このページでは、魚のあんこうを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
あんこうのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはあんこうの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 54 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 2.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.0 | g | 普通 |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> あんこう 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、あんこうがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
あんこうはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:ニッスイ
あんこうとは?どんな食材?
あんこうは、深海に生息する魚の一種です。その特徴は、大きな頭と太い体、そして醜い姿です。しかし、その見た目に反して、あんこうは非常に美味な食材として知られています。
あんこうの身の特徴
あんこうの身は、白くて柔らかく、脂がのっていてとても味わい深いです。特に冬季になると、身がプリプリとした食感になり、旨味も増します。そのため、寒い季節には特に美味しいと言われています。
あんこうの利用方法
あんこうは、様々な料理に利用されます。一般的には、あんこう鍋やあんこうの煮付けが人気です。また、あんこうの肝は非常に美味であり、高級料理としても使用されます。さらに、あんこうのひれは、刺身や天ぷらとしても楽しむことができます。
まとめ
あんこうは、見た目こそ醜いですが、その味わいは非常に豊かで美味しい食材です。冬季には特におすすめで、あんこう鍋や煮付けなど、様々な料理で楽しむことができます。また、あんこうの肝やひれも美味しく、高級料理としても利用されています。ぜひ一度、あんこうを味わってみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はあんこうがダイエットにどう役立つか説明します!
あんこうはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ニッスイ
1. 低カロリーでダイエットに効果的
あんこうは可食部100gあたりのカロリーが54kcalと低いです。この低カロリーな食材は、ダイエットをしている方にとって非常に効果的です。ダイエット中は摂取カロリーを制限する必要がありますが、あんこうを適度に摂ることで満腹感を得ながらカロリーを抑えることができます。
2. 糖質がかなり低く血糖値の上昇を抑える
あんこうの糖質は可食部100gあたりの2.6gとかなり低いです。糖質の摂り過ぎは血糖値の上昇を引き起こし、糖尿病や肥満のリスクを高める恐れがありますが、あんこうはその心配が少ない食材です。糖質制限をしている方や血糖値の管理が必要な方にとって、あんこうは健康的な食事の一部となります。
3. タンパク質が豊富で筋肉の形成に役立つ
あんこうのタンパク質は可食部100gあたりの13gと普通の量です。タンパク質は筋肉の形成や修復に不可欠な栄養素であり、特にスポーツをしている方や筋肉を増やしたい方にとって重要です。あんこうはタンパク質の摂取源として適しており、健康的な食事に欠かせない食材です。
おすすめ:あんこうのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
あんこうに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キリン
「あんこう」の特徴
「あんこう」の栄養データを見ると、以下の特徴があります。
1. ナトリウム含有量が普通
「あんこう」は可食部100gあたりに130 mgのナトリウムを含んでいます。この量は一般的な食材と比較して普通の範囲と言えます。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達に関与しており、適切な量を摂取することが重要です。
2. カルシウム含有量が低い
「あんこう」は可食部100gあたりにわずか8 mgのカルシウムを含んでいます。この量は低いと言えます。カルシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たしており、不足すると骨粗鬆症などのリスクが高まる可能性があります。
3. 鉄含有量が低い
「あんこう」は可食部100gあたりに0.2 mgの鉄を含んでいます。この量も低いと言えます。鉄は赤血球の形成や酸素の運搬に不可欠な栄養素であり、不足すると貧血のリスクが高まります。
以上のように、「あんこう」はナトリウム含有量が普通である一方、カルシウムや鉄の含有量が低い特徴を持っています。これらの特徴を考慮しながらバランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
あんこうに含まれるビタミンを解説!
引用元:ヒガシマル
1. ビタミンAの特徴
「あんこう」に含まれるビタミンAは、レチノール活性当量で13 μgと普通の量です。レチノールは体内でビタミンAに変換される成分であり、目の健康や免疫機能の維持に重要な役割を果たします。
2. ビタミンDの特徴
「あんこう」にはビタミンDが多く含まれており、可食部100gあたり1 μg含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨の健康を維持するために必要な栄養素です。
3. ビタミンB2とビタミンB12の特徴
「あんこう」にはビタミンB2とビタミンB12が豊富に含まれています。可食部100gあたり、ビタミンB2は0.16 mg、ビタミンB12は1.2 μg含まれています。ビタミンB2はエネルギー代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康をサポートします。一方、ビタミンB12は赤血球の生成や神経系の正常な機能に重要な役割を果たします。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はあんこうの使用例としてレシピをご紹介します。
あんこうを使ったレシピ20選!
