このページでは、魚のやりいかを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
やりいかのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはやりいかの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 79 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.4 | g | |
└糖質 | 5.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.6 | g | 多い |
脂質 | 1.0 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.4 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<いか・たこ類> (いか類) やりいか 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、やりいかがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
やりいかはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キリン
やりいかとは?どんな食材?
やりいかは、日本の海で獲れる魚の一種です。その特徴は、身が白くて柔らかく、さっぱりとした味わいがあります。日本料理や寿司のネタとしてもよく使われる食材です。
やりいかの特徴1:白くて柔らかな身
やりいかの特徴の一つは、身が白くて柔らかいことです。そのため、食べやすくて噛みごたえがありません。また、身の繊維が細かいため、口の中でほどよくほぐれて口当たりが良いです。
やりいかの特徴2:さっぱりとした味わい
やりいかのもう一つの特徴は、さっぱりとした味わいです。脂が少なく、淡泊な味わいが特徴です。そのため、他の食材との相性も良く、様々な料理に合わせることができます。
やりいかの特徴3:日本料理や寿司のネタとして人気
やりいかは、日本料理や寿司のネタとして非常に人気があります。その理由は、身の白さと柔らかさ、さっぱりとした味わいが、日本料理や寿司の特徴に合っているからです。寿司のネタとして使われることが多く、刺身や煮物、焼き物など、様々な料理に活用されます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はやりいかがダイエットにどう役立つか説明します!
やりいかはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:白ごはん.com
1. タンパク質が豊富
やりいかは、可食部100gあたり17.6gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、私たちの体の成長や修復に必要な栄養素であり、筋肉や骨の形成にも重要な役割を果たしています。タンパク質は食事から摂取する必要があり、やりいかはその一部を提供することができます。特に、運動をしている方や筋力をつけたい方にとって、タンパク質の摂取は重要です。
2. カロリーが低い
やりいかは、可食部100gあたり79kcalのカロリーを含んでいます。カロリーは、私たちが摂取する食物からエネルギーを得るための単位です。やりいかのカロリーは比較的低く、ダイエットやカロリーコントロールをしている方にとっては適しています。低カロリーな食材を選ぶことで、健康的な食事を維持することができます。
3. 糖質が低い
やりいかは、可食部100gあたり5.3gの糖質を含んでいます。糖質は、エネルギー源となる栄養素ですが、摂りすぎると血糖値の上昇や肥満の原因になることがあります。やりいかは糖質が比較的低いため、糖質制限をしている方や糖質の摂りすぎに注意している方にとっては適した食材です。糖質を抑えた食事をすることで、血糖値の上昇を抑えることができます。
おすすめ:やりいかのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
やりいかに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. ナトリウムが普通量
「やりいか」は可食部100gあたりに170 mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達に関与しており、適量摂取することが重要です。やりいかはナトリウムが普通量であるため、適度なナトリウム摂取を考える上で選ばれる食材と言えます。
2. マグネシウムとリンが多い
「やりいか」は可食部100gあたりに42 mgのマグネシウムと280 mgのリンを含んでいます。マグネシウムは骨や筋肉の健康に関与し、リンはエネルギー代謝や骨の形成に必要な栄養素です。やりいかはマグネシウムとリンが多いため、骨や筋肉の健康をサポートする食材として適しています。
3. 亜鉛と銅が多い
「やりいか」は可食部100gあたりに1.2 mgの亜鉛と0.25 mgの銅を含んでいます。亜鉛は免疫機能やタンパク質合成に関与し、銅は酵素の働きや鉄の吸収に必要な栄養素です。やりいかは亜鉛と銅が多いため、免疫機能や酵素の働きをサポートする食材として効果的です。
やりいかに含まれるビタミンを解説!
