は、可食部100gあたり30.5gです。この数値は他の食材に比べて多いです。タンパク質は、体の組織や筋肉の修復や再生に必要な栄養素であり、すじこには豊富に含まれているため、筋肉を作りたい方や運動後の筋肉の回復を促したい方に適しています。
脂質
すじこの脂質は、可食部100gあたり17.4gです。この数値は他の食材に比べて多いです。脂質は、エネルギー源として利用されるほか、体温の調節や細胞の構成要素としても重要な役割を果たしています。すじこの脂質が多いことは、エネルギー供給や体の機能維持に寄与することを意味します。
以上の栄養データから、すじこのカロリーが高い理由は、タンパク質や脂質の含有量が多いことによるものと考えられます。一方で、糖質や食物繊維の含有量は比較的低いです。これらの栄養データを考慮しながら、すじこを食事に取り入れる際にはバランスの良い食事を心掛けることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「すじこ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 8.4g | 4 | 33.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 30.5g | 4 | 122kcal |
脂質 | 17.4g | 9 | 156.6kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「すじこ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、156.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
すじこは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Eレシピ
すじこは、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも特に人気のある「すじこ」は、糖質量が8.4gということで、低糖質ダイエットにはどうなのか気になるところです。
すじこの糖質量は控えめ
すじこは、魚の中でも糖質量が比較的控えめな方です。一般的なすじこの糖質量は8.4gであり、低糖質ダイエットを考えている方にとっては魅力的な数字と言えるでしょう。
低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
しかし、すじこは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きな食材と言えます。低糖質ダイエットでは、糖質摂取を極力抑えることが求められますが、すじこの糖質量は他の魚に比べるとやや高めです。
バランスの取れた食事が大切
低糖質ダイエットを行う際には、単体の食材の糖質量だけでなく、全体のバランスも考慮することが重要です。すじこを食べる場合には、他の低糖質な食材と組み合わせることで、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
代替品としての活用がおすすめ
低糖質ダイエットにおいて、すじこを代替品として活用することがおすすめです。例えば、すじこを使ったサラダやおかずに、他の低糖質な食材をプラスすることで、糖質摂取を抑えながら美味しい食事を楽しむことができます。
まとめ
すじこは、糖質量が8.4gという控えめな数字ですが、低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きな食材と言えます。しかし、バランスの取れた食事を心掛けることや、代替品として活用することで、すじこを楽しみながら低糖質ダイエットを行うことができます。
すじこは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キッコーマン
すじこは、低脂質ダイエットに使える?
魚の中でも、すじこは非常に栄養価が高いとされています。しかし、低脂質ダイエットを考えている方にとっては、注意が必要な食材と言えるでしょう。
すじこの脂質含有量
すじこに含まれる脂質の量は、100gあたり17.4gとなっています。これは、魚の中では比較的高い数値です。低脂質ダイエットでは、一般的に1食あたりの脂質摂取量を制限する必要がありますが、すじこを摂取するとその制限が難しくなる可能性があります。
すじこの栄養価
すじこには、脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。たんぱく質やビタミン、ミネラルなど、身体に必要な栄養素を多く摂取することができます。また、EPAやDHAといった不飽和脂肪酸も豊富に含まれており、血液の循環や脳の機能の改善に効果があるとされています。
低脂質ダイエットにおけるすじこの注意点
低脂質ダイエットを行っている場合、すじこの摂取量には制限が必要です。高脂質な食材と組み合わせることなく、バランスの取れた食事を心掛けることが重要です。また、すじこを食べる際には、調理法にも注意が必要です。揚げ物や煮物など、脂を多く使った料理は避けるようにしましょう。
まとめ
すじこは栄養価が高く、身体に必要な栄養素を多く摂取することができる食材です。しかし、低脂質ダイエットを行っている方にとっては、摂取量や調理法には注意が必要です。バランスの取れた食事を心掛けながら、適度な量のすじこを摂取することが大切です。
最後に、すじこの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「すじこ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 263 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.9 | g | |
└糖質 | 8.4 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 30.5 | g | 多い |
脂質 | 17.4 | g | 多い |
「すじこ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 45.7 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 5.5 | g | 多い |
コレステロール | 510 | mg | 多い |
食塩相当量 | 4.8 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「すじこ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1900 | mg | 多い |
カリウム | 180 | mg | 普通 |
カルシウム | 62 | mg | 多い |
マグネシウム | 80 | mg | 多い |
リン | 490 | mg | 多い |
鉄 | 2.7 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.2 | mg | 多い |
銅 | 0.73 | mg | 多い |
マンガン | 0.07 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 670 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 670 | μg | 多い |
ビタミンD | 47.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 11.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.42 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.61 | mg | 多い |
ナイアシン | 0.4 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.23 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 54.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 2.40 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 9 | mg | 多い |
別名: さけ(標準和名)、あきさけ、あきあじ/卵巣を塩蔵したもの
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。