このページでは羊羹のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
羊羹のカロリーは289kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ヤマサ
羊羹の可食部100gあたりのカロリーは、289kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中360位です。これは多い順にすると上位22%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「菓子」ジャンルので羊羹のカロリーを評価すると、137件中84位です。これは上位から61%に位置するカロリーで、評価は「やや低い」となります。
カロリー | 289Kcal |
全体での評価 | 360位 / 1592件中(上位22%…高い) |
「菓子」ジャンル内での評価 | 84位 / 137件中(上位61%…やや低い) |
羊羹はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ羊羹のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:Nadia
なぜ羊羹のカロリーは高いのか?
羊羹は、可食部100gあたり289kcalという高いカロリーが特徴です。その理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質が多い
羊羹は糖質が67.4g含まれており、他の食材と比較すると非常に多いです。糖質はエネルギー源として働きますが、摂りすぎると体内に蓄積され、肥満の原因となる可能性があります。羊羹の高い糖質量が、その高カロリーの要因の一つと言えます。
食物繊維が多い
一方で、羊羹には食物繊維が3.1g含まれています。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を与える効果がありますが、羊羹の場合はその量が多いとは言えません。そのため、食物繊維がカロリーを抑える要因とはなりにくいでしょう。
タンパク質と脂質が低い
羊羹にはタンパク質が3.6g、脂質が0.2g含まれています。これらの量は比較的低いと言えます。タンパク質は筋肉の材料として重要ですが、羊羹にはそれほど多く含まれていないため、エネルギー源としてのカロリーには寄与しません。同様に、脂質も少ないため、カロリーに大きく影響を与えることはありません。
以上の栄養データから、羊羹のカロリーが高い理由は、主に糖質の多さによるものと考えられます。糖質の多さが、エネルギー源としてのカロリーを高めているのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「羊羹」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (67.4)g | 4 | 269.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (3.1)g | 2 | 6.2kcal |
たんぱく質 | (3.6)g | 4 | 14.4kcal |
脂質 | (0.2)g | 9 | 1.8kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「羊羹」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、269.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
羊羹は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
羊羹は、低糖質ダイエットに使える?
羊羹は、糖質量が67.4gで、菓子の中では比較的高い糖分を含んでいます。そのため、「羊羹は低糖質ダイエットに不向き」と言われています。
糖質制限の重要性
低糖質ダイエットは、血糖値の急激な上昇を抑えることで、体脂肪の蓄積を防ぐ効果があります。糖質は、体内でブドウ糖に分解され、エネルギーとして利用されます。しかし、摂りすぎると余った糖質は脂肪として蓄積されてしまいます。そのため、糖質制限はダイエットにおいて非常に重要な要素となります。
羊羹の糖質量
羊羹は、砂糖や水飴を主成分としており、糖質量が67.4gもあります。一般的な羊羹の1本(約100g)を食べると、糖質摂取量は約67.4gになります。これは、低糖質ダイエットを行っている人にとってはかなり高い数値です。
代替品の選択
低糖質ダイエットを行っている場合、羊羹の代わりに糖質の少ないスイーツを選ぶことが重要です。例えば、糖アルコールを使用した羊羹の代替品や、果物を使った低糖質のデザートなどがあります。これらの代替品を選ぶことで、糖質摂取量を抑えることができます。
まとめ
羊羹は、菓子の中でも比較的高い糖質量を含んでいます。そのため、「羊羹は低糖質ダイエットに不向き」と言われています。低糖質ダイエットを行っている場合は、羊羹の代わりに糖質の少ないスイーツを選ぶことが重要です。糖質制限を意識しながら、バランスの取れた食事を心がけることがダイエットの成功につながります。
羊羹は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
羊羹は、低脂質ダイエットに使える?
羊羹は、伝統的な日本の和菓子であり、多くの人々に親しまれています。しかし、ダイエット中の人々にとっては、羊羹が適しているかどうか疑問に思うかもしれません。そこで、今回は羊羹の脂質含有量を調査し、低脂質ダイエットにおける効果について考えてみたいと思います。
羊羹の脂質含有量は0.2g
まず、羊羹の脂質含有量を確認しました。調査の結果、羊羹100g当たりの脂質は0.2gであることがわかりました。この数値は非常に低く、低脂質ダイエットに適していると言えます。脂質は、エネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると体重増加の原因になることもあります。そのため、ダイエット中の人々にとっては低脂質食品の選択が重要です。
羊羹は低脂質ダイエットに特に効果的
羊羹は、低脂質ダイエットに特に効果的な食品と言えます。脂質を制限したい人々にとって、羊羹は優れた選択肢となります。低脂質でありながら、甘さを楽しむことができるため、ダイエット中でも食べることができます。また、羊羹は食物繊維も含まれており、腸内環境の改善にも役立ちます。腸内環境が整っていると、消化や代謝がスムーズに行われるため、ダイエット効果が高まると言われています。
まとめ
羊羹は、低脂質ダイエットにおいて効果的な食品であることがわかりました。脂質を制限したい人々にとって、羊羹は優れた選択肢となります。低脂質でありながら、甘さを楽しむことができるため、ダイエット中でも食べることができます。また、食物繊維も含まれており、腸内環境の改善にも役立ちます。羊羹を上手に取り入れることで、健康的なダイエットを実践することができます。是非、羊羹を取り入れてみてください。
最後に、羊羹の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「羊羹」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 289 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (69.9) | g | |
└糖質 | (67.4) | g | 多い |
└食物繊維 | (3.1) | g | 多い |
たんぱく質 | (3.6) | g | 低い |
脂質 | (0.2) | g | 低い |
「羊羹」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (26.0) | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.2) | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「羊羹」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (3) | mg | 低い |
カリウム | (24) | mg | 低い |
カルシウム | (33) | mg | 普通 |
マグネシウム | (12) | mg | 普通 |
リン | (32) | mg | 低い |
鉄 | (1.1) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.4) | mg | 普通 |
銅 | (0.09) | mg | 普通 |
マンガン | (0.30) | mg | 多い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | (Tr) | μg | 無し |
モリブデン | (22) | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0.5) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (1.4) | mg | 多い |
ビタミンK | (3) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.01) | mg | 低い |
ビタミンB2 | (0.02) | mg | 低い |
ナイアシン | (Tr) | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.03) | mg | 低い |
ビオチン | (0.9) | μg | 普通 |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。