このページでは、菓子のずんだあんを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ずんだあんのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはずんだあんの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 190 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (36.6) | g | |
└糖質 | (35.2) | g | 普通 |
└食物繊維 | (2.5) | g | 多い |
たんぱく質 | (6.3) | g | 普通 |
脂質 | (3.4) | g | 普通 |
食塩相当量 | (0.2) | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、菓子分類に所属する正式名称「<和生菓子・和半生菓子類> ずんだあん」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ずんだあんがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ずんだあんはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:Eレシピ
ずんだあんとは?どんな食材?
ずんだあんとは、日本の伝統的な菓子であり、主に抹茶を使用した甘いペースト状の具材です。この菓子は、主に東北地方の特産品として知られており、その特徴的な緑色が目を引きます。
ずんだあんの主な食材
1. 抹茶
ずんだあんの主成分は抹茶です。抹茶は、茶葉を粉末状にしたもので、濃厚な香りと苦味が特徴です。抹茶は、茶道や和菓子作りに広く使用されており、ずんだあんにも独特の風味を与えています。
2. えんどう豆
ずんだあんには、えんどう豆も使用されます。えんどう豆は、日本の代表的な豆であり、そのまま食べるだけでなく、和菓子や料理の材料としても利用されます。ずんだあんには、えんどう豆を茹でて潰し、ペースト状にしたものが加えられます。
3. 砂糖
ずんだあんには、甘さを加えるために砂糖が使用されます。砂糖は、ずんだあんの甘さを引き立たせる役割を果たし、抹茶とえんどう豆の苦味を程よくまろやかにしています。
ずんだあんの特徴
ずんだあんは、抹茶とえんどう豆の組み合わせにより、独特の風味と味わいを持っています。抹茶の濃厚な香りと苦味が、えんどう豆のまろやかな甘さと相まって、和菓子としての魅力を引き立てています。また、緑色が特徴的であり、見た目にも華やかさを与えています。ずんだあんは、和菓子の一種として、日本の伝統文化を感じさせる味わいと美しさを楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はずんだあんがダイエットにどう役立つか説明します!
ずんだあんはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
1. 食物繊維の摂取源として役立つ
ずんだあんは可食部100gあたりに2.5gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は食事の満足感を高めるため、過食を防ぐ助けにもなります。ずんだあんを摂取することで、食物繊維の摂取量を増やし、健康的な腸内環境を維持することができます。
2. 低カロリーで満足感のあるスイーツとして適している
ずんだあんは可食部100gあたり190kcalと、比較的低カロリーです。また、糖質も普通の範囲であり、食物繊維の含有量も多いため、満腹感を得ることができます。これにより、ずんだあんを摂取することで、低カロリーながらも満足感のあるスイーツとして楽しむことができます。ダイエットや健康的な食事を心掛けている方にとって、ずんだあんは良い選択肢となるでしょう。
3. 塩分の摂取量を抑えたい方にも適している
ずんだあんは可食部100gあたり0.2gの塩分を含んでいます。塩分の摂り過ぎは高血圧や体の水分バランスの乱れなどの健康リスクを引き起こすことがあります。ずんだあんは塩分の摂取量が普通の範囲に収まっており、塩分を抑えたい方にも適しています。健康的な食事を心掛ける際には、塩分の摂取量にも注意が必要ですが、ずんだあんを選ぶことで塩分摂取を抑えることができます。
おすすめ:ずんだあんのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ずんだあんに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:Eレシピ
1. ミネラル豊富な食材
ずんだあんは、マグネシウム、鉄、銅、マンガンなどのミネラルが多く含まれています。特にマグネシウムや鉄の含有量は多いです。これらのミネラルは体内の機能や健康維持に重要な役割を果たしており、ずんだあんを摂取することでこれらの栄養素を補給することができます。
2. ナトリウムやカリウムのバランスが取れている
ずんだあんに含まれるナトリウムとカリウムの量は、普通の範囲内に収まっています。ナトリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能に関与しています。一方、カリウムは血圧の調節や心臓の健康維持に重要です。ずんだあんを摂取することで、これらのミネラルのバランスを取りながら栄養を摂ることができます。
3. ヨウ素やセレンなどの微量元素は含まれていない
ずんだあんにはヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなどの微量元素は含まれていません。これらの栄養素は体内で僅かしか必要とされないため、ずんだあんを摂取してもこれらの栄養素を補給することはできません。そのため、これらの栄養素を摂取するためには他の食材とのバランスを考えた食事が必要です。
ずんだあんに含まれるビタミンを解説!
引用元:ニッスイ
1. ビタミンAの特徴
「ずんだあん」に含まれるビタミンAは、レチノールは0 μgであり、ほとんど含まれていません。一方、α-カロテンは26 μg、β-カロテンは140 μg、β-クリプトキサンチンは4 μg、β-カロテン当量は160 μgと、これらの成分は多く含まれています。また、レチノール活性当量は13 μgで、普通の範囲です。
2. ビタミンEの特徴
「ずんだあん」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.3 mgで、普通の範囲です。一方、β-トコフェロールは0.1 mg、γ-トコフェロールは3.2 mg、δ-トコフェロールは1.2 mgと、これらの成分は多く含まれています。
3. その他のビタミンの特徴
「ずんだあん」にはビタミンKが18 μg、ビタミンB1が0.13 mg、ビタミンB2が0.07 mg、ナイアシンが0.6 mg、ビタミンB6が0.04 mg、パントテン酸が0.25 mg、ビタミンCが8 mg含まれています。これらの成分は多く含まれており、特にビタミンCは多い量が含まれています。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はずんだあんの使用例としてレシピをご紹介します。
ずんだあんを使ったレシピ17選!
