このページでは、魚のあなごを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
あなごのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはあなごの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 146 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 4.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.3 | g | 多い |
脂質 | 9.3 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.4 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、魚分類に所属する正式名称「<魚類> あなご 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、あなごがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
あなごはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キッコーマン
あなごとは?どんな食材?
あなごは、日本料理でよく使われる魚の一つです。その特徴は、細長い体と鋭い歯を持っていることです。また、鰻に似た姿をしており、見た目も美しい食材として知られています。
あなごの味わい
あなごの味わいは、淡白でありながらもしっかりとした旨味があります。そのため、あなごを使った料理は、上品で繊細な味わいが特徴となります。また、あなごは脂がのっているため、口の中でとろけるような食感も楽しむことができます。
あなごの調理法
あなごは、主に蒲焼きや天ぷらとして調理されることが多いです。蒲焼きは、あなごの身に甘辛いたれを絡めて焼き上げることで、香ばしくジューシーな味わいを楽しむことができます。一方、天ぷらは、サクサクとした衣とあなごの旨味が絶妙にマッチし、食欲をそそります。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はあなごがダイエットにどう役立つか説明します!
あなごはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
1. 低カロリーであるため、ダイエットに適している
「あなご」は可食部100gあたり146kcalと、比較的低カロリーな食材です。ダイエット中の方にとって、低カロリーの食材を選ぶことは重要です。カロリーを制限することで、体重の管理や健康維持に役立ちます。また、食事の中で「あなご」を取り入れることで、満腹感を得ることができるため、食事量を減らすことができます。
2. タンパク質が豊富であるため、筋肉の形成に役立つ
「あなご」は可食部100gあたり17.3gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉の主成分であり、体の構造や機能を維持するために必要です。筋肉を作るためには十分なタンパク質の摂取が必要であり、特に運動を行っている方や筋力トレーニングを行っている方にとっては重要な栄養素です。「あなご」の摂取によって、筋肉の形成や修復が促進されることで、健康的な体を作り上げることができます。
3. 糖質が低く、食物繊維が無いため、血糖値の上昇を抑える効果がある
「あなご」は可食部100gあたり4.2gの糖質を含んでおり、かなり低い量です。また、食物繊維は含まれていません。これにより、「あなご」の摂取によって血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。糖質の摂取量が多いと、血糖値が急上昇し、インスリンの分泌が増えるため、体に負担がかかります。しかし、「あなご」のような糖質が少なく、食物繊維が無い食材を摂取することで、血糖値の上昇を緩やかにすることができます。血糖値の安定は、糖尿病の予防や血管の健康維持にも役立ちます。
おすすめ:あなごのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
あなごに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キッコーマン
あなごの特徴
あなごの栄養データを見ると、以下の3つの特徴があります。
1. カリウムとカルシウムが多い
あなごには、可食部100gあたり370 mgのカリウムと75 mgのカルシウムが含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓の健康をサポートします。また、カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、骨密度を維持するために重要です。
2. ヨウ素とセレンが多い
あなごには、可食部100gあたり15 μgのヨウ素と39 μgのセレンが含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、代謝や成長に関与しています。セレンは抗酸化作用を持ち、免疫機能の維持や細胞の健康をサポートします。
3. ナトリウムが普通
あなごには、可食部100gあたり150 mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能に必要です。あなごのナトリウム含有量は普通とされており、適度な摂取が推奨されます。
あなごに含まれるビタミンを解説!
引用元:ヒガシマル
1. ビタミンA
「あなご」には、ビタミンAの一種であるレチノールが500 μg含まれています。この量は多いと言えます。また、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は無しです。しかし、レチノール活性当量も500 μg含まれており、これも多いと言えます。
2. ビタミンD
「あなご」には、ビタミンDが0.4 μg含まれています。この量も多いと言えます。
3. ビタミンE
「あなご」には、ビタミンEの一種であるα-トコフェロールが2.3 mg含まれています。この量も多いと言えます。ただし、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールは無しです。
その他のビタミンの含有量は以下の通りです:
- ビタミンB1:0.05 mg(普通)
- ビタミンB2:0.14 mg(普通)
- ナイアシン:3.2 mg(多い)
- ビタミンB6:0.1 mg(普通)
- ビタミンB12:2.3 μg(多い)
- パントテン酸:0.86 mg(多い)
- ビオチン:3.3 μg(多い)
- ビタミンC:2 mg(普通)
なお、「あなご」にはビタミンKと葉酸は含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はあなごの使用例としてレシピをご紹介します。
あなごを使ったレシピ20選!
