このページではあんこうの肝のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
あんこうの肝のカロリーは401kcal(100gあたり)!これってどうなの?
あんこうの肝の可食部100gあたりのカロリーは、401kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中117位です。これは多い順にすると上位7%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのであんこうの肝のカロリーを評価すると、296件中1位です。これは上位から0%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 401Kcal |
全体での評価 | 117位 / 1592件中(上位7%…高い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 1位 / 296件中(上位0%…高い) |
あんこうの肝はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜあんこうの肝のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
なぜあんこうの肝のカロリーは高いのか?
あんこうの肝は、可食部100gあたり401kcalのカロリーがあり、他の食材と比較して「高い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照し、説明します。
カロリー
あんこうの肝は、100gあたり401kcalのカロリーがあります。これは他の食材と比べて高い数値です。その理由は、あんこうの肝には豊富な脂質が含まれているためです。脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを提供するため、脂質の含有量が多いほどカロリーも高くなります。あんこうの肝は、41.9gもの脂質を含んでおり、そのためカロリーも高くなっています。
糖質
あんこうの肝に含まれる糖質は、100gあたり9.3gです。糖質の含有量は低いとされており、ダイエット中の人や糖質制限をしている人にとっては適した食材と言えます。糖質はエネルギー源となるため、カロリーの面でも低い糖質量はカロリーの高さを抑える要因となっています。
食物繊維
あんこうの肝には食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化吸収が遅く、腹持ちを良くする効果があります。そのため、食物繊維の含有量が少ないあんこうの肝は、満腹感を得るのにはあまり効果的ではありません。
タンパク質
あんこうの肝に含まれるタンパク質は、100gあたり10gです。タンパク質は体の組織や筋肉の形成に重要な栄養素であり、健康維持に欠かせません。あんこうの肝のタンパク質含有量は普通と言えます。
脂質
あんこうの肝に含まれる脂質は、100gあたり41.9gです。脂質はカロリーの主要な供給源であり、1gあたり9kcalのエネルギーを提供します。そのため、脂質の含有量が多いほどカロリーも高くなります。あんこうの肝は脂質の含有量が多いため、カロリーも高くなっています。
以上の栄養データから、あんこうの肝のカロリーが高い理由が明らかになりました。豊富な脂質と脂質の含有量がカロリーの高さの主な要因となっています。糖質や食物繊維の含有量は比較的低く、タンパク質の含有量は普通と言えます。これらの要素が組み合わさり、あんこうの肝は高カロリーの食材となっています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「あんこうの肝」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 9.3g | 4 | 37.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 10.0g | 4 | 40kcal |
脂質 | 41.9g | 9 | 377.1kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「あんこうの肝」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、377.1kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
あんこうの肝は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
あんこうの肝は、低糖質ダイエットに使える?
あんこうの肝は、糖質量が9.3gで、低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだが、糖質量は控えめです。
あんこうの肝の糖質量
あんこうの肝は、美味しいと評判の高い食材ですが、低糖質ダイエットにはあまり適していないと言われています。実際に、あんこうの肝の糖質量は9.3gとなっており、他の魚と比べるとやや高めです。
低糖質ダイエットとは
低糖質ダイエットとは、糖質の摂取を制限することで体重を減らすダイエット方法の一つです。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると余分な脂肪として蓄積されてしまいます。そのため、糖質を制限することで脂肪の蓄積を抑え、体重の減少を促すことができます。
あんこうの肝の糖質量の考察
あんこうの肝は、9.3gという糖質量がありますが、これは一般的な食材と比べると控えめと言えます。例えば、ご飯やパンなどの主食は糖質量が高く、100gあたり30g以上の糖質が含まれています。そのため、あんこうの肝の糖質量は比較的低いと言えるでしょう。
あんこうの肝の栄養価
あんこうの肝には、糖質以外にも様々な栄養素が含まれています。たんぱく質やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、健康に良い食材として知られています。また、あんこうの肝にはDHAやEPAといった不飽和脂肪酸も含まれており、脳や血管の健康に良い影響を与えるとされています。
まとめ
あんこうの肝は、低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きな食材ですが、糖質量は比較的控えめです。そのため、低糖質ダイエットを行っている方でも、適度な量を摂取することで楽しむことができるでしょう。また、あんこうの肝には豊富な栄養素が含まれており、健康に良い影響を与えることも期待できます。ただし、糖質制限を重視する場合は、他の魚や食材を選ぶことをおすすめします。
あんこうの肝は、低脂質ダイエットに使える!?
あんこうの肝は低脂質ダイエットに不向き
あんこうの肝は、魚の中でも非常に栄養価の高い部位として知られています。しかし、低脂質ダイエットを目指す方にとっては、あんこうの肝は避けるべき食材と言えるでしょう。
高脂肪なあんこうの肝
あんこうの肝は、その名の通り、あんこうの内臓器官であり、非常に油分が多く含まれています。実際に、あんこうの肝100g当たりの脂質量はなんと41.9gもあります。これは、低脂質ダイエットを実践している方にとっては大きな問題となるでしょう。
脂質制限が必要な理由
低脂質ダイエットは、脂質摂取量を制限することで体重管理や健康維持を目指す食事法です。脂質はエネルギー源として重要ではありますが、摂りすぎると体内に蓄積され、肥満や生活習慣病のリスクを高める可能性があります。
代替品としての選択肢
低脂質ダイエットを実践している方は、あんこうの肝の代わりに他の魚の部位を選ぶことをおすすめします。例えば、さばや鯖などの青魚は、脂肪が少なくても栄養価が高いため、低脂質ダイエットに適しています。また、鶏胸肉や豆腐などの植物性の食材も、脂質制限に適した選択肢となります。
まとめ
あんこうの肝は、その高脂肪量から低脂質ダイエットには不向きな食材です。低脂質ダイエットを実践する方は、あんこうの肝の摂取を避け、他の魚の部位や植物性の食材を積極的に取り入れることをおすすめします。健康的な食生活を送るために、適切な食材選びを心がけましょう。
最後に、あんこうの肝の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あんこうの肝」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 401 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 2.2 | g | |
└糖質 | 9.3 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 10.0 | g | 普通 |
脂質 | 41.9 | g | 多い |
「あんこうの肝」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 45.1 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | 560 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「あんこうの肝」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 110 | mg | 普通 |
カリウム | 220 | mg | 普通 |
カルシウム | 6 | mg | 低い |
マグネシウム | 9 | mg | 低い |
リン | 140 | mg | 普通 |
鉄 | 1.2 | mg | 普通 |
亜鉛 | 2.2 | mg | 多い |
銅 | 1.00 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 96 | μg | 多い |
セレン | 200 | μg | 多い |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | 5 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 8300 | μg | 多い |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 8300 | μg | 多い |
ビタミンD | 110.0 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 14.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.14 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.35 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.5 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.11 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 39.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.89 | mg | 多い |
ビオチン | 13.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
試料: きあんこう/肝臓
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。