#1 えびとあんこうのブイヤベース
あんこう(身)、あんきも、有頭えび、はまぐり、たまねぎ、セロリ、オリーブ油、おろしにんにく、イタリアンパセリ、等
えびとあんこうを使ったブイヤベースのレシピ。ブイヤベースの本場マルセイユではあんこうを使うのが正式なレシピで、こちらはそれを再現しています。…
レシピを見る#2 あんこうのから揚げ
あんこう(身)、から揚げ粉(市販品)、揚げ油、レモン
市販のから揚げ粉を使った簡単お手軽レシピ。淡白なあんこうに市販のから揚げをまぶし、油で揚げた一品です。…
レシピを見る#3 あんこうの竜田揚げ
あんこう(なべ用の切り分けられたもの)、片栗粉、揚げ油
あんこうを、カリッとジューシーな竜田揚げにしたレシピ。低カロリーなのも嬉しいポイント。…
レシピを見る#4 あんこう鍋
あんこう(あら、身、肝)、白菜、白ねぎ、春菊、まいたけ、えのきだけ、もみじ麩、めんつゆ
あんこうや野菜を使った寄せ鍋のレシピ。具材のさまざまな食感や、旨味の染みこんだ味わい深い一品です。…
レシピを見る#5 あんこうのどぶ汁
あんこう(身)、あんきも、みそ、白菜、春菊、しいたけ、長ねぎ、豆腐、だし汁、等
新鮮なあんこうが手に入ったら是非作りたいあんこうのどぶ汁。贅沢な漁師鍋を自宅で作りましょう。…
レシピを見る#6 丸ごと!あんこう鍋
あんこう、~角に切ったもの、あんきも、しいたけ、えのきだけ、にんじん、春菊、長ねぎ、白菜、等
あんこうを使った、メイン料理になるあんこう鍋のレシピ。あんこうは湯引きしてから氷水につけて身を締めるのが食感を保つポイント。…
レシピを見る#7 プリッとサクサク♪ あんこうの竜田揚げ
あんこう[ぶつ切り鍋用、片栗粉、サラダ油、しょうゆ
このレシピは、あんこうを使った竜田揚げの料理です。あんこうのプリプリとした食感が特徴で、サクサクの衣に包まれているのがポイントです。…
レシピを見る#8 冬の定番! あんこう鍋
あんこう(ぶつ切り)、みそ、みりん、和風顆粒だし
あんこう(ぶつ切り)と木綿豆腐を使った、寒い日に食べたいお鍋のレシピ。あんこうと野菜を塩ベースのスープで煮込み、みそを溶き入れて完成です。…
レシピを見る#9 外はカリッ!中はフワッ♪ あんこうの唐揚げ
あんこう[ぶつ切り鍋用、片栗粉、サラダ油
このレシピは、あんこうを使った唐揚げ料理です。豪華な見た目にもかかわらず、簡単に作ることができ、揚げたてにレモンをしぼって召し上がれるという魅力的な一品です。…
レシピを見る#10 冬のご馳走! あんこうの濃厚みそ鍋
あんこう[ぶつ切り鍋用、あんこう[肝、昆布[乾燥、みりん、しょうゆ、みそ
ビタミンを美味しく摂れる、あんこうのみそ鍋のレシピ。ぷるぷるとしたあんこうは、食べ応えもあり、不足しがちなビタミンDを豊富に含んでいます。…
レシピを見る#11 あん肝ポン酢でいただく♪ あんこうの水炊き鍋
あんこう[ぶつ切り鍋用、あん肝、昆布[乾燥、しょうゆ、一味唐辛子
このレシピは、あんこうを使った水炊き鍋のレシピです。あん肝をつけだれに混ぜることで、コクと旨味がプラスされます。…
レシピを見る#12 うまみがギュッと凝縮! あんこうのブイヤベース
あんこう[ぶつ切り鍋用、無頭えび、オリーブオイル、サフラン、白ワイン、トマトペースト、こしょう、あんこう[ぶつ切り鍋用、無頭えび、等
このレシピはあんこうを使ったブイヤベース料理です。あんこうのぶつ切りと無頭えびを使い、リッチな味わいと豪華な見た目のスープが完成します。…
レシピを見る#13 ガーリック風味でやみつき♪ あんこうのガーリックソテー
あんこう[ぶつ切り鍋用、塩こしょう、薄力粉、サラダ油、しょうゆ、有塩バター
このレシピはあんこうを使ったガーリックソテーの料理です。あんこうをさっとガーリックバターで炒めるだけで、至高の味わいが楽しめます。…
レシピを見る#14 あんこう
しょうゆ、しょうがのしぼり汁、片栗粉、揚げ油、アンコウの肝、かつおだし、みりん、ごぼう、せり、等
うまみ豊かなあんこうをから揚げにして、あん肝鍋に投入するアイデア鍋料理のレシピ。あんこうの身は一度から揚げにすることで、旨味がしっかり閉じ込められます。…
レシピを見る#15 あんこうのトマトブイヤベース
あんこう、えび、ロールいか、あさり、かぶ、白菜、小松菜、にんにく、赤とうがらし、等
あんこうの切り身を使った、魚介たっぷりのブイヤベースのレシピ。有頭えび、ロールいか、あさりとどれもおいしいだしがでますが、あんこうのだしは格別の味わい。…
レシピを見る#16 あんきもポン酢
あんこうのきも(生)、大根おろし、小ねぎ(小口切り)、すだち、しょうゆ、だし汁、すだちしぼり汁
蒸しあんきもと手作りポン酢のレシピ。丁寧に下ごしらえしたあんきもの濃厚なコクと、すだちの香るぽん酢は相性ぴったりの味わいです。…