#1 あなごのふくさずし
ご飯、三つ葉、あなご(市販の蒲焼き)、白ごま、砂糖、片栗粉(水溶き)
穴子の混ぜごはんを薄焼き卵で包んだお寿司のレシピ。市販の「穴子の蒲焼き」を使うことで手間を省略して作ることができます。…
レシピを見る#2 あなごのフライ
あなご(小・開いたもの)、ピーマン(赤)、ピーマン、小麦粉、溶き卵(小)、パン粉、揚げ油、だし汁(かつおだしなど)、しょうゆ、等
あなごを使った、主菜やお酒のおつまみになる揚げ物料理のレシピ。あなごは包丁の背で表面をこすって、ぬめりを落とすのがポイント。…
レシピを見る#3 あなごの南蛮漬け
あなご(開いたもの・小)、小麦粉、揚げ油、玉ねぎ、しょうが、三つ葉、しょうゆ、みりん、砂糖、等
甘酸っぱくて辛みの効いた漬け汁で食べやすい、あなごの南蛮漬けのレシピ。調理のポイントは、中温の揚げ油でじっくり揚げたあなごを、熱いうちに漬けだれに漬け込むこと。…
レシピを見る#4 煮あなご丼
焼きあなご、温かいごはん
ふっくら食感でお箸がすすむ煮あなご丼です。煮汁に使う昆布水は様々な料理に使えますし、あなごをふっくら仕上げてくれます。…
レシピを見る#5 あなごの柳川風
あなご(開いたもの3尾)、料理酒、ごぼう、ねぎ、粉山椒、しょうゆ、みりん、砂糖
穴子で作る柳川風のレシピ。定番の「柳川風」ですがウナギの代わりに「穴子」を使用することで、あっさりとした味わいになります。…
レシピを見る#6 あなごとドライトマトのわさピンチョス
焼きあなご、ドライトマトのオイル漬け、わさび漬け、フランスパン(輪切り)
あなごとドライトマトをわさび漬けでいただくピンチョスレシピ。一見全く別ジャンルの組み合わせですが、わさびづけのピリッと辛く、爽やかな味わいがまとめてくれる一品です。…
レシピを見る#7 こごみとあなごのわさびマヨネーズ
こごみ、オリーブ油、あなごの白焼き、卵黄、わさび、白ワインビネガー、イタリアンパセリ、セルフィーユ、水菜、等
このレシピはこごみとあなごを使ったわさびマヨネーズの料理です。こごみを塩ゆでして下味をつけ、まろやかな辛さのわさびマヨネーズと一緒にいただきます。…
レシピを見る#8 あなごのちらしずし あなごの蒸しずし
焼きあなご、干ししいたけ、だし、砂糖、しょうゆ、みりん、にんじん、絹さや、サラダ油、等
このレシピは焼きあなごを使ったちらし寿司です。焼きあなごの香ばしさが引き立ち、一品として楽しめます。…
レシピを見る#9 食欲がないときにも! あなごときゅうりの酢の物
焼きアナゴ、白いりごま、砂糖、しょうゆ
このレシピは、焼きあなごときゅうりを使ったさっぱりとした酢の物です。食欲がない時にもぴったりの低カロリーで塩分もほとんどないヘルシーレシピです。…
レシピを見る#10 あなごの棒揚げ
あなご、ししとうがらし、冷水、小麦粉、揚げ油
このレシピはあなごを使った棒揚げ料理です。衣を薄めにつけて食感よく仕上げるため、適温の油で心もち長めに揚げるのがポイントです。…
レシピを見る#11 エリンギとあなごの炊き込みご飯
エリンギ、焼きあなご、だし、みりん、しょうゆ、青柚子(ゆずの皮)
エリンギとあなごのうまみがぎゅっとつまった炊き込みご飯のレシピ。仕上げにふりかける青柚子の皮のすりおろしが香り良いアクセントになります。…
レシピを見る#12 しいたけとあなごの煮物
生しいたけ、あなご、さやいんげん、八方だし、砂糖、しょうゆ、みりん、しょうが
このレシピはしいたけとあなごを使った煮物です。しいたけは天日で干して、うまみを増し、しっかりとした食感になります。…
レシピを見る#13 ごぼうとにんじん、あなごの煮しめ
ごぼう、米のとぎ汁、にんじん、あなご、だし、みりん、しょうゆ
このレシピはごぼうとにんじん、あなごを使った煮しめ料理です。ごぼうは皮をむいて切り、米のとぎ汁で下ゆですると独特の食感が楽しめます。…
レシピを見る#14 あなごときゅうりの酢の物
焼きあなご、きゅうり、青じそ、砂糖、だし、みりん、しょうゆ、しょうが
このレシピはあなごときゅうりを使った酢の物です。きゅうりは塩をふってしんなりするまでおき、水けを絞ります。…
レシピを見る#15 あなご鳴門巻き
あなご、砂糖、しょうゆ、みりん、竹の皮、かたくり粉
このレシピはあなごを使った鳴門巻き料理です。あなごは熱湯にくぐらせ、皮をこそげ、かたくり粉をまぶして巻き、煮汁に漬け込んで味を含ませます。…
レシピを見る#16 あなごちらし
焼きあなご、木の芽、サラダ油
このレシピは焼きあなごを使ったあなごちらしの料理です。特製の昆布酢を使うことで手早く味が決まり、とても便利です。…
レシピを見る#17 甘辛で絶品♪ あなごめし
サラダ油、みりん、しょうゆ、和風顆粒だし、砂糖
ふっくらとしたあなごと甘辛たれがよく合う、あなごめしのレシピ。広島の郷土料理として有名なあなごめしを、ご家庭でも味わえます。…