#1 ずんだあんの白玉団子
枝豆、砂糖、白玉粉
このレシピは枝豆を使ったずんだあんの白玉団子です。枝豆をゆでてペースト状にし、白玉団子と和えることで、色鮮やかで華やかな一品が完成します。…
レシピを見る#2 優しい甘さともちもち感! 白玉だんごのずんだあん
白玉粉、砂糖、熱湯
優しい甘さが口に広がる、枝豆を使ったずんだあんのレシピ。もちもちとした食感の白玉だんごに、鮮やかな緑色のずんだあんをのせて食べれば、甘く風味豊かな味わいを楽しむことができます。…
レシピを見る#3 ずんだあんのおやき
強力粉、薄力粉、お湯、サラダ油、枝豆、砂糖、白花豆、甘納豆
このレシピは枝豆と白花豆を使ったずんだあんのおやきの作り方です。甘納豆を包み込んだ、色鮮やかなおやきは見た目も美しく、食欲をそそります。…
レシピを見る#5 ずんだ白玉
塩あじえだ豆」、砂糖、白玉粉
鮮やかなグリーンが食欲をそそる、冷凍枝豆を使った手軽に作れるずんだ白玉です。ずんだあんは枝豆に砂糖と塩を加え、粒感が残る程度に練り上げます。…
レシピを見る#6 ずんだ道明寺(枝豆あんのせ団子)
枝豆(さやつき)、道明寺粉、砂糖、砂糖
ずんだあんを道明寺団子の上にのせたレシピ。大人気のずんだあんを枝豆から手作りしてみましょう。…
レシピを見る#8 風味抜群♪ ずんだチーズ大福
砂糖、片栗粉、白玉粉
このレシピはずんだとクリームチーズを使った大福です。ずんだあんはレンジで簡単に作ることができ、もちもちの食感が楽しめます。…
レシピを見る#10 ずんだ白玉
枝豆、砂糖、白玉粉
このレシピは枝豆を使った「ずんだ白玉」の作り方です。ずんだは東北から北関東の伝統食で、砂糖で甘みをつけた「ずんだあん」のスイーツが有名です。…
レシピを見る#11 いちごのごま餅
白玉粉、タピオカスターチ、グラニュー糖、バター、ずんだあん、いちご、いりごま、サラダ油、揚げ油、等
このレシピはいちごを使ったごま餅の和菓子です。タピオカスターチやグラニュー糖、バター、水を混ぜ合わせて生地を作り、丸めたらのばして中にずんだあんといちごを入れます。…
レシピを見る#12 くせになる優しい甘さ♪ なめらか食感のずんだもち
白玉粉、砂糖
冷凍枝豆と白玉粉を使った簡単に作れるずんだもちのレシピ。少ない材料でできるので手軽に作れます。…
レシピを見る#13 ふるふる豆乳あんソース
豆乳、生クリーム、グラニュー糖、粉ゼラチン、ゆで小豆、ずんだあん、牛乳、きな粉
このレシピは豆乳を使ったふるふる豆乳あんソースの作り方です。豆乳と生クリーム、グラニュー糖、粉ゼラチン、水を使って、とろけるような柔らかさが美味しい和のデザートを作ります。…
レシピを見る#14 ずんだ白玉ずんだトースト
枝豆、砂糖、ずんだあん、食パン、白玉粉
手づくりずんだ餡を使った、ずんだトーストと白玉のレシピ。枝豆は柔らかくなるまでしっかり茹で、丁寧に薄皮を取り除くことがなめらかな餡を作るコツです。…
レシピを見る#16 かりんとう饅頭
粉黒糖、お水、重曹、薄力粉、こしあん、ずんだあん、甘栗
お家でつくるかりんとう饅頭のレシピ。ホクホクとした優しい甘さのこしあんと、風味豊かなずんだあんを存分に楽しむことができるおかしです。…
レシピを見る#17 白玉のずんだあえ
白玉粉、枝豆(さやつき)、砂糖
白玉団子にずんだあんをトッピングした簡単スイーツです。茹でた枝豆を砂糖と塩で練り上げて作るずんだあんは、小豆を炊くよりもスピーディーに作れて彩りも楽しめます。…
レシピを見る最後に、ずんだあんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ずんだあん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 190 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (36.6) | g | |
└糖質 | (35.2) | g | 普通 |
└食物繊維 | (2.5) | g | 多い |
たんぱく質 | (6.3) | g | 普通 |
脂質 | (3.4) | g | 普通 |
「ずんだあん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (52.7) | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (1.0) | g | 普通 |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | (0.2) | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「ずんだあん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (87) | mg | 普通 |
カリウム | (270) | mg | 普通 |
カルシウム | (42) | mg | 普通 |
マグネシウム | (40) | mg | 多い |
リン | (94) | mg | 普通 |
鉄 | (1.4) | mg | 多い |
亜鉛 | (0.7) | mg | 普通 |
銅 | (0.20) | mg | 多い |
マンガン | (0.41) | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | (26) | μg | 多い |
└β-カロテン | (140) | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | (4) | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | (160) | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | (13) | μg | 普通 |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0.3) | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | (0.1) | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | (3.2) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (1.2) | mg | 多い |
ビタミンK | (18) | μg | 多い |
ビタミンB1 | (0.13) | mg | 多い |
ビタミンB2 | (0.07) | mg | 普通 |
ナイアシン | (0.6) | mg | 普通 |
ビタミンB6 | (0.04) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.25) | mg | 普通 |
ビオチン | 0 | μg | 無し |
ビタミンC | (8) | mg | 多い |
別名:ずんだ
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。