引用元:NHKきょうの料理
ビタミンA
やりいかに含まれるビタミンAは、主にレチノールとレチノール活性当量の形で存在しています。レチノールの含有量は8 μgで、レチノール活性当量も同様に8 μgです。これは他の魚と比べると多い方です。一方、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は含まれていません。
ビタミンE
やりいかにはビタミンEの一種であるα-トコフェロールが含まれています。その含有量は1.4 mgで、他の魚と比べても多いです。しかし、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
その他のビタミン
やりいかにはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビタミンCが含まれています。ビタミンB1とビタミンB6は普通の含有量で、ビタミンB2は低い量です。一方、ナイアシン、ビタミンB12、パントテン酸はやりいかに多く含まれています。ビタミンCの含有量も普通の範囲です。
なお、やりいかにはビタミンD、ビタミンK、葉酸、ビオチンは含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はやりいかの使用例としてレシピをご紹介します。
やりいかを使ったレシピ20選!
#1 やりいかの和風カルパッチョ
やりいか、にんじん、きゅうり、白ねぎ、新しょうが、オリーブオイル、レモン、すり白ごま
細く切った野菜と、やりいかを和風のカルパッチョにしていただくレシピ。やりいかは内臓・軟骨などを引き抜き、皮をむきます。…
レシピを見る#3 ほっこりしみ旨♪ やりいかの煮付け
みりん、砂糖、しょうゆ
このレシピはヤリイカを使った煮付け料理です。ヤリイカは身がやわらかく、甘みがたっぷりなので、シンプルな煮付けにして旨味を存分に味わいましょう♪下処理も一度覚えれば意外と簡単ですので、ぜひお試しください。…
レシピを見る#4 やりいかの“蒸し”献立
やりいか、そら豆、アンチョビ、オリーブ油、れんこん、しょうゆ、黒こしょう、ブロッコリー、にんにく、等
このレシピはやりいかを使った蒸し料理です。アンチョビのうまみでしっかりと味が決まり、歯ごたえのよいれんこんとブロッコリーとの相性も抜群です。…
レシピを見る#5 やりいかのパセリパン粉焼き
やりいか、パン粉、イタリアンパセリ、粉チーズ、にんにく、ミニトマト、こしょう、オリーブ油
やりいかに「パセリパン粉」をまぶし、オーブンで焼いていただくレシピ。「パセリパン粉」は、パン粉、イタリアンパセリ、粉チーズ、にんにくをフードプロセッサーに入れ、かくはんしてつくります。…
レシピを見る#6 春菊とやりいかのパスタ
春菊、やりいか、スパゲッティ、にんにく、赤とうがらし、白ワイン、こしょう、オリーブ油
このレシピは春菊とやりいかを使ったパスタ料理です。春菊はハーブのような香りがあり、パスタと合わせて楽しめます。…
レシピを見る#7 やりいかのおすし
だし昆布、米酢、砂糖、粗塩、やりいか、干し椎茸(もどす)、にんじん、干し椎茸のもどし汁、しょうゆ、等
ヤリイカにお米と具材を詰め込んだお寿司のレシピ。ヤリイカをまるごと使うので、インパクトがある料理です。…
レシピを見る#8 やりいかの丸ごと煮かぶのとろろ昆布あえ
やりいか、長ねぎ、だし汁(昆布)、しょうゆ、みりん、砂糖、片栗粉、かぶ(葉つき)、とろろ昆布、等
やりいかの煮物と、とろろ昆布を使ったかぶのあえ物のレシピ。調味料には酒やしょうゆを使い、どちらも和食の献立にぴったりな一皿です。…
レシピを見る#9 根三つ葉とやりいかの炒めもの
やりいか、根三つ葉、しょうゆ、みりん、片栗粉、ごま油
根三つ葉とやりいかを使った簡単炒め物のレシピ。いかの下調理方法が丁寧に書かれていますので、普段いかをさばかない方にもおすすめです。…
レシピを見る#10 やりいかと菜の花の辛子和え
やりいか、菜の花、醤油、出汁(一番出汁)、練り辛子、糸がき
やりいかと菜の花の辛子和えのレシピ。やりいかと菜の花の食感を楽しむ為に、茹でる固さを調整しています。…
レシピを見る#11 やりいかとルッコラのパスタ
やりいか、ルッコラ、オリーブ油、にんにく、赤とうがらし、白ワイン、パセリ、パスタ、こしょう、等
やりいかとルッコラをメインにした、香り華やぐパスタのレシピ。やりいかの旨味を、ルッコラの香りで爽やかにまとめ上げた一品です。…
レシピを見る#12 やりいか、豆腐、菜の花のピリ辛炒め
やりいか、絹ごし豆腐、菜の花、赤唐辛子、こしょう、片栗粉、ごま油、片栗粉
いかと菜の花の風味が効いた炒め物のレシピ。やりいかから出る旨味いっぱいの出汁が豆腐と菜の花に染みこみ、ピリ辛なタレが味を引き締めます。…
レシピを見る#13 やりいかのトマトソース煮イタリア風
やりいか、あさり(殻つき・砂出し)、バジル、オリーブオイル、にんにく(みじん切り)、玉ねぎ(みじん切り)、マンズワイン(白)、トマトの缶詰(ホール)、オレガノ、等
魚介のうま味がぎゅっと凝縮した、イタリア風トマトソース煮込みのレシピ。魚介のうま味とトマトの酸味、にんにくの風味が相性抜群の一品です。…