レシピを見る#18 あなごときゅうりの混ぜずし
だし昆布、合わせ酢《酢、焼きあなご(たれ焼き)、きゅうり、みょうが、炒り白ごま
ささっとできる酢飯のレシピ。昆布だしの効いた酢飯に焼きあなごやきゅうりなどを混ぜ込んだおすしです。…
レシピを見る#19 あなごごはん
あなご(生開いたもの)、だし汁、砂糖、みりん、しょうゆ、きゅうり、青じそ、糸三つ葉、炒り白ごま、等
あなごを使ったレシピ。下処理として、あなごに熱湯をかけぬめりと臭みを取ります。…
レシピを見る#20 家族がお気に入り!5分で鰻巻きのような♡あなごの蒲焼き卵焼き
あなごの開き、醤油、サラダ油
卵焼きの中にあなごの蒲焼きを混ぜた副菜のレシピ。あなごの開きはあらかじめ焼いておくことで、香ばしくふっくらとした食感に。…
レシピを見る最後に、あなごの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「あなご」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 146 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | Tr | g | |
└糖質 | 4.2 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 17.3 | g | 多い |
脂質 | 9.3 | g | 普通 |
「あなご」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 35 | % | 特になし |
水分 | 72.2 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | 140 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.4 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「あなご」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 150 | mg | 普通 |
カリウム | 370 | mg | 多い |
カルシウム | 75 | mg | 多い |
マグネシウム | 23 | mg | 普通 |
リン | 210 | mg | 多い |
鉄 | 0.8 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.7 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.20 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 15 | μg | 多い |
セレン | 39 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 500 | μg | 多い |
└α-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン | (0) | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | (0) | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 500 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.4 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.3 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.14 | mg | 普通 |
ナイアシン | 3.2 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.10 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 2.3 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.86 | mg | 多い |
ビオチン | 3.3 | μg | 多い |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
試料: まあなご/廃棄部位: 頭部、内臓、骨、ひれ等
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。