このページではあなごのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
あなごのカロリーは146kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:キッコーマン
あなごの可食部100gあたりのカロリーは、146kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中776位です。これは多い順にすると上位48%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「魚」ジャンルのであなごのカロリーを評価すると、296件中110位です。これは上位から37%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 146Kcal |
全体での評価 | 776位 / 1592件中(上位48%…平均的) |
「魚」ジャンル内での評価 | 110位 / 296件中(上位37%…平均的) |
あなごはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜあなごのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:キッコーマン
なぜあなごのカロリーは平均的のか?
「あなご」は、可食部100gあたりのカロリーが146kcalであり、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
カロリーが平均的な理由
「あなご」のカロリーは、可食部100gあたり146kcalとなっています。この数値は、他の食材と比較して平均的と評価される理由として、以下の栄養データが考えられます。
糖質がかなり低い
「あなご」の糖質は、可食部100gあたり4.2gとかなり低いです。糖質が低いことは、カロリーを抑える要因となります。そのため、「あなご」のカロリーは平均的と言えるでしょう。
食物繊維が無し
「あなご」には、可食部100gあたり食物繊維が0g含まれていません。食物繊維は、消化を促進し、満腹感をもたらす効果があります。食物繊維が無いことから、カロリーが増える要因が少ないため、平均的と評価されるのかもしれません。
タンパク質が多い
「あなご」のタンパク質は、可食部100gあたり17.3gと多いです。タンパク質は、筋肉の生成や修復に必要な栄養素であり、カロリーを抑える効果もあります。タンパク質が多いことから、カロリーが平均的と評価される要因の一つと考えられます。
脂質が普通
「あなご」の脂質は、可食部100gあたり9.3gと普通です。脂質は、エネルギー源として重要な栄養素ですが、摂り過ぎるとカロリーが増える可能性があります。脂質が普通であることから、カロリーが平均的と評価される要因の一つと言えるでしょう。
以上の栄養データを考慮すると、あなごのカロリーが平均的と評価される理由が明らかになります。糖質が低く、食物繊維が無く、タンパク質が多い、脂質が普通といった特徴が、カロリーを平均的な範囲に保っているのかもしれません。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「あなご」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.2g | 4 | 16.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 17.3g | 4 | 69.2kcal |
脂質 | 9.3g | 9 | 83.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「あなご」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、83.7kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
あなごは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キッコーマン
あなごは、低糖質ダイエットに使える?
魚の中でも、あなごは糖質量が4.2gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。
あなごの糖質量は4.2g
あなごは、糖質量が4.2gということが分かっています。これは、他の魚と比較しても低い数値です。糖質制限を行っている人にとっては、あなごは嬉しい食材と言えるでしょう。
低糖質ダイエットに効果的な理由
なぜあなごが低糖質ダイエットに効果的なのでしょうか?それは、あなごに含まれる栄養素のバランスが良いためです。あなごには、タンパク質やビタミン、ミネラルが豊富に含まれています。これらの栄養素は、ダイエット中の身体に必要なものです。
また、あなごには、血糖値を上げにくくする効果もあります。血糖値が上がりにくい食材を摂取することで、血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。これにより、食後の血糖値の急激な上昇を抑えることができ、ダイエット効果が期待できます。
あなごのおすすめの調理法
あなごを美味しく食べるためには、適切な調理法を選ぶことが重要です。あなごのおすすめの調理法としては、蒲焼きや煮付けが挙げられます。これらの調理法であれば、あなごの風味を引き立てながら、低糖質ダイエットに適した食材として楽しむことができます。
ただし、あなごを調理する際には、油を使わずに調理することを心がけましょう。油を使うことでカロリーが増えてしまうため、低糖質ダイエットには適していません。あなごの風味を引き立てるためには、調味料や香辛料を上手に活用することがポイントです。
まとめ
あなごは、糖質量が4.2gと比較的低く、低糖質ダイエットに少し効果的な食材です。栄養バランスが良く、血糖値を上げにくい効果もあるため、ダイエット中の食事に取り入れる価値があります。ただし、調理法には注意が必要で、油を使わずに調理することを心がけましょう。
あなごは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ヒガシマル
あなごは低脂質ダイエットに不向き
魚の中でも特に美味しいと評判の「あなご」は、多くの人に愛されています。しかし、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、あまり適していない食材と言われています。その理由を詳しく見ていきましょう。
あなごの脂質量
まず、あなごの脂質量について考えてみましょう。あなご100gあたりの脂質量はなんと9.3gもあります。低脂質ダイエットを実践している方にとっては、この数字はかなり高いものと言えるでしょう。
脂質の種類
また、あなごに含まれる脂質は、主に不飽和脂肪酸であるオレイン酸が多いです。不飽和脂肪酸は、体にとって必要な栄養素ですが、摂り過ぎると逆に健康に悪影響を与える可能性があります。低脂質ダイエットを実践している方にとっては、この脂質の種類も考慮しなければなりません。
カロリーの面
さらに、あなごのカロリーも高いです。あなご100gあたりのカロリーは約200kcalです。低脂質ダイエットを実践している方にとっては、カロリーも重要なポイントとなります。高カロリーの食材を摂り過ぎると、ダイエットの効果が薄れる可能性があります。
代替策
低脂質ダイエットを実践している方にとって、あなごは避けた方が良い食材と言えるでしょう。代わりに、低脂肪の魚や白身魚を選ぶことをおすすめします。例えば、さばや鯛などは低脂肪であり、栄養価も高いです。これらの魚を積極的に摂ることで、低脂質ダイエットをサポートすることができます。
まとめ
あなごは美味しい魚ですが、低脂質ダイエットを実践している方にとっては避けた方が良い食材です。脂質量が高く、不飽和脂肪酸も多いため、カロリーの面でも注意が必要です。代わりに、低脂肪の魚を選ぶことで、健康的なダイエットを実践することができます。
最後に、あなごの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あなご」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 146 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 4.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.3 | g | 多い |
脂質 | 9.3 | g | 普通 |
「あなご」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 35 | % | 特になし |
水分 | 72.2 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | 140 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.4 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「あなご」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 150 | mg | 普通 |
カリウム | 370 | mg | 多い |
カルシウム | 75 | mg | 多い |
マグネシウム | 23 | mg | 普通 |
リン | 210 | mg | 多い |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.20 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 15 | μg | 多い |
セレン | 39 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 500 | μg | 多い |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 500 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.4 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.3 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.14 | mg | 普通 |
ナイアシン | 3.2 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.10 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 2.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.86 | mg | 多い |
ビオチン | 3.3 | μg | 多い |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
試料: まあなご/廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。