レシピを見る#14 新じゃがとやりいかのガーリック炒め
やりいか、新じゃが芋、にんにく、赤唐辛子、粗びき黒こしょう、オリーブ油
ペペロンチーノ風の味付けで食べるじゃが芋とやりいかの炒め物のレシピ。いかは臭みを残さないためにちゃんと皮をむくのがポイントです。…
レシピを見る#15 シーフードたっぷり!フライパントマトパエリア
玉ねぎ、にんにく、パプリカ(赤)、パプリカ(黄)、さやいんげん、えび(殻付き・ブラックタイガー、バナメイエビなど)、あさり、やりいか、オリーブオイル、等
フライパン1つで作れるトマトパエリアのレシピ。トマトとシーフードの相性が良く、それぞれのうまみを生かした一品です。…
レシピを見る#16 具がメイン!春野菜と魚介の煮込みパスタ
ショートパスタ(ペンネ)、あさり、やりいか、にんにく、赤唐辛子、新玉ねぎ、菜の花、絹さや、プチトマト、等
お野菜と魚介がたっぷりの煮込みパスタのレシピ。パスタはペンネを使う事で食べやすく、味も染み込みやすいです。…
レシピを見る#17 ひじきとトマトのイカ墨リゾット
ひじき(乾燥した状態)、やりいか、オリーブオイル、赤ワイン、トマト缶(カット)
おうちで本格イタリアンリゾットに挑戦できるレシピ。海の幸どうしのひじきとイカ墨の相性はピッタリです。…
レシピを見る#18 えびといかの和風パスタ
スパゲッティ(1.4mm)、えび(無頭・80g)、やりいか(小・120g)、小松菜、玉ねぎ、マンズワイン(白)、オリーブオイル、こしょう、しょうゆ、等
えびといかを使った和風パスタのレシピ。シンプルな味付けで、魚介のうま味がたっぷりです。…
レシピを見る#19 いかといんげんの煮物
やりいか(大)、さやいんげん、油揚げ、しょうゆ、料理酒、みりん、砂糖
いかの旨味がぎゅっと詰まったおかずの定番、いかといんげんの煮物のレシピ。ポイントは具材を煮る順番とタイミング。…
レシピを見る#20 シーフードサラダ
やりいか、むきえび、わかめ(もどしたもの)、きゅうり、レタス、わさび、レモン(しぼり汁)、サラダ油、しょうゆ、等
海の香り漂う「シーフードサラダ」レシピ。いかの肉厚さとえびのほどよい甘さに、野菜のしゃっきりとした食感が嬉しい一品です。…
レシピを見る最後に、やりいかの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「やりいか」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 79 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.4 | g | |
└糖質 | 5.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.6 | g | 多い |
脂質 | 1.0 | g | 低い |
「やりいか」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 25 | % | 特になし |
水分 | 79.7 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 320 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.4 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「やりいか」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 170 | mg | 普通 |
カリウム | 300 | mg | 普通 |
カルシウム | 10 | mg | 低い |
マグネシウム | 42 | mg | 多い |
リン | 280 | mg | 多い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 1.2 | mg | 多い |
銅 | 0.25 | mg | 多い |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 8 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 8 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.03 | mg | 低い |
ナイアシン | 3.5 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.10 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 1.1 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.27 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
廃棄部位: 内臓等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。