このページではやりいかのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
やりいかのカロリーは79kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キリン
やりいかの可食部100gあたりのカロリーは、79kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1079位です。これは多い順にすると上位67%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのでやりいかのカロリーを評価すると、296件中233位です。これは上位から78%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 79Kcal |
全体での評価 | 1079位 / 1592件中(上位67%…やや低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 233位 / 296件中(上位78%…低い) |
やりいかはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜやりいかのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
引用元:白ごはん.com
「やりいか」のカロリーはやや低い理由
「やりいか」は、可食部100gあたりのカロリーが79kcalと「やや低い」と評価されています。その理由を以下の栄養データから考えてみましょう。
糖質がかなり低い
「やりいか」には、可食部100gあたり5.3gの糖質が含まれています。この量は「かなり低い」と評価されています。糖質が少ないため、カロリーも低くなっていると考えられます。
食物繊維は無し
「やりいか」には、食物繊維が含まれていません。食物繊維は体内の消化を助ける役割があり、満腹感を与えることがあります。食物繊維が少ないため、カロリーも低くなっている可能性があります。
タンパク質が多い
「やりいか」には、可食部100gあたり17.6gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織を作るために必要な栄養素であり、筋肉の形成や修復にも関与しています。タンパク質の含有量が多いため、カロリーが低くなっている可能性があります。
脂質が低い
「やりいか」には、可食部100gあたり1gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は肥満や生活習慣病のリスクを高めることがあります。脂質の含有量が低いため、カロリーも低くなっている可能性があります。
以上の理由から、「やりいか」のカロリーがやや低いと評価されています。糖質や脂質の含有量が少なく、タンパク質の含有量が多いことが影響していると考えられます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「やりいか」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.3g | 4 | 21.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 17.6g | 4 | 70.4kcal |
脂質 | 1.0g | 9 | 9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「やりいか」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、70.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
やりいかは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
やりいかは、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも、やりいかは低糖質であると言われています。糖質量はたったの5.3gです。そのため、低糖質ダイエットを実践している方にとって、やりいかは少し効果的な食材と言えるでしょう。
やりいかの糖質量は5.3g
やりいかは、糖質量が5.3gと非常に低いです。これは、低糖質ダイエットを行っている方にとっては嬉しい数字です。低糖質ダイエットでは、炭水化物の摂取を控えることが求められますが、やりいかはその要件に合致しています。
やりいかはタンパク質も豊富
やりいかは、糖質だけでなく、タンパク質も豊富に含まれています。タンパク質はダイエットにおいて重要な栄養素であり、筋肉の形成や修復にも関与しています。そのため、やりいかを摂取することで、ダイエット中の筋肉の維持や増加にも役立つことができます。
やりいかの調理方法に注意
やりいかを低糖質ダイエットに活用するためには、調理方法にも注意が必要です。油で揚げるなどの高カロリーな調理法は避け、蒸したり焼いたりすることをおすすめします。また、調味料にも糖質が含まれることがあるため、糖質を抑えた調味料を使用することも大切です。
まとめ
やりいかは、低糖質ダイエットに使える食材と言えます。その糖質量が5.3gと低いため、低糖質ダイエットを実践している方にとっては適した食材です。また、やりいかにはタンパク質も豊富に含まれており、筋肉の維持や増加にも役立ちます。ただし、調理方法や調味料には注意が必要です。糖質を抑えた調理法や調味料を使用することで、より効果的にやりいかを低糖質ダイエットに取り入れることができます。
やりいかは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:NHKきょうの料理
やりいかの脂質量は低い
「やりいかは低脂質ダイエットに少し効果的」ということが言えます。なぜなら、やりいかの脂質量は1gと非常に低いからです。脂質が少ない食品を選ぶことは、ダイエットにおいて重要なポイントです。脂質は高カロリーなため、摂りすぎると体重が増える可能性があります。そのため、低脂質な食品を選ぶことで、カロリー摂取を抑えることができます。
やりいかに含まれる栄養素
やりいかには脂質以外にも様々な栄養素が含まれています。たんぱく質やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、健康に良い影響を与えます。特にたんぱく質は、筋肉の形成や修復に重要な役割を果たします。ダイエット中には、筋肉を維持することも重要ですので、やりいかはその点でも役立つ食品と言えます。
やりいかの調理方法
やりいかの調理方法によって、脂質量は変わってきます。揚げ物やバターソテーなどの高脂質な調理方法は避けるべきです。代わりに、蒸したり焼いたりすることで、脂質を抑えることができます。また、調味料にも注意が必要です。マヨネーズやバターソースなどの高脂質な調味料は避け、シンプルな調味料で味付けすることがおすすめです。
やりいかを取り入れる方法
やりいかを低脂質ダイエットに取り入れる方法は様々です。まずは、やりいかを主菜として食べることができます。焼いたり蒸したりして、シンプルな調味料で味付けすると、低カロリーでヘルシーな食事になります。また、サラダやスープにトッピングするなど、バリエーション豊かに楽しむこともできます。ダイエット中でも美味しく食べることができるので、長期的な継続がしやすい食材と言えます。
まとめ
やりいかは低脂質ダイエットに少し効果的な食品です。脂質量が1gと低いため、カロリー摂取を抑えることができます。また、たんぱく質や他の栄養素も豊富に含まれており、健康にも良い影響を与えます。調理方法や調味料にも注意しながら、バリエーション豊かに楽しむことができます。やりいかを上手に取り入れることで、低脂質ダイエットをサポートしましょう。
最後に、やりいかの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「やりいか」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 79 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.4 | g | |
└糖質 | 5.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.6 | g | 多い |
脂質 | 1.0 | g | 低い |
「やりいか」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 25 | % | 特になし |
水分 | 79.7 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 320 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.4 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「やりいか」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 170 | mg | 普通 |
カリウム | 300 | mg | 普通 |
カルシウム | 10 | mg | 低い |
マグネシウム | 42 | mg | 多い |
リン | 280 | mg | 多い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 1.2 | mg | 多い |
銅 | 0.25 | mg | 多い |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 8 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 8 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 低い |
ナイアシン | 3.5 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.10 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 1.1 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.27 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
廃棄部位: 内臓等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。