レシピを見る#17 アンコウの美肌鍋
アンコウ、白菜、ニンジン、エノキ、白ネギ、セリ、そば、刻みネギ、ユズ、等
このレシピはアンコウを使った美肌鍋です。アンコウにはたっぷりのコラーゲンが含まれており、スープにも溶け出していますので、スープも残さず召し上がってくださいね。…
レシピを見る#18 アンコウ鍋&おそば
アンコウ、白菜、ニンジン、エノキ、白ネギ、セリ、豆腐、葛きり、そば、等
このレシピはアンコウを使った鍋料理です。アンコウをサッと熱湯につけて水に取り、水切りします。…
レシピを見る#19 濃厚な味わい♪ どぶ汁
あんこう[ぶつ切り鍋用、あんこう[肝、みそ、和風顆粒だし
このレシピはアンコウの肝を使った、茨城県から福島県南部の太平洋沿岸地域で食べられている「どぶ汁」をアレンジした料理です。具材に大根、白菜、にんじん、長ねぎ、しめじ、絹豆腐をたっぷり入れ、水を加えて煮ることで、濃厚な味わいを楽しめます。…
レシピを見る#20 アンコウのロッシーニ仕立て雪下人参ピューレとバルサミコソース
アンコウ(身)、アンコウ(肝)、牛乳、バルサミコビネガー、玉ねぎ、フォンドヴォー、生クリーム(38%)、バター、塩こしょう、等
アンコウのソテーをバルサミコソースと共にいただくレシピ。本来フォアグラを使う「ロッシーニ」をアンコウの肝で再現しています。…
レシピを見る最後に、あんこうの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あんこう」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 54 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 2.6 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 13.0 | g | 普通 |
脂質 | 0.2 | g | 低い |
「あんこう」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 85.4 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.1 | g | 普通 |
コレステロール | 78 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.3 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「あんこう」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 130 | mg | 普通 |
カリウム | 210 | mg | 普通 |
カルシウム | 8 | mg | 低い |
マグネシウム | 19 | mg | 普通 |
リン | 140 | mg | 普通 |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.6 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | Tr | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 13 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 13 | μg | 普通 |
ビタミンD | 1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.7 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.16 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.7 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.11 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 1.2 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.21 | mg | 普通 |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
試料: きあんこう/切り身/(魚体全体から調理する場合、廃棄率: 65 %、廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。