このページではあんこうのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
あんこうのカロリーは54kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ニッスイ
あんこうの可食部100gあたりのカロリーは、54kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中1235位です。これは多い順にすると上位77%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「低い」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのであんこうのカロリーを評価すると、296件中287位です。これは上位から96%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 54Kcal |
全体での評価 | 1235位 / 1592件中(上位77%…低い) |
「魚」ジャンル内での評価 | 287位 / 296件中(上位96%…かなり低い) |
あんこうはカロリーが低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜあんこうのカロリーは低いの?なにが含まれているの?
引用元:ニッスイ
「あんこう」のカロリーは低い理由
「あんこう」のカロリーは、可食部100gあたり54kcalと非常に低いです。これは、以下の栄養データを参照すると理解できます。
糖質がかなり低い
「あんこう」は、可食部100gあたり2.6gの糖質を含んでいます。この量はかなり低いです。糖質が少ないため、エネルギー源としてのカロリーも低くなっています。
食物繊維が無し
「あんこう」には、可食部100gあたり食物繊維が0g含まれていません。食物繊維は消化を助け、満腹感を与えるため、カロリー摂取を抑える効果があります。しかし、「あんこう」には食物繊維が含まれていないため、カロリーも低くなっています。
タンパク質は普通
「あんこう」は、可食部100gあたり13gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の組織を作り、修復するために必要な栄養素です。タンパク質はカロリーとしても重要ですが、他の食材と比較すると「あんこう」のタンパク質量は普通です。
脂質が低い
「あんこう」は、可食部100gあたり0.2gの脂質を含んでいます。脂質は高カロリーな栄養素であり、摂りすぎると体重増加の原因になります。しかし、「あんこう」の脂質量は非常に低いため、カロリーも低くなっています。
以上の理由から、「あんこう」のカロリーは低いと評価されています。食事のカロリーコントロールやダイエットにおいて、「あんこう」は優れた選択肢となるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「あんこう」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 2.6g | 4 | 10.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 13.0g | 4 | 52kcal |
脂質 | 0.2g | 9 | 1.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「あんこう」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、52kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
あんこうは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キリン
あんこうは低糖質ダイエットに少し効果的
魚の中でも、あんこうは独特の風味と食感で人気があります。その中でも、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、あんこうが選ばれる理由の一つとなっています。
あんこうの糖質量は2.6g
あんこうは、糖質量が2.6gと比較的低いです。低糖質ダイエットでは、糖質摂取を抑えることが重要ですが、あんこうはその点で優れています。糖質制限をしている方にとって、あんこうは食事の選択肢の一つとなるでしょう。
あんこうに含まれる栄養素
あんこうには、タンパク質やビタミンD、ビタミンB12などの栄養素が豊富に含まれています。特にビタミンDは、カルシウムの吸収を助ける働きがあり、骨の健康に重要な役割を果たします。低糖質ダイエットでは、栄養バランスを考えることも大切ですが、あんこうはその点でも優れた食材と言えます。
あんこうの調理方法
あんこうは、脂がのっているため、脂身を取り除いて調理することが一般的です。脂身を取り除くことで、さらに低カロリーになります。調理方法としては、蒸し焼きや煮付け、唐揚げなどがあります。自分の好みや食事のバリエーションに合わせて、調理方法を選ぶことができます。
まとめ
あんこうは、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えます。糖質量が比較的低く、栄養素も豊富に含まれているため、食事の選択肢として取り入れることができます。ただし、調理方法には注意が必要であり、脂身を取り除くことでさらに低カロリーにすることができます。低糖質ダイエットを実践している方にとって、あんこうは一つのオプションとして考えてみてはいかがでしょうか。
あんこうは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ヒガシマル
あんこうは、低脂質ダイエットに使える?
あんこうは、低脂質ダイエットに特に効果的な食材として知られています。その理由を詳しくご説明いたします。
あんこうの脂質量は0.2g
まず、あんこうの脂質量が非常に低いことがポイントです。あんこう100gあたりの脂質量はわずか0.2gしかありません。これは他の魚と比べても非常に低い数値であり、ダイエット中の方にとっては朗報と言えるでしょう。
低脂質でありながら栄養価も高い
さらに、あんこうは低脂質であるだけでなく、栄養価も非常に高い食材です。特に、ビタミンDやビタミンB12、カルシウム、鉄などの栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美容効果にも効果的です。
あんこうに含まれるDHAとEPAの効果
また、あんこうにはDHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)といった不飽和脂肪酸も含まれています。これらの成分は、脳の機能向上や血液サラサラ効果、免疫力向上などの効果があります。特に、DHAは脳の発達に重要な役割を果たすため、子供から高齢者まで幅広い世代にとって有益な成分と言えます。
あんこうの食べ方のポイント
あんこうを低脂質ダイエットに効果的に活用するためには、調理方法にも注意が必要です。揚げ物やバターを使用した料理は脂質が増えてしまうため、蒸し焼きや煮物などの低脂質な調理法を選ぶことが大切です。また、あんこうの身にはコラーゲンが多く含まれているため、美肌効果も期待できます。
まとめ
あんこうは低脂質ダイエットに特に効果的な食材です。脂質量が0.2gと非常に低く、栄養価も高いため、健康維持や美容効果にも優れています。さらに、DHAやEPAといった成分も含まれており、脳の機能向上や血液サラサラ効果などが期待できます。調理方法にも注意しながら、あんこうを上手に取り入れて、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、あんこうの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あんこう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 54 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 2.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.0 | g | 普通 |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「あんこう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 85.4 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.1 | g | 普通 |
コレステロール | 78 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「あんこう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 130 | mg | 普通 |
カリウム | 210 | mg | 普通 |
カルシウム | 8 | mg | 低い |
マグネシウム | 19 | mg | 普通 |
リン | 140 | mg | 普通 |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | Tr | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 13 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 13 | μg | 普通 |
ビタミンD | 1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.16 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.11 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 1.2 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.21 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
試料: きあんこう/切り身/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 65 %、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。